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村山市長記者懇談会(平成26年9月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年10月16日更新

開催日:平成26年10月1日(水曜日)


(市長)
 
9月議会が終わり、第2四半期も終わったということで、今年度残っているものをきちんと整理しながら、新しい年度に向けての取り組みを始めたいと思っています。
 今回の議会では、新幹線の停車や在来線をどういかしていくかという問題のほか、厚生産業会館と水族博物館についての所管事務調査の内容が議論されました。
 本年度は第6次総合計画の策定が急務ですし、計画に繋がる行政改革大綱、財政計画、公の施設の再配置計画や定員適正化計画、福祉関係でいえば介護保険事業計画、子ども子育て支援事業計画など年度内に策定する計画も非常に多いので、確実に進捗管理をしながら、副市長、教育長、部局長を中心にきめの細かい、財政を含めて中長期的にきちんと見通せる計画を作っていく大事な時期であると思っています。
 そのような状況ですが、残っている高田開府400年祭の今年度事業、来年度事業を着実に進めていくことも、新幹線の開業に繋がると思っています。10月4日から開催する「越後の都 高田と徳川家康の血族」展では、当市で初めて「初花」が展示されます。また、来年の高田城百万人観桜会の会期が、4月3日から19日までに決まりました。会期が長野の善光寺の御開帳と重なる時期もあります。長野県と連携しながら、新幹線効果もいかしながら、観桜会に多くの人に訪れてもらう取り組みがこれから出来ればと思っています。
 いずれにしても、まだ半年残っています。積み残しがないように一生懸命取り組んでいきたいと思いますし、国の補正予算が出てくる時期を睨みながら、地元の経済についてもしっかりと考えなくてはいけないと思っています。
 心配なのは、稲の作柄です。ある程度の収穫量はありますが、こしいぶきの一等米比率が非常に低いということです。これから山手でコシヒカリが収穫されますが、一等米になるかならないかによっては農協の仮渡金が下がっていますので、追い打ちをかける心配もあります。この時期の農業の所得をしっかり押さえていくのも、この地域では大事であると思っています。

北越急行等の相互乗入について

(記者)
 昨日の協議会で北越急行の乗り入れの話題が出ました。議会での市長答弁では、実現はなかなか難しいという話でしたが、それについての感想はいかがですか。

(市長)
 
鉄道会社がそれぞれ綿密に調整をしていると思います。私どもが今まで聞いてきたことは、JRと北越急行の関係で、駅に止まるときの経営的な問題や乗り降りする人員の状況も含めてどうなるのかということでしたが、北越急行さんが歩み寄り、きちんとやっているような記事でした。私は会議に出ていないのでわかりませんが、うまくいくのであれば一番良いことだと思っています。

(記者)
 
議会の時点では情報は入っていなかったということですか。

(市長)
 
昨日の会議の内容を聞いていないのですが、どなたがどうお話ししたのですか。

(他社の記者)
 
十日町(北越急行)の営業室の方ですが、言っていることは前と全然変わらなかったですよ。

(市長)
 
そういう調整はやっているのでしょうが、結果として今お話のように無理になるかどうかというのは、未知数だということなのでしょう。

(記者)
 
乗り入れの検討は前から行っていて、昨日も変った話は全然していなかったはずです。

(市長)
 
例えば、トキめき鉄道の社長からお聞きしている話では、物理的に難しい部分もあるということです。北越急行が乗り入れる時間帯が通勤・通学のラッシュ時間になると、トキめき鉄道の列車が優先されれば北越急行の列車が入らないという物理的な課題があるということは聞いていたので、そこが解決されればということでしょう。今のお話からするとその辺のことを協議していて、時間帯に可能な部分があればそういうものも可能だということかもしれないですね。今の段階では、私は直接聞いていませんからわかりません。

(記者)
 
前々から乗り入れは検討しますと言っていて、要は開業のときに出来るか出来ないかというところで、トキめき鉄道は基本的には難しいとおっしゃっているのだと思います。

(市長)
 
もうひとつ私が聞いていたのは、例えば北越急行は今まで認可を受けていたから、人(他社)の線路に北越急行の運転手が入ってもいいらしいですね。今までの法律の規制からすると。ですから、北越急行の運転手さんが直江津へは入るわけですよ。

(記者)
 
それでも、信楽鉄道の事故以降かなり厳しいようです。

(市長)
 
そう、北越急行さんが今の直江津まで入るのはあるのですが、トキめき鉄道のエリアに入った場合には、トキめき鉄道のエリアで試験運行をする過程を通らないと許可が出ないようです。逆もまた同じなのですね。自分の社員が相手の線路を借りて乗り入れるのであれば、相手の線路で研修をやらないと国土交通省の許可が出ないということみたいですね

(記者)
 
今は、原則、車線に車両が乗り入れできても、乗務員を交代しないといけないということです。信楽鉄道の事故以降はそれが厳しくなっているようです。

(市長)
 
今の段階ではトキめき鉄道になっていないですから、JRさんのエリアで運転の練習をすることもできないし、会社がきちんと整理された段階で研修ができることになるのでしょうから、開業時には、運転乗務員の研修の関係で許可が下りないということは聞いています。最終的にどうなっているのかわかりませんが、そういう訓練が出来る状態にないということです。

(記者)
 
いずれにしろ、向こうから来る場合、こちらの乗務員が向こうの電車の運転の訓練もしないといけないし、まして乗り入れるとしても、万が一、国土交通省の許可が下りてくるとしても、北越急行は信越本線を走ったことがないから、今出来るかといったらできないということですか。

(市長)
 
そういうことです。そういうことがあると聞いているから、今の段階でも開業のときには難しいという話を聞いているということです。

新幹線開業に当たっての市の取組について

(記者)
 
先日、東京でトラベラーズエキスポという旅行の見本市のようなイベントがあり、そこに5市の連携会議も参加していて取材させていただきました。その会場には北陸新幹線がらみの自治体やJRがブースを出していましたが、見比べたときに金沢や富山のブースが非常に充実していて、開業後を視野に入れながら本当に死ぬ気で頑張っている印象を受けました。その一方で、連携会議のプレゼンが弱いと思って、もう少し危機感を持って挑まれたほうがいいのではないかと率直に感じました。市長はこれまで沿線とは競争ではなく連携していくとおっしゃっていますけれども、その一方でやはり競争して行かなくてはいけない部分もあるわけで、半年を切ったこのタイミングで危機感や焦燥感など、どうお感じになっていますか。

(市長)
 
今、連携会議は事務局を上越市が担っています。当事者として上越市のリードが今おっしゃったように外から見て少し弱いということであれば、他の皆さんも当然そのように思われると思います。連携会議の会長も含めて事務局の在り方をつめていくことが必要だと思いますし、開業までちょうど半年ですが、そのお話しを今伺いましたので、きちんとつなげていく必要があると思っています。
 私も、連携会議は残念ながらイベントをすることが仕事のようになっていて、戦略・戦術的に今後の地域資源をいかしながらどうやって集客をし、流動人口を増やしていくかという取組には少し時間がかかるのと、各市の思惑なりどれだけ本気度を出すかが課題だと思っています。その辺のことが、今のお話のようになるのかなと感じましたので、そのことについては、先を見ることも含めて頑張りたいと思います。連携会議は開業して1年くらいまでの取組になりますので、そのことを考えるとどこかで緩む部分があるのかなという感じもします。今のご指摘を大事にしながら、さっそくつなげて取り組んでいきたいと思っています。

(記者)
 
関連して、金沢や富山がE7系、W7系の絵を描いたペットボトルに地元の水を入れたり、お茶を入れて販売していました。ライセンス商品でしょうか、そういうものも地元の魅力と新幹線を絡めたPRにつながると思いますが、具体的にそういった商品を市としてもお考えですか。

(市長)
 
連携会議の中には地元についての議論と外に打って出る議論があって、そこに入ってきているコンサルタントの皆さんの知恵を借りながら取り組む部分だと思います。5市の連携の中で予算を持ち寄っているわけですので、どういうものが出来るか連携会議の中でも考えている部分もあると思いますので、表に見えるような形でやらなければいけないと思っています。この正念場を盛り上げるため、情報発信できるツールをいくつか作りながらやることが大事と思っています。
 いずれにしても、公務員の知恵だけでこの大きな節目を情報発信できることではありませんので、民間の皆さんが持っている人とのつながり、企業とのつながり、そして地域と地域のつながりや民間の知恵を含めて活性化しないと広がってはいかないと思っています。その辺は十分意識しながらやっていければと思います。
 当市の職員が事務局を担っていて、取組の提案もしていく。そのときそのときにサゼスチョンを受ける団体があって、知恵があっても予算がどうだとか、いろいろなしがらみの中で動いていて、担当も大変だと思います。私は、5市の皆さんと一緒になってという話をしてきたので、ある程度の予算はあると思いますが、それをうまく使いながら、また民間の力ももらいながら発信していく必要があると思っています。そのことをきちんと伝えながら取り組みを注視し、市としてもオン(追加)していく部分があれば考えたいと思います。

野口副市長の再任について

(記者)
 
再任された野口副市長は、ご自身では力不足と謙遜されていましたが、市長はいたるところで評価されていると思います。野口副市長の4年間の働きについての感想や、改めてどういうところを期待されているかお教えいただけますか。

(市長)
 
野口副市長は合併前に直江津市役所に採用されて地域的にも直江津に詳しく、有間川漁港を作ったときの担当者でもあったということもあって、直江津地域には非常にコミュニケーションの基盤を持っています。その意味からも保倉川放水路、産業廃棄物処理施設は、まさに行政マンとしての人脈、土地勘も含めて非常に適任だと思っていまして、ご自身もそのことを理解し、取り組んでもらったと思います。
 保倉川放水路では、国の測量ができるようになりました。まさに粘り強く地域の皆さんに対して説得し、ご理解をいただく、その努力を続ける中で、頸城区をはじめとして話に乗ってくれて地元の説明会を開けるということは大きな大きな進歩です。全く門戸が閉ざされていたものが、戸が開いて、話をして、お茶まで出していただいて、飲んで帰って来るところまで来ましたので、まさに副市長の人柄と粘り強く地元に理解いただく努力をしてもらったことの成果だと思っています。
 もう一つの産業廃棄物についてもいろいろなつてを伝いながら、地元に入ってくれましたが、地元の皆さんのお気持ちと我々がお願いするものが全く寄り付くところがないという状況もあって、足しげく通いボールを投げているのですが、会話さえも出来ないという状況です。どういう方法でアプローチしたらいいのか、もう少し抜本的に考えなくてはいけないと思っています。地域の皆さんと一同に会したのは、私が最初で最後だったのではないかと思います。副市長のときに皆さんに町内会館へ集まってもらって、どんなこと言われても頭を下げながら実際の計画を説明しようという思いで行ったのが最初で最後となっています。それ以降はほとんど会長宅の玄関で1、2分立ち話をさせてもらう程度で終わっていますので、非常に難しいと思います。集落の皆さんの中には、話しは聞いてもいいじゃないかという方もいらっしゃるとのことですが、まとまりの中ではまだそうはならないと思っています。これは私の責任でもありますので、きちんと整理をしてお願いをするという、新しいやり方をしっかりと考えてみて取り組んでいければと思っています。
 いずれにしても、人柄を含めて野口副市長の持っている人脈なり知識なりというのは十分にいかしてもらって、残された任期の中でまた力を貸してもらいたいという思いがあり、今回再任をお願いしました。

(仮称)厚生産業会館の基本設計について

(記者)
 厚生産業会館の件ですが、市長がおっしゃっている通り、ぜひあそこにあの機能が欲しいという方が大勢おられることは、私も知っています。その一方で、あれまでの機能はいらないのではないか、あの金額ならいらないのではないか、あの場所ではいらないのではないか、どの場所であってもいらないのではないかなどいろいろな理由があって反対されている方も少なからずおられるのも、市長もご存じかと思います。では、そういった方々の意見をどうやって聞くのかということもあります。先ほどの産業廃棄物処理場と一緒で、作るからにはある程度の理解をいただかなくてはいけないと思うのですが、市長は今後の理解をいただく手順についてどのように考えておられますか。

(市長)
 地域協議会に諮問したことは、地域においてその施設がどういう位置付けになり、どういう形で地域に影響するか、その影響をお教え願いたいということです。その中で作る内容を含めて説明させてもらったもので、作るか作らないかという話は地域協議会に諮問する内容とはちょっと違うと思います。道路1つ取っても、通る人にとっては大事な道路だけれども、誰も通らない道路だから無駄じゃないかという議論が片方にあるわけです。公共事業は案外そういうものだと思っています。
 厚生南会館がなくなって地域の活動をすることがない、13区が、14市町村が一緒になってなかなか交流が出来ない。そのときにそれぞれの地域の団体の皆さんが交流する拠点の場が欲しい。そうした施設の中で交流できたら活動も活性化するだろうということで、私自身が5年前に公約してスタートしたのです。皆さんがそういうものはいらないよということになれば、その話は全然進まなかったのです。
 しかし、厚生南会館がなくなって活動の場がないと皆さんから要望もありました。団体からも要望をもらいました。高等学校の先生方を含めて活動の場が欲しいという要望をもらいました。今回の基本設計に当たっても、高校生にまで対象を広げてワークショップを開いて皆さんの議論を聞いたときに、やはりあそこにあの施設は欲しいという人たちの声が多かったですね。
 先ほどのお話ですが、お使いにならない方からどうやってご意見をいただくのですか。金額が大きいからなのか、子育てと公民館、ホールを一緒にするやり方がおかしいとおっしゃるのか。3つの施設を合築するのはおかしいと建築士の方から意見もいただきましたが、その理由はわからないのです。理由はわからないけれども、それはいらないということなのですね。
 欲しいという人には理由があって、子育てもしたい、団体として活動する場がないということで、小学生や中学生、高校生の利用まで踏まえて議論した内容で、お使いになる皆さんの声をきちんと聞いて、機能も内容もお示しして、長い間、議論したのです。金額は変わりましたが、物価等の高騰に基づく手当が一般財源で6千万円、市民の皆さんが求めた面積増などによる一般財源の負担が6千万円。10億円増えるけれども1億2千万円の一般財源の増加で財源の手当ても出来ました。維持管理費は500万円程度上がります。皆さんどう思われても結構ですし、どう書かれても結構ですが、私は欲しい、使いたい、待っているという皆さんの気持ちをしっかりとした形に残していきたいと思っているところです。

(記者)
 当然、必要な方からすれば一刻も早く欲しいというのがありますし、市長はそちらを受け取っておられるのだろうと思います。先ほどの公共事業の話と一緒で、使わない、必要ない、大きくくるんで必要ないという方にとっても、どういう意味で市全体として有益なのか、お金を使って建てることが有益なのかということを、もう少し説明する必要はないですか。説明は尽くされたと思われますか。

(市長)
 施設が欲しいという要望して手を挙げた団体が何十団体もあって、最後は高校生の皆さんからも意見を聞いて施設を作っていきましょうというときに、使わない方にどういう説明をすればいいのですか。

(記者)
 
私も全員に聞いたわけではないですし、全てを理解していらないとおっしゃっておられる方もいるかもしれませんが、わからなくていらないと言っている方もいませんか。関心がないとか、聞く機会を全く棒に振って知らないというのなら別ですが。建てることありきで始まっていますが、確かにどう聞いたらいいのかは難しいですね。

(市長)
 
不思議ですよ。公約をしなければ何でしないのだという誹りを受けて、公約を何でするのだという誹りを受けるわけですよ。私が市長に選任された直後の市議会で、共産党の橋爪議員に「すぐ出来ることがあるでしょう。公約の中に。」と言われました。それは給料10パーセントカットです。そのことは議会で指摘されたからすぐに対応しました。では、私がその他の公約をやらなかったら、公約に掲げたものをなぜしないのだという人に、私はどうやって説明すればいいのですか。
 公約した厚生産業会館をなぜすぐに作らないのだという話になれば、私は4年間の任期の間に出来なかったわけです。待っていた方々から公約違反だと言われることについて、私だって心配する部分はどこかにありました。ありましたけれども、丁寧に説明することで時間がかかったということで、皆さんにお話ししたことで誹りはありませんでした。
 そういうことを一つ一つ見てくると、やはり丁寧にやってきたから4年間では出来なかったわけです。議会の皆さんの中には、公約の項目で何件が達成できて、何件が駄目だったなど質問された方もおられたではないですか。そのときには厚生産業会館は達成できたものの中から落ちているのです。そのことを皆さんが公約違反だといって新聞に書いてくれればまた違う話になったかもしれない。

(記者)
 確かあれは公約の達成のほうに入っていませんでしたか。

(市長)
 
あれは手をつけただけであって、今になってみればそういう話になる部分もあるということですよ。

(記者)
 なるほど。全く無視するというわけではないですが、ある程度の対応はしながらも市長のおっしゃる通り進めていくということですか。

(市長)
 
待っておられる方もいて、議会が終わった後、私に電話がかかってきて、こういう説明をしたらいいのではないかという方がいました。

(記者)
 それは、そう説明すれば理解をいただけるということですか。

(市長)
 そのように思っていたのではないでしょうか。一般財源が1億2千万円プラスになったことを、価値ある投資として見たときに、どう理解するかきちんと説明したほうがいいという話もありました。その施設が50年機能するとすれば1年間ではどうなるか、そういう観点も議場で議論をしていくことが大事なのではないかとの示唆をお二人の方から電話でいただきました。
 私も共産党の平良木議員には、作るのが目的ではなく、14の市町村が合併した中でいろいろな交流するときの拠点として、民謡の団体でも太鼓を打つ団体でもみんなで集まってそこで何かできる交流の場になって欲しいということや、高齢者が増える中で社会教育活動する拠点としながら何か頑張りたいという団体の皆さんの声があれだけあったことをしっかりと聞きながら作っていくのに時間がかかったとお話ししました。ですから、検討の過程が私の4年間の過程だったと思っているということです。

(記者)
 
市長からすればなぜに批判をいただくのかわからないというのが正直なところなのでしょうか。

(市長)
 
高田区の地域協議会で、内容は変わらないと言いましたが、金額が増えれば内容が変わっているという議論があったという話は聞いています。どういうお気持ちでそのような話をしているのか、私は聞いていませんのでわかりません。

(記者)
 
公共事業のお話しがありましたが、おそらく議員は建てる、建てない、必要じゃないというところではなく、10億円もプラスになって、そのうち市の持ち出しがいくらプラスになって、今の財政難の中で、道路に例えれば、人が通らない道路にまた1億円も増やしていい道路にするのかという議論と同じで、要はそこの部分だと思うのです。

(市長)
 
ですから、議会では、10億円増える中で一般財源が1億2千万円増える、維持管理費は500万円増える、その議論ではないのです。金額が1億2千万円増えたのはおかしいから、これは5千万円くらいに抑えられないかという議論になれば、それはまた違う議論だと思うのですよ。私は、物は変わらなくて1億2千万円増えて500万円維持管理費が増えると全部お話しして、待っている方がおられるから作りたいという話をしたときに、建物の内容が変わったとか、もう話の中身が違うのです。建物の内容は変わってないのですよ。1億2千万円増えた部分が問題であれば、その議論が出来ればいいと思っています。

(記者)
 
そうだというふうに考えていらっしゃる。

(市長)
 
いろいろな議論をしてきた中で、自然に維持費や工事費が増嵩する部分を含めて一般財源の増加が1億2千万円であれば、これは議会にも認めてもらって作っていくことが必要でないかと私は思っているわけです。実際に建てるには、実施設計が終わった後、予算要求をしなければいけないわけです。議会の中で大きいから止めてという話が出てもおかしくないと思うし、そのときに私は1億2千万円増えたけれども、ぜひ価値ある投資として認めてほしいと提案させてもらう時期が来れば、そのときに1億2千万円だからだめで3千万円ならいいとなるのか、その議論はそこでまたお願いしなければならないと思っています。
 実際に予算を提案するときには10億円でなくて8億円になるかもしれませんが、今の段階では10億円増え、その半分は景気の変動や消費税の増えたもので、残りの半分は市民の声を聞いて増えたものだとそこまで説明しています。さらに実際に景気の変動を別にすれば、市民の声も聞いて6千万円の一般財源が増えたけれども、それでいかがですかという話を今回はしているわけです。しているわけですけれども、その議論ではないのではないかと。私は直接所管事務調査に出てないからわかりませんが、その議論はどうなっているのかと思っています。
 いずれにしても、時が来れば、これだけの事業費予算で、また一般財源ではこれだけ、当初から変更したことによってこれだけの部分がプラスになりますが、これは価値ある投資として理解してほしいのでお願いできませんかと議会で予算の提案をすることになると思います。

(記者)
 
今のような説明ならわかると思いますが、増えますという報告だったと思います。10億円という数字を見たときに、とりあえず市民もびっくりしますよね。そのときに、増えますがどうでしょうかと聞いてくるのか、増えますがよろしくお願いしますというような感じだと、多分受け取り方が変わってくると思うのです。今回どちらかというとそのような提案だったと思うのですが。

(市長)
 
所管事務調査ですから、どんな説明したか私はわかりませんが、私の今のようなお話は普通するでしょう。金額が増えたから内容が変わったという地域協議会の議論は違うと私は思っているのです。地域協議会にかける内容は、全部了解をもらわなければいけないものとして諮っているのではないのです。地域にそれがあったときにどういう影響があるかという話をしてもらっているわけで、それが地域協議会に対する諮問の内容なのです。金額が増えたから駄目だという話ではないので、そこのところの会話が出来ないでいるのがちょっと不幸だと思っています。
 詭弁でも何でもありません。当初の金額が私の指示によっていくらに下がって、結果的に10億円です。その内訳の半分はこうです、半分はこうですと。だから、実際にはもう半年、1年前であれば一般財源6千万円のプラスでなんとかなったかもしれないという話までしたときに、平良木議員がやはりその通りだというように頷いておられたのを私は見ました。そういう話を今回の答弁でもきちんとしているのですが、その話にはならないわけですよ。

(記者)
 
資材高騰や増税で金額が増えるなら、世の中他の自治体も苦しんでいますけれども、普通は規模を縮小するところが多いと思うのですが、その部分で言っている人はいたと思います。

(市長)
 
その辺の考え方だと思います。お一人の質問は何かというと、野放図に聞いたから増えたのではないかという議論ですが、野放図に増えたのではありません。せっかく作るのだから、市としてもその部分は受け入れよう、その部分は削ろうと出し入れした中で530平方メートル増えましたということです。実際に職員と話をつめて3億円くらい減額しましたし、増やすのがおかしいから元に戻して作ったらどうかという提案であれば、それは考えなくてはいけない部分もあるかもしれないけれども、今回はその論点がはっきりしなかったということです。
 平良木議員には、「中央のトレンドで」という言葉を使いました。コンサルタントは中央ですから、設計者としては中央のトレンドを無視するわけにはいかないということで金額を計算しました。中央のトレンドをそのまま上越に適応して1.6倍近くになったということも私は議会の中で説明申し上げて、これは東京、首都圏の中での物価の状況の中の値上がり率を採用しているので、上越に実際にあてはめたときにそれより高くなるかもしれないし、低くなるかもしれないけれども、そういうものを動かして操作するのではなくそのままあげさせてもらいました。これは変動の要素がありますと、平良木議員にはちゃんとトレンドという言葉を使ってお話ししていると思います。
 作るのが目的ではなくて、使いたい人が待っているという思いの中でお話しているので、これだけ長い時間かけて皆でやってきたものを、こんな形にするのにこれだけの状況になりましたと、今回の積算の過程も含めて全部お話しているわけですから、議論出来るのであれば議論したかったと思いますが、その議論はなかなか出来なかった気がします。

(記者)
 
市長の話を聞くと必要性がある、欲しいという人のために作りたい、もちろん公約にしているということですごく情熱を感じます。財政が厳しい中でも、市が1億2千万円持ち出してでも必要だということを、市長ではなく、説明する職員が言う必要があるのではないですか。なぜ1億2千万円増えるのかと聞かれたときに、こういう理由だからしょうがないのですということではなくて、理由はこうで1億2千万円増えても市にとっては大事で必要ということをおっしゃられないからではないですか。市長は言っているけれど、職員は言ってないですよ。

(市長)
 それは自分たちが提案して作っていこうとする内容ですから、作るのが目的ではなくて、使う人のために作るわけだから、まさに1億2千万円を価値ある投資として今回認めてほしいという話は、地域にきちんとしてしかるべきだし、しているのではないですか。

(記者)
 
あまりにも理路整然とした説明をしすぎるのではないですか。情熱を感じないというか、真剣味を感じないとは言わないですが。10億円増えそうだとお盆前後には分かっていたということですが、10億円増えそうだとなれば、例えば、議員や市民に説明しておく必要があると思わないですか。

(市長)
 
本来その議論は予算要求したときにするのだと思いますよ。今設計している段階で、設計の内容がいいとか悪いという議論は違う話だと思います。設計は設計としてやらなければ議論ができないわけです。責任をもって整理し、責任をもって詰めて今の設計段階ではこうですという話をさせてもらっているので、今の設計の内容はおかしいと言われても、最終的には予算要求するときはこの実施設計に基づいて予算要求するわけです。そのときに基本構想と違ったということであれば、予算の否決というものも出てくるだろうし、予算に対する評価も出てくるでしょうから、議論の場は将来必ず出てくるのです。今現在それはおかしいじゃないかと議論をするのであれば、設計しているものそのものを途中で止めなくてはいけなくなるわけです。

(記者)
 
将来することなら、早くやってスムーズにいかせることだって考えられませんか。予算要求の段階で、例えばバシバシと議論をするのであれば早い段階でやって、直せる部分は直して、先を迎えることはできませんか。

(市長)
 
今我々が提案している部分を直す場合、だれと直すのかということです。

(記者)
 具体的に何を直すかということではなくて、議員の方がここは大丈夫なのかと聞いたときに、市の方が大丈夫ですというやりとりが今回必要だったのではないですか。それを聞かない議員に問題があるのかもしれませんが、説明する側にも問題があったのではないですか。

(市長)
 
職員はきちんとその過程を含めて説明をさせてもらっています。所管事務調査の議論の中でおかしいという話が出てきて、どうして必要なのかという話は、所管事務調査の中にあったと私は思いましたが、なかったですか。

(記者)
 数字だけが注目されたり、出された資料が議員にすみやかに届かなかったりという全然違う方向の議論ばかりしていました。

(記者)
 
厚生産業会館の概算建設費で、議会でも共産党議員団が市民アンケートをとってといった動きもありますが、どうお考えですか。

(市長)
 
新聞の記事では、6万件のアンケートを募って、その内容は行政にも伝えるということでした。だれに対してどのようなアンケートをとられるかわかりませんが、いただければ参考にしなくてはいけないと思いますし、参考に出来るものであればいただきたいと思います。

(記者)
 
先ほどおっしゃったように、必要だという団体の要望というのはすごくたくさん、何十団体からもいただいていると思いますが、今回費用が上がりそうだという話で、止めてくれという意見であるとか、反対であるというような何らかのアクション、意見書が来ているなどの状況はありますか。

(市長)
 
高田区の地域協議会で意見書を出したいという話はありました。それから中郷区の地域協議会で少し勉強したいので説明をしてほしいという話があったとは聞きました。一般の団体の皆さんからはその話は全く私のところにも来ていませんし、それ以外に反対するというご意見も、私のところには具体的に議会以外は来ていません。担当にも来ていないと思います。

平成27年度予算編成について

(記者)
 予算編成の方針が決定されたということで、その方針に沿ってどういった形で編成を進められますか。

(市長)
 
国の動向が一番不安定といいますか、先が少し見えないことがあります。それから交付税が減ってくることが自明ですので、どう対応していくかということ。それから財政計画は34年までの計画ですので、1、2年先ではなくその先をどうやって見ていくかという大事な部分があると思います。
 今100億円ある財政調整基金も災害等のために何がしかは残したとして、それを充当してどこまで対応が出来るかという状況になると思っています。財政計画を作るためにどうしてやらなければいけないということで、全部局の事務事業の総点検を昨日までかかってやりました。見直しをします、継続ですが28年にはやめます、27年には見直して新しいものに組み替えますという事業が随分出ています。今回の総点検であげたものは計画年度内で確実に実施するものとして整理し、最終的な34年までの財政計画を作りたいと思っています。まだ最終的な数字合わせはしていませんので、やめるべきか継続すべきか、少し状況を見て終息するのか、今のところはスクラップするものをあげました。これからはビルドするものを上げていく、福祉を含めて相当新しいものが出てくると思います。積み上げて最終的な計画になるので、今のところは落とすもの、何年までにはこれは見直しますというのは随分出てきています。その上で、次に新しい制度として取り込んでいかなくてはいけないものなど、プラス部分の作業をするので、それを行った段階で、最終的な数字が入る状況になっています。

(記者)
 
それを踏まえて来年の予算を組むということでしょうか。

(市長)
 
来年の予算は、今の予定ですと10月の末、30日くらいまでには各部局の要求が財政課に出されます。そのあと12月中旬までに政策監、副市長との協議を経て、最終的には財務部長の査定が年内には終わると思います。それを基に、私の査定が1月上旬から始まると思います。
 また、議会では10月頃には財政計画を作りたいと何度かお話したのですが、改定する総合計画の下に繋がるものですので、少しお約束からは遅れて11月~12月に出てくると思っています。また、先程の行政改革大綱や公の施設の統廃合、職員の適正化計画も一緒に出てくるかと思いますので最終的には総合計画が出来た段階で全体が見えると思っています。

安定ヨウ素剤の事前配布について

(記者)
 
県議会で泉田知事がUPZの安定ヨウ素剤は事前配布が望ましいのではないかという考えを示しました。これから市町村とも協議を進めるということですが、事前配布となると市町村の職員も配布や管理の業務などで影響が出てくると思います。UPZの事前配布について市長はどうお考えですか。

(市長)
 
私は多分混乱すると思っています。というのは、安定ヨウ素剤を使うときがいつかわからないという問題もありますし、有効期限もあります。各家庭の全員にというわけにはいかないと思いますし、年齢差もあり、幼児・子どもさんもいるということを考えますと、誰にどういうものをどういう状況で事前に配布をしていくのか、しっかりとした管理ができるのか、目が行き届くのかという感じがしています。
 当市域内のUPZの範囲は柿崎から大潟、大島、吉川、浦川原ですので、高齢の方もたくさんおられます。医師が指示するということになっていますけれども、飲むときの指示は誰からくるのか、そういう全体がきちんと整理されて、周知を徹底してその方々だけにということができればいいのですが、周辺の状況がわからない中で、ただ事前配布するというお話では、もし配ってしまうと混乱や事故のようなものがないかという懸念が私の中にはあります。
 さらに有効期限を過ぎたものはどうするかということも出てくるわけで、市等が管理していれば、事故がなければ手をつけることはないわけですので、そんなことを含めると、少し市民の意識がきちんとして、はっきりと自己管理が出来る状況を確実に作った段階での事前配布はあり得るかもしれませんが、この環境の中では少し時期尚早というか、上手くいかない部分が多いのではないかと思います。

(記者)
 
県とすると、来年度にも5キロメートル圏内にはヨウ素剤を配布したいということで、今後順次話し合いを進めると思いますけれども、そのあたり市として県に意見等はありますか。

(市長)
 
そういう問いかけがあれば、地元として30キロメートル圏内の市民の皆さんの自己管理が徹底するような状況を我々が作るということ。どこに保管して、そして誰の指示に基づいて服用するか、事故がないように、誤飲することがないようにということもあります。粒状のものもあれば液状のものもあったり、いろいろなタイプがあるでしょうし、使用期間もあるでしょうから。そういうことを考えると少し難しいという感じがしていますので、もう少し研究しながら、問い合わせがあれば研究しながらもお答えできればと思っています。

北陸新幹線に係る要望について

(記者)
 
県議会では、すでに北陸新幹線の話が質問されていまして、速達型が県内に止まらないという問題で、知事はJRが経営上の利益を考えなくてはいけないため自治体がいくら要望しても「はいわかりましたとすぐに認めてもらえるものではない。制度設計の問題なので、国に今後要望していく」と何度も繰り返しているのですが、今後JRではなく国へ要望していくという対応についていかがお考えですか。

(市長)
 
JRへの要望が意味のないこととは思っていません。だからこそ、何回もJRに行ってお願いしたということが一つあります。国との関係では、県が奨励をしてもらえるという約束ごとがあったということで国に話しに行くのも意味があると思います。今回、糸魚川・妙高・上越の議長会で国に要望することが決まったということもあります。問題の諸般が国土交通省にあるので、知事からすれば国土交通省に整備新幹線法の負担と受益に見合うものをという意味だと思いますから、そのことを要望することもまた意味があると思います。いずれにしてもどちらかで済むとは思っていませんし、行ったときにも、相手方からは地域の声を聞かせてもらってありがたいというお話を伺いながら回答をいただいたことを考えますと、JRに要望することも意味があるし、また国にお願いする大事さもあると思っています。

地方創生について

(記者)
 
石破地方創生・国家戦略特別区域担当国務大臣となりましたが、新年度予算の絡みで、独自の政策をやりたいなど何か要望はありますか。

(市長)
 
地域が連携して何かをすることが、非常に大きなテーマになっていると私は思っています。例えば妙高市と一緒にある地域の事業をするとか、地域創生の中で一つの芽出しを都市間連携の中でやっていく。今日の新聞で、燕と弥彦が何か連携したという、あれはまさにそういうパターンです。当市にも国から財務部長が来ていて、去年の早い時期からそういう情報があるのでやってみてくれと指示しています。20万人の都市を中心としながら地域が連携していくという事業が、企業の関係の活性化を促したり、地域のコミュニティづくりや地域の里づくりにもなったりと、総合的な地域づくりが進められる部分もあると思いますので、連携しながらメニューを作って出せば支援を受けられる制度になりそうですので、少し勉強しなくてはいけないと思っています。
 石破さんの地方創生はそういう芽出しだと思っていますし、ばらまきをしないという強固なる姿勢だと思いますから、まさにアイデアを出さないと出来ないのかなと思っています。その辺のことはしっかりと相談しながら取り組んでいきたいと思っています。