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村山市長記者懇談会(平成28年6月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年7月14日更新

開催日:平成28年6月30日(木曜日)


(市長)
 
先日、ドイツ体操連盟を訪問し、ライナー・ブレヒトケン会長にお会いしてきました。2020年東京オリンピック・パラリンピックにおける事前合宿地に上越市を選定してほしいと話をさせていただき、私共の熱意は十分に伝わったものと感じております。10月中旬にはドイツ体操連盟の会長以下役員の皆さんが当市を訪問し、現地を確認したいということであります。また、そのときに具体的な内容を詰めたいと話されていましたので、我々も先方がどういうことを求めているのかしっかりと整理をしながら、関係者と準備を進めていきたいと思っています。

 7月3日からシンガポールとタイへ商工会議所、JAえちご上越、直江津港湾協会等、事業者の皆さんを含めた経済ミッションを派遣します。シンガポールでは、富寿しさんの力をお借りしながら、地元の農産物、トマト、丸なす、きゅうりなどを使用した特別メニューを提供するほか、メイド・イン上越産品の試験販売を行い、現地ではどういうものが好まれるのか、そのような調査を行いたいと考えています。また、旅行社や港湾事業者へ訪問し関係を構築するほか、タイでは、タイの首相が出席されるフォーラム(バンコク日経フォーラム2016)への参加も段取りを進めているところです。
 メンバーの中にはジェトロ(日本貿易振興機構)新潟の所長さんもおられます。所長さんはタイに在住されたことがありますから、現地の事情にお詳しいと思いますので、その力もお借りしながらしっかりと対応していきたいと思っているところであります。
 当初、私も行く予定でありましたが、新年度予算や地方創生の関連など、協議・検討事項が随分残っておりますし、8月にはオーストラリア・カウラ市への平和友好交流訪問の予定もございまして、今回は土橋副市長から行ってもらいます。マスコミの皆さんにも機会をつくっていただき、一緒に同行いただければありがたいと思っています。 

 有田地区の新設小学校につきまして、6月29日に安全祈願祭が執り行われ、建設工事の着工となりました。春日新田小学校、小猿屋小学校とも140年を超える歴史のある小学校でありますから、分離、統合するということについては、地元の皆さんのお気持ちも様々であったことと思います。これをまとめていただいた関係の皆さんには本当に感謝したいと思いますし、市といたしましてもしっかりとした学び舎を整備していきたいと思っております。
 なお、新設小学校の校名につきましては、1月の教育委員会において「有田小学校」と決定し、3月の有田区地域協議会に諮問を行い「適当と認める」との回答を得ております。正式には来年3月の条例改正が必要となりますので、当面は仮称になりますけれども「有田小学校」と呼んでいきたいと思います。 

 このたび、柿崎区ゆかりの柿崎和泉守景家公にまつわる古文書を、柿崎家のご子孫から当市に寄付いただきました。この中には上杉謙信公の手紙もありますし、「御館の乱」に関わる景勝公と景虎公の文書もございまして、非常に貴重な古文書であると聞いております。火災に遭い少し焼けた形になっていますが、読み取りはできるということですし、学芸員もしっかりと市民の皆さんへ伝えていきたいということであります。そのお披露目として、8月6日に開催される柿崎時代夏祭りにご披露できればと考えております。 

 フルサットが上越妙高駅西口にオープンしました。6月18日に私も寄せてもらいましたが、私が想像したよりも若者の雰囲気や、駅を降りて立ち寄ってみたいという雰囲気があるように感じました。また、設計士さんから建設のコンセプトをお聞きしましたけれども、その思い、こだわりを随分と感じましたし、何よりも地元の設計士さんが関わられたことが、非常に嬉しく感じたところであります。今後、このフルサットを拠点としながら情報を発信し、上越妙高駅前の活気につながればと思っているところであります。 

 7月10日の参議院議員通常選挙でありますが、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、初めての選挙となります。先の市議会議員選挙の投票率が54.55%でありましたから、18歳以上の皆さんがどの程度、投票されるかが大事になってくると思います。民意を反映する唯一の手段が選挙であります。18歳以上の皆さんは、是非、自分の考えをしっかりと持ち、自らが支持する候補者にきちんと投票していただく、そのような行動をお願いしたいと思っております。 

 私からは以上であります。  

ドイツ体操連盟への表敬訪問及び事前合宿の招致活動について

(記者)
 
ドイツ体操連盟との本契約に向けたスケジュールについて教えていただけますか。

(市長)
 
どのような形で契約するかということですけれども、きちんと詰めていく作業もたくさんありますし、2020年東京オリンピック・パラリンピックへのドイツ体操選手の派遣決定が大前提となります。
 ドイツの国内選手権を見てきましたが、トップ選手の得点が86から88点ほどでした。日本のトップ選手は93点くらいですから、大きな差があります。ドイツからの体操選手の派遣がどうなるか少し気になりますが、いずれにしても10月に会長以下役員の皆さんがお出でになるということですから、前に向けて進めていきたいと思います。

(記者)
 
宮崎県やさいたま市などでドイツ代表の招致をしている自治体がありますけれども、少し水をあけることはできたとお考えですか。

(市長)
 
ドイツの体操競技に関しましては、そのような話はないとおっしゃっていました。私が聞いておりますのは、佐賀県の指導者が、ドイツの体操選手に対する指導のため個別に訪問されているとのことですが、自治体などの大きな動きではないと思います。我々のように自治体が正式にドイツ体操連盟の皆さんとお会いしたのは初めてであると理解しています。 

県市長会の泉田県政に対する検証結果について

(記者)
 県市長会、町村会が5月末にまとめた泉田県政の評価の件についてですが、市長不在中(ドイツ体操連盟への訪問中)に新潟市長、長岡市長、妙高市長などが集まり、今後の対応を協議されています。市長会がまとめた泉田県政に対する検証結果について、市長会の総意であったのかどうか、上越市長の見解をお伺いします。

(市長)
 
総意の捉え方が、それぞれ違う意味合いになっていると思います。総意の定義があれば、総意であるなしを言えるのですが、大きく括ってAかBかという議論ではないと思うのです。
 検証結果のまとめ方としては、市長会事務局から整理された項目が送られてきましたので、そのうちの上越市に該当する2項目について、県政との関わりや我々の取組の考え方を整理し、事務局に返送しています。それが検証結果に反映された部分と、反映されながらも後半は違う話になっているところもあります。具体的には言いませんが、上越市に関係する2つの項目は、A市、B市、C市と関係があるわけで、私が答えたことが、A市では「そうではない」ということもあり得ますし、A市がどう答えたかはわかりません。否定されている部分もあるわけです。こうしてまとめられたものが県に提出されたわけですので、それを総意と思うかどうか、AかBかという話は、少し乱暴なのではないかと思います。
 例えば、県の福祉4計画の未策定問題については、当市の計画策定にはあまり影響がありませんでしたが、県の計画がなくて困ったという市もあったわけです。それは私にはわからないことです。それを総意と言うのか言わないかは、私が今、説明した中で皆さんがどう考えられるかということだと思います。新聞には「総意だ」、「総意でない」と、そのようなことで議論していますが、私にとってはあまり実のない話だと思っています。市長会名で出したことは間違いないことですから、それを以って総意かと言えばそうなのかもしれませんが、その前段、まとめ方としては、お話したとおりですので、私は総意であるか総意でないかということは言及しませんし、できないことだと思っています。

(記者)

 上越市長としての所感は書いたけども、総意としたわけではないということですか。

(市長)
 
全体のものについては、私がタッチしていない部分もありますし、どのような問題が起きていたのかさえわからないことがあります。
 例えば高速バス廃止の問題がありました。我々には関係ありませんが、該当する自治体の現場では本当に困っていることだと思います。しかし、そのことについて、県は何も対応しないという議論があったとしても、私にはわからないということです。

(記者)
 
長岡市長を中心にいろいろな動きがあるわけですが、率直な感想はどうですか。

(市長)
 
7月3日の日曜日、臨時市長会が開かれることになりました。そこでどのような議論になるかわかりませんが、市長会では知事から文書による回答がほしいということですし、知事は市長会と面会し話をした上で、文書による回答をしたいということかと思います。
 野球のキャッチボールで例えますと、お互いの信頼感がなければボールを投げたり受けたりすることはできません。キャッチボールは信頼関係の上に成り立っているわけです。これは社会の中でもそうだと思います。今回の件は、キャッチボールになるかならないかわかりませんが、いずれにしても信頼関係を取り戻す方法を考えなくてはならないと思います。
 それは自分が正しいと言う前提での議論ではなく、互いのバランスをとりながら物事を進めていこうとする対話をしなければならないということです。特に政治についてはそうなるのではないでしょうか。そのようにお互いが考える必要があると思いますし、早く正常に戻す方法を考えていきたいと思っています。

(記者)
 
泉田知事の3期12年、単純に市長個人としての評価はどうですか。

(市長)
 
3期12年の評価を単純にはできません。

(記者)
 
良い、悪いという観点からはどうですか。

(市長)
 
評価というのはマイナスだけではありません。良いところもあります。12年間という長いスパンの中では、泉田知事が務められたことによって前に進んだ大きなこともあると思いますから、そのような評価もあっていいという気持ちはあります。

(記者)
 
泉田知事の3期12年の中で良くやったという部分がありましたら教えてください。

(市長)
 
泉田知事は、私がまだ県職員でいたとき、平成16年10月23日の中越地震発生直後に就任されました。当時、外から入って来られ、全国一、若かった知事が多くの職員を前に采配を振るい、国を動かしながら、あれほど大きな災害を乗り越えたということですので、すごいことだと感じた記憶があります。また、非常に経済に強く詳しいということ、知識が豊富な方だと思います。県職員として4、5年、一緒に仕事をさせていただきましたが、私が仕えた知事の中では、新しいタイプの知事だと思いました。良いところはたくさんあると思います。

(記者)
 
本日、燕市長が今回の市長会の意見書は各市長の総意だとする見解を述べられました。上越市長も総意の中に入ると考えてよろしいでしょうか。

(市長)
 
先ほどお話したように、今回の文書の中には上越市に関わりのない部分もたくさんあります。私が書いた2項目については、私の意見として受け取っていただいたと思いますが、燕市長さんが問題としている項目が、上越市には全く関係のないことですので、そのことで総意かどうかという位置付けは難しいということです。

(記者)
 
ということは、今回の検証結果については完全なる総意ではないというお考えでよろしいでしょうか。

(市長)
 
総意か総意でないか、AかBかの議論ではないと言っているのです。上越市に関係のないことを総意かどうかと聞かれても、答えてみようがありません。総意の定義をしてもらえればお話できますけれども、その定義がなされていませんし、そうした中で燕市長さんが総意だと理解されるならば、それは燕市長さんのお考えですから何とも言いようがありません。
 私には他市のことはわかりませんし、私が書いた項目についても、他の市長さんが違うと言っていることもあり得るわけですから、それが総意なのかということです。この件について、総意かどうかという判断は、あまり意味のないことだと私は思っています。

(記者)
 
市長ご自身は総意という結論に対して、必ずしも従うものではないとお考えですか。

(市長)
 
従う、従わないではなく、私が関係しない項目がたくさんあるということです。関係しないことに私が同調しますということにはなりません。当市の関係は当市のもの、他市の関係は他市のものとしてそれぞれの意見を書いてまとめたものです。それを総意とするのであれば、総意だと捉えられますが、他市のことをどうかと聞かれてもわかりません。

(記者)
 
単純な答えをいただきたいのですが、市長会がまとめた検証結果は正しいのですか。それとも少し違うところがあるのでしょうか。

(市長)
 
上越市に関係する項目で、正しくない部分がありましたので、そこは直しました。

(記者)
 
では、全面的に従うものではないということでしょうか。

(市長)
 
私が直した部分は、そのまま知事に伝えていただいていますから、そこは否定しません。

(記者)
 
今回の検証結果は、全体の意見として従うということでしょうか。

(市長)
 
上越市に該当する項目は、私自身がきちんとお話したことが文章に残っていますから、それを知事に伝えていただくことはありがたいと思っています。また、上越市に関することが知事に伝わることは、私の責任であり問題ないと考えています。

(記者)
 
具体的な問題として、原子力発電と北陸新幹線への知事の対応、この2点に関してどのような評価ですか。

(市長)
 
検証結果には、北陸新幹線「かがやき」の県内停車が実現しなかったことの記述があり、その後段には知事の言動や対応に問題があったと書かれていますが、私自身も国やJRへの対応を含めて上越市長の責任を問われていますから、それを知事の責任だというわけにはいきません。
 知事とともに地元の市長として「かがやき」の停車を国やJRに要望してきましたから、そのことを前段に私が書きました。しかし、結果として「かがやき」の停車が実現しなかった。それは認めざるを得ませんが、後段に書かれている知事の言動や対応に問題があったとされている部分は、私にはわかりませんし、責任を持てないのです。
 当市に該当する項目でさえ、文章の前段と後段との捉え方が少し違っていますので、他市にもこのようなことがあると思います。総意かどうかということは、そのようなところから考えなくてはならないと思います。

(記者)
 
先ほどのキャッチボールのお話をお聞きしますと、市長会側にも問題があるのではないかと受け取ったのですが、いずれにしても知事と市長会との関係はこのままでは良くありませんので、足並みを揃えてキャッチボールをするためにはどうしていくべきでしょうか。

(市長)
 
県と市長会とのコミュニケーションが上手くいかなかったことが、今回、このようなことになっていると思います。県の新しい施策に対して、市が予算対応できないなどいろいろなことがありました。この積み重ねが信頼関係を損なってきたのだろうと、結果的に不幸な形になってしまったと感じています。お互いがお互いを認め合うようなコミュニケーションをとらない限り、なかなか上手くいかないのではないでしょうか。
 お互いが会って話すことも一つでしょうし、文書をやりとりした後に話をするということもあると思います。いずれにしてもそのような関係性をつくっていかなくてはなりません。報道各社の記事を見ながら20人の市長がそれぞれ違うことを言っていては、段々と話が大きくなるばかりであり何の意味もありませんし、こんな不幸なことはありません。今の状況は、少し異常だと思いますから、早くその関係を元に戻すようにお互いが努力していかなくてはならないと思います。

(記者)
 
新潟市長、長岡市長とも本件の協議に加わっておられます。大きな自治体から順番にいくと、話し合いに加わらないのは上越市長だけだと思うのですが。

(市長)
 
自治体の大小は関係ありません。会長・副会長含めて市長任期の長い方が市長会の役職を務めています。

(記者)
 
上越市長がこの関係修復に汗をかく準備はないですか。

(市長)
 
7月3日に臨時市長会が開かれますから、そのときに正常化するためにはどうしたらよいか話したいと思います。それぞれの市長さんが「総意だ」、「総意でない」と話しているわけですが、どう対応していくかが一番大事なわけです。そこで方向性は見つけられると思います。

謙信公祭について

(記者)
 
今年はGACKTさんが出演されないということで、市長ご自身が出陣行列の謙信公役として乗馬されるということです。謙信公祭で上杉謙信公役に臨まれる意気込みを語っていただけますか。

(市長)
 
平成15年、私が上越に来たときに、このお祭りはすごいなと感じました。その当時はGACKTさんの出演はなかったと思いますが、地元手作りのお祭りで本町でも様々なイベントが行われていたかと思います。その後、GACKTさんがお出でになったときに、地元の方々からは「謙信公祭が単なる観光の人集めに変質してしまった」、「謙信公を偲ぶという思いがなくなった」と聞いたこともありました。
 一方、GACKTさんは、何回かのご出演によりご自身が謙信公に惚れ、謙信公に成り代わり上越市を発信する、PRするという思いを強くされた方でありました。全国から20万人を超える人々から当市へ足を運んでいただき、市内の宿が満杯になりましたから、経済効果はもちろんですしGACKTさんの人気、発信力はすごいものがあるなと率直に感じました。
 こうした中、実行委員会では今後、地域の身近な祭りに戻しながら、春日地区だけではなく上越市全体の祭りに成長、進化させる、一体感を持った祭りにしたいとのことから、GACKT さんの招聘は90回を一つの区切りとすることに決定されました。私としては情報の発信力からすると、全国から謙信公役を公募してはどうかというお話もしたのですが、「1回目は市長にお願いしたい」と実行委員長から強く求められましたので、承諾したものであります。お引き受けしたからには、当日の謙信公役をしっかり担いたいと考えています。

参議院議員通常選挙について

(記者)
 
今、選挙戦の最中ですが、市長は各陣営に対してどういうスタンスで臨まれていますか。また、どのような期待をされていますか。

(市長)
 
両陣営から集会に来てほしいと話があるのですが、時間的にも余裕がありませんので、個別の対応はできないという現状です。

(記者)
 
電報などのメッセージを出すことや応援などに行く予定もないということですか。

(市長)
 
選挙期間でないときにはメッセージを送ったこともあると思いますが、選挙期間中になってからはメッセージを出すことはありません。声もかかっていませんから、応援もありません。

東南アジア経済交流事業について

(記者)
 
東南アジアへの経済ミッションについて、すぐに成果が出ることはないと思います。例えば、来年度以降、他の自治体と提携してさらにミッションを拡大するとか、市単独でも中期ビジョンを持って東南アジアとの経済交流を継続するというお考えはあるのでしょうか。

(市長)
 
インバウンドの可能性はあると思います。今回、シンガポール・タイの旅行社を何社か訪問しますので、きちんとした対応が図られれば、二の矢、三の矢を打つことによってある程度の人の流れを確保することができると思っています。
 物流については、特にシンガポールの富裕層をターゲットとし、富寿しさんのご協力をいただき、現地の皆さんに好まれるものは何かというテーマを持ちながら調査を行いますので、その可能性をしっかりとつかんで次につなげていきたいと思っています。

(記者)
 
次年度以降も取り組みたいというお考えでよろしいですか。

(市長)
 
今回で終わってしまいますと、ただの物見遊山になってしまいますから、今回の芽出しを次はフォーカスし個別に取り組んでいくことも大事かと思います。そのときには民間の皆さんの力もお借りしたいと思います。