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村山市長記者懇談会(平成26年10月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年3月31日更新

開催日:平成26年10月30日(木曜日)


(市長)
 10月は100キロマラソンに始まって、花ロード、SAKEまつり、寺町サミット、それから海事・観光立国フォーラムが日本海側で初めて上越市で開かれるなどイベントの多い月でした。季節が変わりますが、安全・安心ということでしっかりと雪に備えることが必要だと思っています。
 ここへきてトキめき鉄道が、条件付ですけれども料金を設定するという報道がありました。新幹線が走ると地域の公共交通も変わってきます。
 また、新年度の予算編成に向けて作業が始まりましたが、総合計画はもちろん、それにつながる行革大綱や財政計画のほか、介護計画や障害者計画も本年度内に策定するということになっていますのでしっかりと取り組みながら、新しい年度に向けた仕込みをしたいと思っています。
 日程もそろそろ決まると思いますので12月議会に備えてということもありますが、これからの準備をするそんな時期と思っているところです。

北陸新幹線と並行在来線について

(記者)
 10月に入って新幹線がらみで陳情にも行かれました。これからダイヤの発表がありますが、12月に向けてこういった活動や主張をしていきたいという具体的なものはありますか。

(市長)
 陳情では太田大臣にお会いすることができました。新幹線が走ることによって地域がどう変わるのか、また地域は何を期待しているのか、きちんと大臣には聞き届けていただいたと思っています。その中で、私は新幹線を使うことで、来年の子どもさんたちの学校の選択も変わってくると話しました。長野に単身赴任している友人からも、3月14日以降は通勤すると聞いています。新幹線は我々の生活に大きな変化をもたらすので、JRの経営戦略的な部分とは別に、地域の生活の中に新幹線を取り込んでいきたいと思っていることから速達型の列車が必要で、お願いをしているという話をさせてもらいました。
 そのような中で3月14日には難しいという話をされながらも、大臣ご自身が頭の中でしっかりと整理したいというお話をされていましたので、我々は新幹線を使って大きく生活が変化してくる中で、またJRにも国にもその動きをきちんと伝えて、我々が使いやすい新幹線のダイヤとなるような取り組みをしていければと思っています。
 ダイヤは12月発表と聞いていますが、市民の皆さんにも生活のビジョン、イメージをきちんと作っていただいて、必要だとすれば新幹線を自分の営みの中に取り込んでもらえたらと思っています。

(記者)
 12月に向けて大きなアクションを今のところ何か考えていますか。

(市長)
 新幹線のダイヤは新幹線だけで済むことではなく、在来線の接続を含めてすべてに影響してくると思いますので、実質的に変更は難しいと思いますが、そのことをきちんと受け止めながらもしっかりと次につながるような取り組みをしていければと思っています。

(記者)
 一方で、在来線の料金も割高になる人たちが出てきます。学校の選択に関わるという部分で、新年度予算前に通学等に使う人たちに対して何らかの補助制度を新設するなどのお考えはおありですか。

(市長)
 私は一昨日から仕事で外へ出ていましたが、情報だけは受けていました。その中には非常に難しいテクニカルなものがあって、皆さんご承知のようにJRとトキめき鉄道が同じような割引をすることとトキめき鉄道だけが実施すること、定期券などというように色々なパターンがあります。私が住んでいる大潟から柿崎や柏崎の高校へ通うのは現状と同じですが、大潟から高田の高校に通学するときは料金が変わるのです。犀潟から乗るか土底浜で乗るか、潟町で乗るかによって変わってくるという非常に複雑な状況になっているので、もう少し整理するよう指示しています。職員もいろいろなパターンがあって難しいと言っていますが、今お話の通学補助をするかしないかという話は、まずそのことを分析してから考えていく必要があると思っています。

(記者)
 例えば何歳以上のお年寄りということでなく、本当に特定の人たちになりますが、補助制度はあり得るのですか。

(市長)
 制度としてあり得るかどうかは別にしても、新幹線が走ることで並行在来線が導入され、JRが残って並行在来線と接続して行き来することによるものですから、ある種特殊な事情だと思っています。その特殊事情を我々行政が市民の皆さんとの関係の中でどう整理するか、どう詰めたらいいかというのは難しいと思っていまして、具体的にもう少し分析してどういう実態になるのかを考えてみなくてはいけないと思っています。
 2年くらい前ですが、柿崎のある団体の人たちと話したときに、多分、高校は柏崎の高校を選択する人が多くなるのではないかと言った人がいるのです。私はそれを聞いたときに、学校を定期券で選ぶわけはないだろうと話したことがあるのですが、今のことを考えると結果的にそういうこともあるかもしれないということです。

(記者)
 検討するのですか。

(市長)
 内容を分析して議論しなければいけないと思います。間違いなく運賃は上がりますので、市民の皆さんに納得いただけるものかどうかという議論もありますが、バスの運賃と同じように会社が設定することで決まるわけで、その辺の内容を分析しながら、どういう手立てがあるか考えることが必要であると思っています。いずれにしても、分析してみないことにはどういう状況なのかわからないです。

(記者)
 その検討は12月にトキめき鉄道の運賃がはっきりしたうえで考えるのですか。

(市長)
 今の話は補助の検討でなく、そのことを含めて市民にどういう影響があるかまず検討しなければならないということです。政策として必要かどうかという議論はその次に出てくるのです。市民の皆さんに対する影響というのは少し計り知れない部分がありますから、判断できない部分があるという意味です。例えば土底浜から妙高高原駅まで行くのに80円割り引かれるとすると、土底浜から直江津までが40円引かれて、直江津から妙高高原駅まで40円引かれる。JRが40円、トキめき鉄道が40円で80円引かれるのではないかと思っているのですが、そのことさえもこれからきちんと聞き取らなければわからないという意味です。

(記者)
 遠くに行くほど影響が少ない。

(市長)
 遠くに行くほど割引率が少なくなるのではないですか。10kmを超えればどんどん安くなるわけですから、新潟から高田へ行くのに1.3倍ということにはならないですから薄まっていくのではないですか。トキめき鉄道が定期券なら柏崎までとか、定期券以外は潟町までとかエリアを決めて物事が整理されるのではないでしょうか。

(記者)
 一般市民からすれば、トキめき鉄道は料金を変えないと言っていたのではないのかということです。JRを跨ぐというテクニカルな話はなかなか伝えにくい話だと思いますが、一般市民からするとJRを跨いでいる場合は1.3倍の値上げになる。トキめき鉄道は必死に交渉し、最大限経営のことも考えて努力した結果、1.3倍になったと自己評価されています。内容については分析中ということですが、平均1.3倍の値上げについて市長はどのような感想をお持ちですか。

(市長)
 トキめき鉄道は、実際にはJRと同じ料金のまま自分のエリア内は上げないわけです。それについては、私はトキめき鉄道が頑張ったと評価しないといけないと思うのです。トキめき鉄道からすれば体力が小さい自分たちの将来を考えると大変だから、JRという大きな企業が徴収している料金よりも運賃を上げたかったでしょうが、結果的に国から800億円近いお金が入ったこともあって、エリアの中では運賃を上げないという選択を決断したのですから、それは非常に良かったと思っていますし、その決断については感謝しなくてはいけないと思います。
 市民の皆さんがこのことをどう理解されたかですけれども、会社が変わることで初乗り運賃が加算され、運賃が上がることについては今までこれだけ議論されてきたので、市民はある程度理解されていたと私は思います。ですが、どれだけ理解を得られるかという議論があると思いますし、具体的にいくらになるのか少し分析しながら話をしていくことが必要だろうと思っています。その分析には、定期券や通勤分がどのくらい割引になって、実際に今とどれくらいの違いになるのかをきちんとお知らせすることも必要だと思っていまして、会社が説明することも大事ですが、我々も在来線が県の3セクに移行することによって生じる部分、信越本線が残ることによって出る部分、そのことを考えなくてはいけないと思っています。

(記者)
 JRとの乗り継ぎの普通運賃が平均で1.3倍、通学定期券・高校については1.2倍、これについてはどう評価されますか。

(市長)
 それは乗り継ぎの関係の中で、両社が判断する部分だと思っています。負担が1.3倍とか1.2倍というのは企業の選択で、上がらないに越したことはないですけれど、そういったものが発表されたと受け止めながら分析したいというのが私の気持ちです。

(記者)
 しなの鉄道は17年前、JRの言いなりで資産を買ったこともあって運賃が相当高いのです。初乗り190円とトキめき鉄道に比べ50円も高い。それから定期にいたっては、今回8割上がってしまう状況で、運賃格差もますます拡大して沿線住民にとっては負担を強いることになるのです。泉田知事がおっしゃっている今回の全国新幹線鉄道整備法の制度設計上の問題の一端だと思うのです。そういうものを市長としてあるいはトキめき鉄道の株主としてどうこれからもっていかれますか。

(市長)
 営業係数を考えれば、経営的にはマイナスの部分を持っている鉄路です。まさにそこだけ見れば赤字になっている、赤字になる可能性の高い部分を地元が引き受ける構図なのです。これが整備新幹線の約束事なのです。
 そう考えると30年間経てば赤字になる積算の中で、知事が国から800億円近い約束を取り付けたということから考えると、私自身は制度的に成り立たない前提で物事が成立していて、不安定なものを制度によって地元が引き受けたことは間違いないと思っています。その中での支援は当然あってしかるべきだと思いますし、地元に全責任を押し付けて地元がうまく運営しなければならないとなるのは難しいと思っています。
 全国の先例は、黒字は北越急行が1つだけプラスになっていますが、3セクで黒字になっているところは基本的にないわけですから、その制度を制度設計の中でみたときにどうやって地域の足、公共の足を守るかというのは、やはり本気になって知恵を出していくなり考えていく必要があると思っています。ただ資金を投入して会社を運営すればいいという意味ではなく、地域の中で鉄道をどう生かしていくか考え方を整理する必要があると思っています。制度的に成り立たないと思います。

(記者)
 先日、月岡であった関連市町村の決議がありましたが、沿線市町村と連携してそういう申し入れは国へも行っていくということですか。

(市長)
 当然そうだと思います。今回の場合は、トキめき鉄道が30年成り立つ話になっていますが、誰もわかりませんから、早く安心できるような制度設計が必要だと思っています。
 しなの鉄道は先行事例がない中で、料金を上げて黒字に近づけて頑張っているわけです。頑張る工夫はしなの鉄道独自のものがあると思います。これから長野から北へ、妙高高原まで来るわけですから、今までのことを考えれば圧倒的に高くなるのです。

(記者)
 黒姫からに関してだけですが、多少、しなの鉄道の努力で安くしています。

(市長)
 制度設計上そうならないわけですから、そうなるような仕組みを作らなければ確実にそうなります。資産をたくさん持つ会社が安定的に経営できないのは非常に苦しいことだと思います。

上越妙高駅の周辺整備について

(記者)
 先日鉄道まつりに参加された市民から、駅はすごくきれいだけれども周りがちょっと殺風景だという率直な感想が聞かれたのですが、改めて上越市として駅周辺をどういうプランで整備され、この現状を市長はどう捉えているか教えてください。

(市長)
 一つの例を言えば燕三条駅はスタートしたときには何もなかったけれども、都市計画上の制約がかかっていたのかわかりませんが、ある種混在した駅前になっています。その混在もいいと思っていますが、上越の場合は地区計画を決めて整備してきたのです。制約をつくり、そこに新しい街を作るという意識よりも西の玄関口としての機能を集約したいと進めてきたのですが、地元の地権者の皆さんのプロジェクトの志向等があって、いろいろな提案があるのも事実です。
 その中で今現実的に引き合いを見ても、新幹線が走ってからその流動を見て決断をしたいという企業も随分あるのです。観光が多ければ観光関係の皆さんが立地することもあるでしょうし、ビジネスが多いようであればビジネスに関する対応も出てくると思います。
 駅機能を生かす場合に、地勢的な部分として北陸・長野・新潟エリアをカバーできる立地、それぞれの企業がメリットを持つような立地が可能だということで、そんな視点で事業所345社にアンケートを行いました。中には、現地を見たいという企業も出てきているので、新幹線が走り高速道路が整備されている交通の結節点、拠点性は、おのずから選択されることになる部分もあると非常に期待しています。流通関係の皆さんが立地するとか、そういう面でのポテンシャルは低くないと思っています。大きな施設が必要ない医療機関は、駅前に一番近いビルの中に入ることも可能ですし、医師が新幹線で通ってくるにも非常に便利です。また上越市には急性期の病院があって、研修医を派遣することでこの地域が選ばれつつあるということを病院長からも聞いていて、メリットもあると思っています。そういうポテンシャルを企業の皆さんによく見ていただいて、選んでいただくことである種拠点になるまちづくりができると思っています。

(記者)
 場所によっては行政がリーダーシップを強く発揮して、住宅地、商用地と一つの街に作り上げていくという例もあるようですが、上越妙高駅においてはそれぞれの自主性に任せるような形でしょうか。

(市長)
 地域の都市計画では、駅前には大きなものが来るようになっていないのです。あそこは商業地域と住居地域になっていますので、基本的には大きな街、集積した街を作る考え方ではないのです。都市計画上、直江津・高田という核にもう一つ核を作ることは、コンパクトシティの中ではありえないと構想の中で整理してあります。新潟県の玄関口としての機能を持たせるという意味合いが非常に強く計画された街で、平成15年、16年頃から上越市は取り組んできたわけです。
 そこに一つ特徴があるとすれば西口に5ヘクタール近い国の史跡が出たということで、これをどう生かすか私も考えています。まだ全体の4~5%しか発掘していませんので、賑わい作りとか学習のフィールドにできないか教育委員会にも話しています。全国の大学の考古学研究室に競ってもらいながら、あそこへ行けば国の遺跡を発掘できるなど、考古学の皆さんのフィールドにできないか学校への声掛けを指示しています。その他は玄関口を作っていくという意識の中で整備し、都市計画もそうなっていると思います。地権者の皆さんは大きなプロジェクトを今構想されていますから、その帰趨もきちんと見なくてはいけないと思っています。

(記者)
 上越市と地権者など、船頭がいるのがちょっとちぐはぐな状況かと思いますが。

(市長)
 計画作りは、地権者の皆さんと2年くらいかけました。地権者の皆さんと行政の間で整備の齟齬はないと思っています。

亡くなられた皆さんをしのんで

(記者)
 川室京子さん、戸北凱惟先生、市川信夫先生と上越市のこれまでを築いてこられた方が相次いでお亡くなりになったわけですが、3人の功績としのぶお言葉があればお聞かせください。

(市長)
 川室京子さんについては、私が県国際交流課にいたことがあることから、市長になった最初のときに私を訪ねて来てくれたのを覚えています。これからの国際交流は一人一人の外国人と向き合い、人となりや文化を地域に取り込み、触発されながら頑張っていくと熱く語ってくれて、私も歓迎のこんにちはや乾杯で終わるような国際交流ではないと話をしました。
 この間、具合が悪いということでお見舞いをしました。川室さんとお話することはできませんでしたが、中国の方が「本当に嬉しかった」と川室さんの言葉を私に伝えてくれました。7月頃だったかと思います。お付き合いは短かったですけれども、私にとっては非常に濃密な国際交流を話すことができた一人でしたので、私もお葬式に寄せてもらいましたが、非常に残念、早すぎると思っています。
 戸北先生は上越教育大学の副学長の頃からのお付き合いで、話は丁寧ですが非常に闊達で、例えば書いた文章や挨拶を本当によく読んでいて、あそこは良かったねと絶えず評論していただいて、私も先生がいると心強いと思っていました。11月1日の「教育の日」を作るために本当に頑張っていただいて、今回発表される合言葉を作った責任者が戸北先生と聞いています。11月1日を迎えずに不慮の事故で亡くなったのは非常に残念で悔しく、非常に早かったと思います。
 市川さんは瞽女の第一人者で、お葬式に寄せてもらいました。非常に芯の強い人で、人に迎合しないで優しく丁寧に自分のことをきちんとお話されるという印象でした。研究熱心で、本当に細やかな研究者だったと思います。瞽女の第一人者が亡くなられて、その後どうなるのか心配もしています。最後に一緒になったのが去年、瞽女の会があって、一緒に向い合わせで座った機会がありました。それが最後でした。具合が悪いと聞いていましたが、気丈で瞽女の講演にあちこちに出かけておられましたから、また元気になられて良かったと思っていたら、突然、入院されて亡くなられたということでした。書き残しの原稿も随分あるのではないかと思いますが、持っておられる卓越した識見をどなたかがきちんと受け継いで世に残してもらえればありがたいと思います。残念です。
 お三方、いずれもここへきて同じ月に亡くなったのは本当に残念であり悔しいと思っています。厳しいことも言われましたけれども、背中を押してもらったと思っています。全員に感謝したいと思います。

高田城百万人観桜会について

(記者)
 これ(観桜会のポスター)は何か意味がありますか。

(市長)
 去年より1か月以上早く作成したということです。観桜会が4月3日に始まった後すぐ、4月5日から長野の善光寺の御開帳になるので、満開の中、新幹線の効果が発揮されるだろうという祈りを込めて1か月前に観光振興課が一生懸命作ったそうです。

(記者)
 以前、コンベンション協会が調査したところでは、観桜会にたくさんの方がいらしても市内では宿泊せず、長野や周辺に流れることが多いということです。今回も善光寺御開帳ですと例年以上にたくさんの方が来られるかと思うのですけれども、宿泊などの受け入れ態勢ですとか、そういったものというのは整備が進んでいるのでしょうか。

(市長)
 この間のSAKEまつりで高田の宿泊施設は満員だそうです。謙信公祭になると鵜の浜温泉まで満員になるのです。ですから観桜会で外から来られる皆さんを受け入れることになるとキャパシティとしても非常に厳しいと思っています。善光寺の御開帳が今年は、多分新幹線効果とかいろいろなことがあれば200万人近く…。

(記者)
 予想では700万人だと。

(市長)
 200万人くらい増えるだろうと。今、600万人くらいでしょ。

(記者)
 前回が670万人で、目標が700万人です。

(市長)
 7年に1回の御開帳のときには観桜会の入り込みが50~60万人くらい増えるのです。本年度が130万人ですから、それに60万人を足せば200万人です。仰るように妙高で泊ったり、善光寺から来てまた善光寺へ帰ることもあるでしょうし、金沢へ行くとか通過地点になる部分もあるかもしれません。新幹線を利用して夜8時の新幹線に乗っても9時半には東京に着く。東京で2次会をしてもらっても結構ですから、いずれにしても、三大夜桜を見に来るというのはあると思います。弘前は去年から城の工事をしていますからしばらく見えないと思いますし、上野はお城がないので、今、城と桜を見られるのは三大夜桜では上越市しかないと観光振興課長が言っていました。今、売り込みたいと思っています、ぜひ皆さんもお願いします。

(記者)
 JRにも上越妙高駅から臨時列車出してほしいです。宿泊も上田で降りて別所温泉はいかがでしょうか。

(市長)
 今回のSAKEまつりにはJRが新潟から臨時列車を出したのです。今回は新潟から出してくれてJRの券とお酒の券も付けてパックにして売ってくれたのです。

(記者)
 来年の練習ではないですか。

(市長)
 トキめき鉄道がどうするかということも含めて、頑張ればしなの鉄道と組んだ企画もあると思いますし、長野から高田へ来てもらってまた帰るというのもありますし、北陸からの皆さんをどれだけ呼べるかというのもありますが、御開帳は北陸もエリアに入っているから帰りに寄ってもらうこともありうるわけです。
 そういう面で、来年の観桜会は北陸の皆さんや善光寺の関係で少し違う様相になると思っていますし、特色ある一つの節目になると思っていますので、少し記憶に残る観桜会もいいと思っています。去年と同じものをやったらいっぱい来たというのではなく、コンベンション協会ですとか関係する皆さんがこんな花を見てもらおうという努力をすれば、効果があると思っています。

(記者)
 増えるという予想の中で 宿泊や食事など街全体でどう受け入れ体制を整えていくか、今悪い評判はすぐ世界に発信されてしまう時代ですから、増えた人たちをネガティブキャンペーンにさせたらマイナスになるわけです。

(市長)
 本当にそうです。131万人が来られるには天気やいろいろな要因がありますが、おっしゃるようにいろいろな工夫をどこかで発信しない限りは、10年前に行ったけれど変わったところがないという話になるので、ライトが切れる頃になると花火が上がってすごくきれいであるとか、新しいものを加えることによって、花見プラス何か驚きがあるように関係する皆さんから知恵を出してもらえればありがたいと思っています。

(記者)
 交通・宿泊・食事・町並みだとか、いろいろな要素が関わってすべてで受け入れることで来てよかったと思われるものになってくるのではないかと思うのです。そう考えると市のリーダーシップがすごく問われてくると思うのですが、その辺について市長改めてどう思われますか。

(市長)
 実行委員会にお願いしても同じ人たちが集まって行うわけですから、あまり発想の転換がないということになれば、少し刺激的なものを意識的にやらない限りは変わらないと思うのです。食にしても花見御膳が本当においしくていつ注文してもないとか、いろいろな物語を作っていく必要があるわけです。バスも100円が200円になったとか、満員になるまで発車しないとか普通に考えたらおかしいと思うわけです。座席が埋まったら、おばあちゃんに3分経てばまた来るからって言えばいいのに、乗客が立っていてもまだ走らないわけです。ホスピタリティってそういうものだと思うのです。私はずっとそう思っているのですが、役所や団体が絡むとそうなるわけですよ。

(記者)
 市長は思っているだけではなくて言わなくてはいけないのではないですか。

(市長)
 今回はそういう面では本当に言わなきゃいけないと思っているのです。
 私が県総合庁舎に来た時は、観桜会に来た方が駐車場に車を止められなかったのです。職員は月曜から金曜日まではいますけれども、土・日曜日はいないから駐車場やトイレを使ってもらえばというのですが職員は絶対に返事をしないのです。職員を説得して2、3年目くらいから小さい看板を付けて、仕事に支障がないように停めるようにしたわけです。近所もここへ停めると1万円をもらうとか書く人がいるじゃないですか。お年寄りの方優先とか、停める方2時間くらいでお願いしますとかあるのが街のもてなしなのです。自分ならあそこに家があればやりますね。ソフトボール球場はあんなに空いているけれども車を入れていません。交通事故にならないように入るときはどっちからって決めれば、あそこは障害の手帳を持っている人とお年寄りならどうぞ入ってくださいと言ってもいいと思っています。
 また、警備員が高圧的だと毎日電話が来ますし、近所の住宅からうるさいと苦情もあります。
 いろいろな考え方の人がたくさんいますが、全員が立ってぎゅうぎゅう詰めになれば早くバスを出して欲しいですし、観桜会に行ったら花見御膳、はす祭りに行ったら蓮御膳を食べなくてはいけないとか今年は私も言うようにします。

原子力発電所の再稼働について

(記者)
 原発再稼働の話が川内原発の方で進んでいまして、地元の薩摩川内市が同意したという話が報道されていました。立地自治体が同意しても周辺の自治体が同意していないという話も聞こえていまして、柏崎刈羽はどうなるかわかりませんが、市長は再稼働についてどう考えていらっしゃるかお聞かせください。

(市長)
 再稼働について、安全と安心をきちんと整理をするその責務はやはり国にあると思います。再稼働しなければならないという理由もきちんと開示しながら、責任をもってその判断をするのが原則だと私は思っています。手続きをきちんとしながら、国民の理解を得る必要があると思っています。一義的には国がエネルギー政策として取り組んだ内容ですので、原子力規制庁がきちんと調査したものをバックボーンにするかどうかは別にしても、国がそのことをきちんと市民にそのことを説明する必要があると思っています。
 個人的には国が言っているように、今の段階でのベストミックスで物事を整理していく、つまり原子力発電所を少なくしながら代替エネルギーを入れていくという取り組みだと思っていますので、その方向は変わらないと思っています。
 昨日、港の関係の仕事があって港安協会の皆さんとひたちなか市へ行ってきました。そこには東海原子力発電所があり、その前に東京電力が20万キロワットの石炭火力を持っています。あの地震でも稼働したということですから、今の電気の供給をどうするかというのは日本全体で、産業を含めて考えていくべきと思っています。常陸那珂港では、東京電力と中部電力が協定を結んで石炭火力をこれから作っていくということも言っていました。原子力の再稼働という問題は一つあるかもしれませんが、エネルギー供給をどうするかということについては、原子力がこういう状況になっていますからいろいろな知恵が出ていると思います。そういう知恵の中からおのずから原子力に関する考え方というのも整理されてくると思っています。
 鹿児島県知事は薩摩川内市の同意があればいいと言っていますが、我々の場合は県内の30の自治体が東京電力と安全協定を結んでいますので、そういう話が出てくれば、県そして30の自治体が国の状況を見計らいながら、きちんと地元の声をあげる、意見を言うことがくるのではないかと思っています。

(記者)
 各自治体もきちんと話を聞いてもらって納得させてもらったうえでということでしょうか。

(市長)
 そうだと思います。新潟の場合にはそういうふうなことでまとまりましたので、そう思っています。