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楞厳寺禅林記録

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印刷用ページを表示する 掲載日:2022年10月27日更新

楞厳寺禅林記録(画像)
楞厳寺に伝わる、禅の学問書、禅林記録

  • 名称:楞厳寺禅林記録
  • (名称ふりがな)りょうごんじぜんりんきろく
  • 指定:県指定文化財
  • 指定年月日:昭和32年3月29日
  • 種別:書跡・典籍
  • 地域:柿崎区
  • 所在地:上越市柿崎区芋島2727
  • 所有者等:楞厳寺

微証・伝来

 楞厳寺に伝わる禅林記録は、「仏祖正伝菩薩戒作法(ぶっそしょうでんぼさつかいさほう)」、「禅林類聚(ぜんりんるいじゅう)」、「出家略作法文(しゅっけりゃくさほうぶん)」、「永平寺家寮箴規(えいへいじかりょうしんき)」からなります。楞厳寺は、天文3年(1534年)に上杉謙信の重臣、柿崎和泉守景家が、謙信の師である春日山林泉寺第六世の天室光育(てんしつこういく)を招いて創建したと伝えられる曹洞宗寺院の古刹で、本山である永平寺からの名僧や仏典などの交流も数多く伝えられています。

 「仏祖正伝菩薩戒作法」(1巻)は、林泉寺の開祖、曇英慧応(どんえいえおう)による、嗣法(しほう、弟子が師の法をつぐこと)儀式における伝授等の事柄を記したものです。

 「禅林類聚」(15巻)は、中国元代の天寧万寿禅寺(てんねいばんじゅぜんじ)の善俊和尚が、仏祖の語録を集めて門人たちにしめしたもので、20巻中5巻を欠いていますが、いわゆる五山版(京都の五山を中心とする禅院から出版された禅籍)として珍重されたものです。天室光育による書入れがあります。

 「出家略作法文」(1巻)は、曇英慧応伝授本を天室光育が文明年間(1469~1487年)に書写したもので、「永平寺家寮箴規」(3巻)は曹洞宗の開祖、道元が62箇条からなる修行生活の規範を示したものを、天文11年(1542年)、天室光育71歳の時に筆写したものです。

 これらは、楞厳寺の歴史を伝えるとともに、開山以来、この地で禅の教えとともに学問を重んじていたことを伝える、貴重な資料といえます。

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〒943-8601 新潟県上越市木田1-1-3電話:025-526-5111Fax:025-526-6111

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