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| 旅の始まりは直江津駅。直江津は、古くは東西の接点として江戸時代には北前船の寄港地として重要な役割を担ってきました。明治以降は海陸交通の要衝として、北海道や大陸からの輸出入港として発展してきた町で、現在もその町並みには懐かしさが感じられます。 町中を通り、海の方へ向かって歩いていくと、関川河口近くに安寿と厨子王の供養塔が建っています。森鴎外の小説『山椒太夫』の中で、一行が人買に売られる今津とは直江津のことといわれ、ここで母は佐渡へ、安寿と厨子王は西国へと売られていきます。供養塔は小さく、ひっそりと佇み、往時の悲哀を感じさせます。供養塔の目の前には日本海が広がり、地元の憩いの場である船見公園が見えます。公園内には小川未明『赤いろうそくと人魚』を題材にした人魚の像が建ち、ろうそくを両手に持ちながら、遠く海を見つめています。 |
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