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村山市長記者懇談会(平成27年3月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年5月7日更新

開催日:平成27年3月30日(月曜日)


(市長)
 
年度末になりました。1年間、本当にありがとうございました。
 新年度のモードにギアを入れ替える時期が来ました。第6次総合計画をはじめとする各種計画を着実に実行するため、強い意志と行動力をもって、丁寧に説明しながら前へ進んでいくという新年度が始まる思いです。
 新幹線の開業から半月くらい経ちますけれども、新幹線開業の効果をしっかりと検証しながら、新幹線をどうやっていかしていったらいいか、お祭りではなくスタートだったのですから、次につなげていく取組をしていきたいと思っています。
 4月3日からは観桜会が始まります。善光寺の御開帳とあわせてスタートしますので、大きな賑わいがあると思いますが、その賑わいを分析しながら、観光なり、交流人口の増大に向けた戦術・戦略を作り考えていく必要があると思っています。
 いろいろありますけれども、そのような形でスタート出来ればと思っているところであります。よろしくお願いします。

北陸新幹線の開業効果等について

(記者)
 
2点くらい、新幹線なのですが、まだ実態はわからないところもありますけれども、半月経ってのご感想と開業3日間の乗車人数、平均で2,300人と発表されたのですけれども、それも踏まえて。

(市長)
 
スタートですから大きな関心と人の流れがあるということは想定していましたが、あれだけ多くの方々に来ていただけるとは思っていなかった部分もあります。新幹線が来るのはこういうことだと受け止めながら、これがどのように変化していくのか、備えを持ち準備をしながら見ていく必要があると思っています。
 問題は在来線も同時にスタートしましたので、在来線とのアクセス、二次交通やそれから駐車場の関係でございます。そのことを含めて動き出してからわかる課題もありますので、その課題と向かい合いながら取り組んでいく必要があると思っています。
 定期券で通っておられる方がどれくらいか、土帰月来というのでしょうか、首都圏にお勤めになって帰ってこられる方がどれだけ新幹線を使われるのか。もう一つは北陸方面から新潟方面に行く皆さんがこの上越妙高駅で乗り換えるわけですので、そういう方々の流動がどれくらいあるのか、そのようなことを見ていく必要があると思っています。先ほどお話したように新幹線という単独の鉄路と、二次交通であるトキめき鉄道、バス、佐渡汽船がうまくアクセスすることが大事だと思います。スタートした段階では利便性の低いアクセスも中にはあり、これも事実だと思いますので、これを早く解消出来ないと、せっかく新幹線で30分、40分早くこちらに来られても、金額の高い誘導になってしまうところもあります。そのことをしっかりと分析しながら対応していく必要があると思います。
 例えば、最終列車を降りて直江津方面への乗り継ぎが40分以上かかると思います。また、妙高高原方面も同じことがあると思います。当初の時刻表でわかっていましたけれども、どれだけ使われるかということも含めて、しっかり見ていく必要があると思っています。普段の我々の生活に結び付けていくためのチェックをしながら、まさに利便性が高く新幹線の効用がいかされる、そういう取組をしていかなくてはいけないと思います。

(記者)
 
もう1点、臨時便があるのですが、私も実際乗ったのですけれど、人数が少なくて存続するのかと思ったくらいでした。朝の臨時便ですね。

(市長)
 
例えば金沢から来る皆さんと、同じ時間に東京に着くというのは、我々の方が近くにいるわけですので、そういうことはあっていいのだろうと思っています。
 金沢で「かがやき」が満杯になるかどうかは別として、その便と接続する便があることは非常にありがたいと思っています。「はくたか」の長野までのお客さんが少ないというのは、それが30人、50人であったとしても、あの電車を動かす意味がJRさんにあったと思いますし、我々にもそのことはあると思います。先ほどお話したように金曜日に相当の方が帰ってこられて、月曜日に出て行く、そういう方々の生活の中で月1~2回しか帰られないと思った方が、1時間40分であれば帰ってみようという状況になっていくと思います。そのような使い方をしていくときに、上越妙高駅で柏崎、妙高の皆さんも含めて何人乗られるか、また、上越に勤めておられる方が、東京の会議に何人行くかと、そういうことがわかってくると思いますので、スタートしたときの人口流動と、実際に動いたときに、自分たちの生活の中で使っていくというのは少し時間がずれるのかなと思っています。そのタイムラグがどのくらいの期間なのか、分析していく必要があると感じています。

(記者)
 
最初に伺った市長のお話の中に駐車場とか定期券のお話もありまして、今、ご説明していただいたのがアクセスの部分が中心だったと思うのですが、定期券や駐車場というのは料金の面かと思うのですが、そこはどうですか。

(市長)
 
料金の面とスペースの面ですね。新しい駅ですから見に行かれる方がたくさんおられて、駐車場が狭隘だということを聞いています。隣の家やタクシー会社に停めてくれないかということや、道路の反対側にある民地にも停めてくれないかという話があったと聞いていますから、新幹線を利用する人の駐車場としてのスペースがどうなのかということを考えていく必要があると感じました。
 あわせて、西と東の駐車場は定額料金、最大でも1,000円という料金になっているのですけれども、東口のロータリーはその制限がありません。その中で勘違いされて停められた方が少し高額の駐車料金を払われたという話も何件か聞いています。ロータリーのところは、お年寄りだとか、駅からすぐに帰られる方、障害のある方に使っていただいて、短時間・長時間の方は西へ東へというように当初、すみ分けをしたつもりなのですが、その徹底がないことによりご不便をおかけすることがあったと聞いています。そのようなことも徹底しながら周りの駐車場の台数等、状況を見ながら整理する必要があると思っているところです。

(記者)
 
定期券の数の把握というのは、どういう意味合いなのですか。

(市長)
 
常時、新幹線を使われる方がおられるものですから、定期券はまさに新幹線の効用を最大限にいかされる部分だと思います。ですから定期券で新幹線に乗られる方が、どれだけ多くいるかによって駅の利用度は上がってくるのだろうと思っています。それが我々の生活の中に反映されて、どれだけの効用をもたらしてくれるかだと思っています。
 この間、地元のある病院の理事長さんと話したのですが「自分の病院へお医者さんが朝4人来ていますが、診療時間は今までよりも30分なり、40分早く診療できる」と、そして「夕方さっと帰って行かれる」と。「まさに新幹線、市長が言ったように効用ありますよ」という話をされていました。ですから、新幹線の速達性といいますか、時間の短縮を享受している部分があるのだと思っています。

えちごトキめき鉄道の車両トラブルについて

(記者)
 
トキめき鉄道で1点、開業以降、乗りきれなかったというのは予想外に多くの方がいらしたということだと思いますが、車両のトラブルといいますか、特に妙高はねうまラインの車輪の空転については、えちごトキめき鉄道さんも原因を特定中、検討中だということですが、この点について、市長はどうお思いですか。

(市長)
 
これについては、JRの専門の皆さんも中に入っていて、開業に向けてその人たちの力をもらいながらスタートするということはわかっていたわけです。安全と安心をモットーにしながら運行する主体ですので、訓練は徹底してやられるべきだろうと思います。
 社長とは、まだお話していないのですが、コメントだけ見ますと、機械を使う、砂を撒く、その作動操作をまだ周知・熟知していなかったのだろうと、残念な気持ちが強いです。速やかに整理してもらいたいと思っています。安全、運行の基本に関わることですので、非常に厳しい言い方になりますけれども、準備は万全にしておいてほしかったというのが率直な感想です。

上越妙高駅の駐車場について

(記者)
 
駐車場の件、1つ、お聞きしたいのですが、駅の特性からいって市街地から遠いとなると、他の新高岡とか黒部宇奈月、飯山もそうなのですが、すごく融通がきくのですね。糸魚川は4日間無料、通勤圏にある軽井沢は1日300円くらいで定期券があるのですが、そのような対応は普通じゃないかと思うのです。現状では高架下のJRさんが割引を実施しているだけですが、長期的に見て市長どうですか。

(市長)
 
準備の中での検討が希薄だったということかと思いますが、今まで東京へ向かわれる皆さんが直江津駅で「はくたか」へ乗られていく、その時に民間の駐車料金が500円で市が1,000円という状況があったことを前提にしながら、新しい駅においても同様にということだと思います。「はくたか」を使われる方も湯沢でアクセスして東京へ行っているわけですから、今の「はくたか」で行っている人と東京へ行く目的は同じわけです。その人たちにどういう対応をするかという状況の中で直江津駅の駐車場の料金と同じ設定をしたということです。
 それからもう1つは、あそこに相当の用地、空き地がありますので、過渡的には民間の地権者の皆さんが駐車場としての利用も成り行きによってはあるのではないか。例えば、極端な例、無料ということになると成り立たないわけです。そのことも考え合わせながら設定したもので、その金額がどうかということになるのだと思います。JRさんも私どもの料金と同じ額を前提としながら、新幹線に乗ってもらった人については割引するということだと思います。それは事業者としての利便性ですので、そのことについては競争力がないと思うのです。冬場のことも考えますとJRさんは高架下ですので、全体を見比べながら、どういう料金が適正なのか考えていく必要があると思います。
 直江津の駐車場を見ますと3分の1くらいに減っています。ということはそれだけ、「はくたか」の時に乗って行った方がおられたのだろうと私は思っているのですが、少し動きだしてから、この連休が終わった後どのような動向になるか、常時、新幹線を使われる地元の方々の行動がどのように出てくるのか、しっかりと分析しながら考えていく必要があると思います。議会でも随分お話がでましたのでそのように考えているところです。

北陸新幹線の利用者数等の動向把握について

(記者)
 
基礎数字ですが、乗降客数とか区間通過人員など、市がこれから二次交通や、様々な展開を考えていく大事な数字だと思うのです。
 この点に関して、初日の3日間を見てもJR東と西では違う数字を出してきています。基本になる数字が違う。こういう状況だと非常に比べにくいのではないのでしょうか。これはJRさんに申し訳ない言い方になりますが、トキめき鉄道さんも初期の段階でJRさんが基礎数字を出してくれないため、経営計画を立てるときに非常に苦労された。そういうことがこれからも続くのか、そのことをきちんとJRと交渉しないと、今後の市の施策の中にも問題が出てくるのではないかと思います。市長どう思われますか。

(市長)
 
例えばバスの時間ですが、新幹線が発車する時間と着く時間が同じとか、ばらばらになっているのです。我々からすればどうしてそのようなことが起きるのかと思うのですが、新幹線にどうやってつなげていくかということが、うまく整理されてこなかったと思うのです。そのことは、新幹線が走り出した後、少しずつでも改善していくということが大事だと思っています。
 JRについても、団体客の人数がJR東は入っていますけれども、JR西は入っていない数字です。高岡の数字と上越の数字を比べても、高岡に団体客がどれくらいあったのかわからないわけです。そういうことからすると、常時、乗っている人を前提としながら、開業特需は別に考えるのがJR西かもしれないし、乗った人の大きさを考えるのがJR東だったとすると比べてみようもないわけです。いずれにしても、どのような皆さんからご利用いただけるか、我々自身が判断していくしかないと思っています。

(記者)
 
基本的に自動改札ですから、商店のポスシステムと同じで全部わかるのです。どこからどこまでどのくらい乗っているか、すべて把握しているはずです。ですから細かなデータは各社ともあるはずです。行政は株主ですし、そういうところを権利として訴えていく必要があるかと思っているのですが、どうでしょうか。

(市長)
 
ある人と話をしたのですけれども、同じ「かがやき」で同じ駅に停まっても、かかる時間が違う「かがやき」があると、そういうことも職員と一緒に勉強する必要があると思っています。要望できるための財源、財産をきちんと作っていく必要があると思っています。

(記者)
 
JRの乗降客数とは、JRが持っているものだと思うのですけれども、この間の開業イベントのときに何人来たのか、上越市の駅施設の利用動向は定期的に計測しているのですか。

(市長)
 
SAKURAプラザは、どのくらいのお客さんが入ったか見ています。土曜日・日曜日になると、入場券を買って新幹線の駅に入る方が随分いるらしいのです。新幹線に乗って行くのではなくて、「かがやき」の写真を撮る人も随分いると聞いたので、新幹線利用者かどうかは別としても、いつまでにどうやって整理できるかということも含めて職員に指示しています。

(記者)
 
期間を長期的に見ると何らかの傾向がわかると思いますか。

(市長)
 
わかると思います。

(記者)
 
数字はウォッチしているということですか。

(市長)
 
今やっていることを積み重ねていけば、駐車場も含めて、新幹線をどうやって使っていくか産業だとか雇用だとか、どこまで通うのかなど、その後の流れも、1か月後、連休が終わった頃になれば、わかってくると思います。
 外から入ってこられる人も随分いるようです。先ほど紹介したお医者さんは常時来られるわけですから、乗り換えがないという人にとっては、非常に時間の短縮感があるようです。

(記者)
 
乗降客数プラス駅周辺施設も含めた動向把握ですが、5月のゴールデンウィーク明けくらいまでを一つの取りまとめの目途としているというお考えなのですか。

(市長)
 
5月の末くらいまで善光寺御開帳があります。その数字が多く出るのだろうと思うのですが、いつ頃、常態になるかです。連休には、違う需要があり多分膨らむと思いますし、夏休みになるとまた違う動向になると思います。この膨らむということが常態ではないと思っていまして、いつ頃からどうやって把握したら、この常態が見られるようになるか、職員と話してみたいと思います。
 いずれにしても、ピークのときと厳しいときを見ながら新幹線周辺の動向、在来線と新幹線がどれだけアクセスしているかということや、在来線そのものがどうやって使われているかというところも気になりますので、しっかり見てみたいと思っています。

佐渡汽船 新造高速カーフェリー「あかね」との交通アクセスについて

(記者)
 
新型フェリー「あかね」が21日に出航するということで、「あかね」でも1時間くらいの時間短縮が図られます。新幹線でも時間短縮が図られ、その時間を無駄にせず、どうつなぐかということで、バスなのかトキめき鉄道なのか、タクシーなのかと選択肢があると思いますが、市長はどう思いますか。

(市長)
 
これは県と佐渡市が補助を出して、直江津港と上越妙高駅を直で結ぶシャトルバスを運行していますので、佐渡へ行かれる方はそのシャトルバスを使うと思います。それが一番廉価であり、フットワークがいいと思います。船の時間、新幹線の時間に合わせてのことになると思いますから、上手くアクセスができるようになれば、シャトルバスが非常にいきると思います。

(記者)
 
そうしますと、上越は乗り換えの場になってしまい、お金が落ちるという期待はできないと思うのですが。

(市長)
 
そういうお話は議会でもありました。しかし、その玄関口、ゲートウェイとしての役割というのは、その中でこの街を見てもらい、選んでもらうというところが必要かと思います。佐渡へ行ってお寺巡りやおいしいものを食べたいという目的を持って来られるので、今度、来たときに上越へ寄ってみたいと思われれば、それも一つの価値かと思っています。
 新幹線の利用と佐渡汽船の時間短縮は、直接、佐渡で泊まれるというメリットがあると思います。今までなら、関西から来ると上越で泊まり次の日の朝、佐渡へ渡るということで来られる人が少なかったと思うのですが、今後は大阪から来てもその日の夕方には佐渡へ入り、泊まれるというメリットがあると思います。帰りは新潟へ回っても、金沢へ行かれる人は上越で乗り換えなければいけないわけですから、そういう循環を考えながら我々が旅に関わっていくという一つの在り方かと思っています。そのように旅行者がこの街の良さを見るなど、時間短縮のメリットをいかしてもらえばいいと思っています。

機構改革及び政策提言について

(記者)
 
機構改革の件で3点ほどお聞きします。
 ガス水道事業管理者に市村理事をあてられましたけれども、今回議会から一般質問があって市長から大変な評価がありました。改めて市村新ガス水道事業管理者に対する期待を1点教えてください。
 もう一つは、今回、部付参事を置かれました。意図としては横串、部局間連携、当然それは今年度理事が担った部分もありますけれども、それが機能していたということで部付参事を置かれたのだと思うのですが、市長のお言葉で部付参事を置く意図・理由、どういうことを期待しているかということを教えていただきたいと思います。
 もう1点、政策監会議がありますけれども、昨年の3月議会の会見の時に、政策監会議に市長に対する政策提言能力、権限を与えたいという話がありましたが、今年、例えばどういうものがあったのか、教えてください。

(市長)
 
1点目の市村理事が事業管理者になるということですが、今までやってもらったことも含めて非常に有能だということと、ガス水道局は、近い将来、下水道も把握しなければいけないということがあります。それから長期財政計画では、簡易水道を1本に、ガス水道の水道事業に入れるという大きな改革があります。この2つの改革を進めていくには、管理者を置き、管理者のもとで計画づくりを進めてもらわなければならないと思っています。
 下水道を企業会計に移行する際の大きな問題もあります。これも先取りして事業管理者を置く大事な要素になっています。そのために数千万かけて資産の調査をしているわけで、資産と負債と資本をきちんと整理しながら企業会計に移行する作業の道付けを、是非やってもらわなければいけない。また、簡易水道は非常に厳しい状況にあるわけですが、その簡易水道を水道事業に入れるという経営計画を作ってありますので、そのことも両立させなければなりません。そのために、理事としてリーダーシップをとり采配をしてくれた市村理事に管理者をお願い出来ればと思っています。
 2点目は、部付参事についてですが、上越市の今の状況は皆さんもおわかりのように、非常に早く部長になられた方が6年、7年とやってこられて、次の世代が部長としてのメンタリティなどを経験する機会がずっとなかった状況にありました。来年になりますと、今の庁議メンバー8人、9人が60歳の定年を迎えるのです。このときに、どんな状況が起きるかということを考えると、今年度の計画づくりを頑張った職員に一定の評価をしながら、来年度以降の上越市の幹部として頑張ってもらわなくてはいけない、その意識付けも含めての取組であります。主管課機能の強化ということも含めて今回の総合計画の3つの戦略の中でとりわけ、相互連関、部局横断的な取組が必要な部局をピックアップしながら、部付の参事を置いたということです。
 3点目の政策提言については、今回の第6次総合計画を作るということが、私に対する政策提言だったと思っています。今回これだけの計画を作るときに、理事・政策監がチェックをかけ、そして取組をまとめながら、絶えず私に戦略的にこうしよう、パッケージはこう作ろう、政策の分野はこれにしよう、横断的にやろうと、どれだけ議論したかわかりません。これがまさに26年度の政策提言だったと私は思っています。26年度の当初にお話したのですけれども、それがまとまったということですので、今度はその政策をどうやって執行していくか、強い意志をもって説明するなど、実行段階に入りますので、27年度は進捗管理を含めてきちんとしたものにしていく必要があると思っています。
 もう一つは地方創生です。地方創生の戦略を編み出していくには、新しい発想で手をつけないと、どこの市町村も同じということになると思いますので、政策監会議の中で私自身がお願いしなければいけないと思っています。新しい発想を持って、雇用も福祉も、そしてまた地域の活性化のための取組も考えてもらえればと思っています。

上越妙高駅の駅前開発について

(記者)
 
上越妙高駅の駅前開発の件ですが、マンションが40階建の構想が縮小されました。週末に私の知り合いが来たら本当に何もないというのが正直な感想で、これからも市としては一歩引いた形で居続けるのか、観光客も山はきれいと思っても何もないという感じで捉え、それは結構、影響が大きいという印象ですが、市長はどう思われていますか。

(市長)
 
テレビのインタビューで地権者の会長さんが、「地権者で自分たちの土地をどうやってまちの力に変えていくかということを考えたときに、拙速ではなく、しかし、ゆっくりとしているわけでもなく、きちんとしたものを積み上げながらまちづくりをしていきたい」と、おっしゃっていたことが大事だと思うのです。駅前に雑多なものが出て統一感のないものがあったとしても、周りからみればおかしいと言われます。何もないことがどうなのかということだと思います。まちを作っていくというのは20年、30年経って出来てくるものがあり、そのことの整理やコンセプト、在り方をきちんと議論し、このようなまちでありたい、質の高いまちでありたいという地元の皆さんの思いを大切にし、引き合いに出てくる内容を吟味しながら、そこに何が似合うかということも考えていくべきなのだろうと思っています。

(記者)
 
言い方が適切ではないかもしれませんが、市としては今までどおり、一歩引いたように感じられますが。

(市長)
 
市としても地元にどういうものがあったらいいかという思いがありまして、例えばAという事業所が大きなビルを作って、その中に金沢の支店だとか新潟の営業所が入ってビジネスの館になることも有り得るかもしれません。そのような引き合いは調査していますから、それを基にしながら、地元に提案できると思います。
 地元に情報を伝えるということは大事であると思っており、例えば東京からお医者さんが来る、小さなクリニックのサテライトがあるとすれば、そういう引き合いはしっかりと捉えて、皆さんにご紹介することをやっているつもりです。
 第2回目の調査に基づく対応をこれからしたいと思っていますが、どんなものが出てくるか、そのために条例で支援の方法を作りましたが、他の自治体と比べてどうなのか、少し大胆に考えてみることも必要かと思っています。その調査の結果を持ち合わせながら、担当部局と意見交換をしながら進めていきたいと思います。
 いいものを売っているのに、買わない人が悪いという言い方は、決してしてはならないと思っています。我々自身が買いたいと思うようなことをやっていくことが大事でありますので、そのことは忘れてはならないと思います。私も含めて役人は、出てこない人が悪いという言い方にすり替えてしまうきらいがありますので、我々自身が出てくる方々が、これなら、こうしたら出てきたいということをキャッチアップし、それに応えられる最大限のものを実行し、一緒にまちづくりができればと、新幹線に関しては特にそのように思っています。