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市役所木田第2庁舎の火災に伴う村山市長記者会見(平成29年8月9日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年8月30日更新

日時:平成29年8月9日(水曜日) 午後2時30分~3時
会場:市役所401会議室

質疑概要

(市長) 
 
急な会見になりまして申し訳ございません。よろしくお願いいたします。

 このたび発生致しました上越市木田第2庁舎の火災につきましては、警察の情報では放火の疑いもあり、捜査を進めているとのことでございます。このことが事実であれば、本当に強い憤りを感じるところでありまして、今後も警察の調査には積極的に協力して参りたいと考えております。

 また、これまでのところ40件を超える市民の皆さんをはじめとする多くの方々から、お見舞いをいただきました。心から御礼を申し上げたいと思いますし、ご心配いただいたことに心から感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

 ご案内のとおり、市役所木田第2庁舎の火災によって当該庁舎での執務が困難となりましたことから、現在、第1庁舎の402、403会議室などに仮設事務所を設置しながら、業務を継続しているところでございます。今後、市民サービスをより安定的に提供するとともに、適切な執務環境を整えるためにも、新たに事務所を移転し、そして中期的にはそこで執務をするということに早急に取り組みたいと思っております。

 新たな移転先の検討にあたっては、各課等の業務内容を精査しながら、市民の皆さんや事業者の皆さんへの影響を考慮して検討進めたところでございます。移転先の詳細はお手元に配布いたしました資料のとおりですが、来週中に引っ越し作業を完了し、8月21日の月曜日から新たな移転先での業務をスタートさせたいと考えております。

 なお、今回の移転配置は中期的な措置ととらえておりまして、まずは今年度末を目途に、改めて庁内各課等の業務内容や市民サービスへの影響などを精査しながら、効率的・効果的な配置の検討を進めてまいりたいと思います。また、必要な執務スペースの確保の観点からも、長期的に考えた場合の庁舎のあり方について検討することが必要だと考えているところでございます。いずれにしても、この火災が市民の皆様に与える影響は大きいと思いますし、我々も執務する場所である庁舎を一部失ったということについては、本当に残念に思います。繰り返しますけれども、もしそれが放火のようなことであれば強い憤りを持っております。このことを市民の皆様にお伝えしながら、これからもしっかり対応してまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。私からは以上でございます。

(記者) 
 配布資料の中のその他の課等の中にある農林水産整備課については、玉突きの影響という感じがしますが、生活環境課については今回の被災とは関係ない新クリーンセンターの稼働に伴うものということで、タイミングとしては同じになるということでしょうか。 

(市長) 
 タイミングは若干ずれるかと思います。システムの配線を整備し、10月から生活環境課が移転する予定だったのですが、そのことを少しでも早められないかということがあります。それが一点です。

 もう一つの農林水産整備課のスペースですが、実は庁舎管理をすべき用地管財課が分庁舎にいたというのも、私自身の配置のミスだなと思っていまして、この用地管財課という庁舎管理を行う課を第1庁舎の中に設置したいということで、今回、農林水産整備課の執務環境を変えて対応することにしました。生活環境課と農林水産整備課のスペースが少し動くことによって、今回の状況を作ったということです。

(記者) 
 
先ほど市長がおっしゃったように今回の措置は中期的ということで、長期的なことについては、今年度末を目途にというお話でしたが、前の会見でも触れたかもしれないのですが、建て替えを考えていくのかどうかをまず教えてください。

(市長) 
 今ある庁舎に分散してできるかどうか、市町村合併の中で13区の総合事務所で空きスペースも随分あったり、それと今お話いただいたように同じようなものを建て替えるというような議論も出てくるかと思いますので、そのことを検討したいと思っています。いずれにしても、新しいものになりますと財政的な状況もあり、財源を考えていかなければいけないと思っていますので、そのことを含めて先ほど検討とお話したのですが、その詰めが必要だろうと思っています。

 先般も記者会見の中で、今の庁舎が使えるか使えないかというお話がありましたが、専門家なり関係する皆さんにチェックしてもらった段階では、鉄骨の傾きがあったり、燃えた匂いも随分断熱材の中に入っていて、環境的には良くないということです。使うとすれば、すべて外側を外して骨組みだけにしてということですが、あのような建物ですから建築基準法に定められた基準にどれだけ合致するかとか、色々な制約も出てくると思います。業者の皆さんに検討してもらっていますから、検討結果を見ながら考えていく必要があると思います。今回の事務所の配置換えによって当分の間はこれで凌いで、その先を検討していきたいと考えております。

(記者) 
 冒頭の話の中で、40件を超えるということをおっしゃっていたのですが、内容が聞き取れなかったのですが。

(市長) 
 お見舞いです。市民の皆さんをはじめとしてお見舞いで来庁いただいたとか、お見舞金を持ってきていただいた方もおられますし、電話での励ましもありました。そのことを整理したら、40件を超える市民の皆様を始めとする声が上越市に届いたということがありましたので、心から感謝申し上げたいとお話したところでございます。

(記者) 
 職員も立ち会われたかどうかわかりませんが、実況見分の状況等は警察マターだと思うのですが、市役所の方で分かる範囲で明らかになった点、ありましたらお願いします。

(市長) 
 今のところは警察にお任せする状況ですが、警察の関係者の皆さんのぶら下がり取材の中では、放火というものの疑いもあり、捜査を進めているというお話があったとのことです。我々が直接そこからお聞きしたわけではありませんが、そのような発表があったと聞いているので、私どもは積極的に協力しながら、早く捜査が進むことを期待しているところであります。

(記者) 
 長期的なことなのですが、先ほど市長が13区の空きスペースを考え、そこに移るということもありえるというニュアンスだと思うのですが、上越市は本所・支所方式ですよね。そうすると13区のスペースにするということは機能分散というか、分庁舎にするという考えもあるということでしょうか。

(市長) 
 例えば、国勢調査を担当する係だとか、行政の資料を収集する係を木田庁舎から離れた所に設けることがありますので、そのことをイメージしながら当面はそういったことも必要かと思いますが、今回はこの庁舎と教育プラザを一部使って対応できるようになりました。本来ならば、教育プラザの施設を使う時には会議室になっているものを変えれば色々な手続が必要だと思いますが、その手続も含めて整理をしていくには少し時間がかかるので、そういう選択肢もあるということです。抜本的にはきちっとしたものにする必要があると思いますが、その先の備えみたいなもの、予定みたいなものを検討するには、少し時間がいるということで、とりあえずということでお話したわけであります。

(記者) 
 今回は、焼失した第2庁舎の中に入っている部署の移転なのでしょうけれども、ついでと言ってはなんですが、機能的により市長部局を固めてしまって、配置をもう一回根本的に考え直す余地というのはあるのでしょうか。時間的なものを含めて。

(市長) 
 
多分、中長期的に5年も10年もという事になりますと、仕事の量が減ってくるか、それとも職員の状況がどうなるかという業務の形態によると思いますが、2,000人という職員、それから区の事務所、保育園を含めて非常勤職員の皆さんを入れると3,500人から3,600人になる職員が働いている職場です。個々の職場がどこにあるのが一番望ましいのかという事の再配置を、前回、13区の総合事務所で実施したわけでありますが、今回は8課87人の皆さんを新しい場所に配置しなければいけないという状況です。物理的には本当に厳しいもので、会議室をつぶさなければいけない、ガス水道局の会議室を借りなければいけない、教育プラザにも移転しなければいけないということが生じています。この状況をこのまま長くやっていけるかどうかというのは少し読まなければいけません。長期的に見れば、そのことも解消しながら、しっかりとしたものにしていく必要があると思います。今回も先ほどもお話しましたように、用地管財課という財産を守る所管課が被害にあったわけですので、この課をセキュリティーの高い第1庁舎の中に入れながら若干の配置換えをすることと、クリーンセンターができることによって生活環境課が移ることになっていましたので、そのスペースが空くという時期が大体一緒だったものですから、うまく調整しながら、とりあえず埋められたということです。

 監査委員事務局は、議会事務局の第3委員会室に配置を願うわけでありますので、非常に異質な状況で長続きするような状況ではないと思いますから、早いうちにどうするかという検討をしたいというのが今の気持ちであります。

(記者) 
 放火の疑い、放火の可能性ということなのですけど、不審な電話ですとか不審な行動等、心当たりはありませんでしょうか。

(市長) 
 総務管理部を通じて、そういったトラブルのようなものについて関係の職員を含めて聞き取りがされていますけれど、私が聞いているところではいずれの課においてもそのようなことは無かったと聞いています。最近の話が特に重要かと思いまして、小さな事でもというような指示をしましたけれども、個人的なトラブルも仕事上のトラブルもあったということは聞いていません。

(記者) 
 防火対策ですが、プレハブということですのでどの程度しっかりしたものができていたかわかりませんけども、防火の面での対応・対策はいかがだったでしょうか。

(市長) 
 第2庁舎は機械警備になっていました。第3庁舎は機械警備ではなく、守衛さんが巡回する警備であります。今回、第3庁舎に入る事務所も出てくるのですが、線路側の方からガラスを割られたりしても、わからないといった状況が今まであったということが判明しました。ですから防犯カメラ、セキュリティーの確保に早急に取り組まなければいけないということが今回の点検によってわかりましたので、機械警備も含めて、第3庁舎も新しくセキュリティー対応とすることにしました。

 ですから、今までの状況は守衛さんが廻って異常がないかを確認する状況です。今回の事例は今後もあり得るということですので、我々はしっかり財産を守る必要があると思います。防犯カメラ、機械警備を整備し庁舎内全体を管理していく必要があると思っています。信用しないということではなく、こうした社会の中で庁舎にもそういうものが必要になってくるという非常に残念な部分もありますが、実際に被害はあってはならないことなので、今回、防犯の対策は取らせていただくことにしました。

(記者) 
 防犯カメラと機械警備は、第2庁舎と第3庁舎ができていなかったということですか。

(市長) 
 第2庁舎と第3庁舎は防犯カメラはありませんでしたので、今回を契機にしながら、整備をするというふうに考えております。

 第3庁舎は機械警備も無かったですから、守衛さんがカギをかけて確認するという状況であり、駅の線路側を見ると本当に誰もいないわけです。そういうことを考えると危なかったと思いますので、その辺のことも今回手を付けるということで指示をさせてもらいました。 

(記者) 
 
機械警備とは警備会社の装置ということでしょうか。

(市長) 
 今回のものも警備装置があって、そして110番通報があり、そしてまた119番の通報があったと聞いていますので、それと同じ警備を第3庁舎にすると。それと同時に防犯カメラも整備をすると決めたところであります。

(記者) 
 第1庁舎はいかがですか。

(市長) 
 第1庁舎警備員がいて、内部的に巡回することもあり、機械警備というのは実質的に無理だと思います。ですので今の守衛さんによる警備と同時に防犯カメラは必要だと思っておりますので、防犯カメラについては今回取り入れることに決めたところであります。

(記者) 
 いつから入れる予定ですか。 

(市長) 
 補正予算等含めて9月の議会に提案する予定ですし、金額的なものも今詰めています。詰めたものも含めて整理したいと思っていますが、早いうちに話をしないといけないですし、議会にも予算の関係でご了解いただくことになると思います。今の段階では、9月議会の補正予算の中に今回の火災のものは一切入っていませんので、これを積み上げて追加しながら、補正予算の中に組み込んで要求する予定としています。もう2~3日のうちにはその整理も終わると思います。

(記者) 
 第2庁舎にはスプリンクラーが無かったということなのですけれども、それは無くてもよかったのでしょうか。

(市長) 
 合併前の平成16年度に整備した建物でございまして、庁舎として利用したのですが、その時は建築基準法の対象物件ですので、その法定の許可は取っていると思いますから、その中では必置ではなかったんだろうと理解しています。建築基準法上の規定の審査は受けていますので、必置であればその時に必要だと思いますが、プレハブといっても堅固な建物として認められた基準法上の建物だと思いますので、必置ではなかったのではないかと思います。

(記者) 
 前回の会見では直後ということで明らかになっていなかった第2庁舎の被害状況ですけれど、行政資料ですとか備品財産類はどの程度の被害があったか教えてください。

(市長) 
 被害にあった1階には用地管財課、契約検査課、農業委員会、中部まちづくりセンターがあったのですが、契約検査課の課長が先ほど決裁に来ましたけれども、決裁する書類そのものがまだ火事の匂いがするものでした。入札が滞りなく行われるようにしなければいけないわけです。そのことを踏まえると、契約検査課の中の書類というのは一部水に濡れたり、少し焼失したものがあるということですが、個々にどれだけのものがあって、どれだけのものが焼失したのかという整理は必要で、各課がその作業に入っているのだろうと思います。今は運び込んだだけで、契約検査課の職員の話ですと、日向に干さないといけないものも随分あるということも言っておりましたので、そういうものが終わった段階で、整理が必要になるかなと。パソコンの中に入っているものはバックデータとして保存されていますので、それは大丈夫だと思いますけれど、紙ベースでしかないものも中にはあると思います。そういったものが今後明らかになってくるかと思っていますし、職員には鋭意努力してその整理をしてほしいと指示をしたところであります。  

(記者) 
 
第1庁舎は確か昭和51年からだと思うのですが、第1庁舎の防火対策は大丈夫ですか。

(市長) 
 
昨年、新聞に消防訓練をしない庁舎の中に上越市の名前が出ました。十数年も消防訓練をしていないということでしたが、これは冒頭でお話したように、庁舎が燃えるということはないという前提で我々はどこかで考えていたものと思います。昨年、消防訓練を十何年ぶりで行ったということもありますので、これからは庁舎を別々にしながらも、防火ということと、いざという時にどういう行動をとるのかということを訓練の中にしっかりと生かせればと思っています。今回の事は残念ではありますけれど、そこから学び取ったものを生かしていく必要があるとつくづく感じたところであります。

 ですから、今の状況の中で防火体制はどうなっているのかということはありますし、漏電関係のものがないかというものもありますので、専門家に聞きながら、どういったところで漏電の可能性が高いとか、そういうのものチェックしてもらうのも必要かと思っておりますので、担当にはその検討をするよう指示も出しました。

 いずれにしても、原因が自然的に出たものなのか、人為的に出たものなのか、警察では放火の疑いがあるということでありますが、自分たちで出来る事だけはきちんとしていきたいと思っているところでございます。

(記者) 
 燃えた第2庁舎については、先ほどの中では周りを外して骨組みだけ使えるかどうかという話がありましたけれども、あそこは全然使えないという前提ではないのですね。

(市長) 
 
今、詳細な調査に入ってもらっていますが、使えないのではないかなと。直せば使えるとは思いますけれども、作るよりも安いか高いかという議論になるかと思いますので、正確なものが出てから判断したいと思います。今の状況では、使えないという事になるのかなという思いをしているところでありまして、次のことを考えなければいけないなというのは先ほどの検討という意味でございます。

(記者) 
 先ほど、入札の事に触れた部分がございましたが、今回の火事によって今段階で入札だとか、それに伴う工事だとか遅れのようなものが発生し得るのかどうか見通しを教えてください。

(市長) 
 契約検査課長とも先ほどその話をしたのですが、今現在進んでいる検査も含めて滞りなく進められるということで報告を受けました。

(記者) 
 今回の事態を踏まえて今後どのように復旧に取り組んでいくのか、改めて市民の皆様へのメッセージという形でお願いできますでしょうか。

(市長) 
 庁舎そのものも含めて、焼失して取り返せないものも随分ありますが、我々職員も市民の皆様に最大のサービスをするという責務を負っています。今回のことが市民の皆様に大きな負担をかけることにならないように、早急に事務所の再配置をしながら、これからも市民の皆さんの求めに応じて行政サービスが提供できる体制を作ったと思いますので、今月21日の月曜日以降は平常業務につけると考えています。無くなった書類等の状況によって、また市民の皆さんにご協力いただくことも多くなるかもしれませんが、その辺のこともお願いしながら対応をしていけると思いますので、ご理解とご協力を賜りたいと思っているところでございます。   

配布資料

 市役所木田第2庁舎に火災に伴う事務所の移転等について [PDFファイル/134KB]

 市役所木田第2庁舎の火災に伴う課等の移転計画 [PDFファイル/69KB]