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村山市長記者懇談会内容(平成29年12月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年1月17日更新

開催日:平成29年12月26日(火曜日)


今年の所感について

(記者)
 
今年もいろいろあった年かと思いますけども、市長に今年の市内の三大ニュースをあげていただいて、所感をお聞きします。

(市長)
 
私の長い経験の中で、8月6日、庁舎が火災にあったというのは、非常に大きなショックでありました。また12月12日ですが、これは工事中でありました安塚区樽田の雪室貯蔵施設が、これも火災にあって全焼したということを含めて、あってはならないことがありました。隣に雪だるま物産館、樽田そば処もありますので、その施設に類焼しなくてよかったと思います。この2つの施設は12月30日から元日まで休みますけれども、その他は営業しています。近隣で火災がありましたけれども、きちんとした安全対策が講じてありますので、できれば新年を含めて足を運んでもらえたらと思っているところであります。
 それから、新水族博物館が建設されているということと、高田公園オーレンプラザ、またクリーンセンターができたということも大きいと思います。できた施設は順調に使われておりますし、市民の皆さんに喜んでもらっています。オーレンプラザは、わずか60日くらいで6万人を超える皆さんから使っていただいており、クリーンセンターも稼働し始め、見学者も1,500人くらい来られています。
 来年は、新水族博物館だと思いますが、8割がたの工事が終わりました。3月15日くらいには工事が完成すると思います。開館日は、具体的にいろいろな準備の関係で定まりませんが、平成30年6月には開館したいと考えております。またそれに併せて、ロゴマークも制定され、夕日に映える海とか、空とか、それから大きな大水槽、そんなイメージするものが今日、お手元に配られていると思いますが、これからプロモーションをしっかりとやっていくということであります。今日、予定では、指定管理者の株式会社横浜八景島さんからプレスリリースがあると聞いていますので、詳しくはそれをご覧ください。
 今年は降雪が早かったです。除雪による事故や交通事故がすでに起きていますから、気をつけなくてはいけないと思っています。それから明るいニュースとして、自分の中では、プロ野球の横浜DeNAベイスターズの飯塚選手、それからNGT48の高倉さん、これら上越出身の若者が日本中で発信するような活躍をされていますので、こういう地元の若い人たちが活躍するシーンを何か大きな力に変えていきながら、地元の若い人たちも頑張ってもらえたらと思っているところであります。1年間振り返りますと非常に残念なこともありましたけれども、明るい、そしてまた次の年に向かって何か期待が持てるというそんな感じもしました。
 12月15日に市議会定例会が終わって、全予算、全案件が可決したのですが、本当に残念だと思ったことは、国宝「太刀無銘一文字(号 山鳥毛)」の取得を断念せざるをえなかったことによる予算の減額がありました。また、市民生活に大きく影響する要援護世帯の除雪費助成の予算も増額するということで、対象となる除雪の範囲を広げ、世帯要件も少し緩やかにしました。それから中学校に入る人たちの就学援助も補正予算で認めてもらいましたので、市民生活に影響するものがきちんと整理されて、新しい年を迎えられると思っています。とりとめのない、自分の中での思いですが、この1年間の中で少し記憶として呼び覚ませば、そんなことがあるかなと思っています。

(司会)
 
冒頭、市長からのあいさつをすべきところ、記者からの質問を先に受けてしまうという、進行順序を間違えました。申し訳ありませんでした。引き続き質問をお受けします。

(記者)
 
市長は今年1年または、来年に向けてでもいいですが、漢字一文字で表すとするとどんな漢字ですか。

(市長)
 
我々は次の時代を見据えた時にその備えを考えると、(「確か」という)確実の「確」という字を大事にしていく必要があると思います。私は、確かなものにしていく役割・責任があると思っていますので、地域社会における将来に見据えた確かな行政運営、それから市民生活・営みを守っていく、支援していく、そういう取り組みを新しい年度で行いたいと思います。新しい年度に思いを込めて確実なまちづくりをしていく、確実に市民生活を守っていく、そんな思いでいます。

新水族博物館のロゴマーク等について

(記者)
 
新水族博物館のプレスリリースがあると聞いたのですが。

(市長)
 
指定管理者の株式会社横浜八景島が今日リリースするという話を聞いています。

(新水族館整備課副課長)
 
記者懇談会が終わるころに指定管理者である株式会社横浜八景島から、詳しい資料とDVDを皆様のところにお届けします。

(記者)
 
うみがたりのロゴマーク決定について、選考をしたとありますけれども、ここに至るまでにいくつかのデザインの提案があったのか、また、最終的な決め手についてお聞かせください。

(新水族館整備課副課長)
 
市の理事や企画政策部長、産業観光部長、新水族博物館整備課長など、内部で検討委員会を作って、いくつか案の中から選考したところであります。また、ロゴ、うみがたりという文字そのものも、いろいろなところで登録されているものがないか調べ、商標登録の関係もありますので、それについても着実に進めております。今、商標登録に向けた手続きをしています。

(記者)
 
市長は、このロゴマークご覧になって、どのような印象や期待をお持ちですか。

(市長)
 
このオレンジとブルーのコントラストの中で、何か大きく広がることと、何か深いということと、広いところと深いところ、縦軸と横軸といいますか、そういう感じのイメージがあって、色が持っている暖かさと、そしてその厳しさというか、さわやかさみたいなものがあって、見る人がそれぞれ、水族博物館を想像してもらえると思っています。

水族博物館の初年度の入込数について

(記者)
 
水族博物館の開館月が確定したということで、夏休み前のオープンになりますけれども、初年度、何万人を見込んでいますか。

(市長)
 
初年度は、60万人を予定していると指定管理者である株式会社横浜八景島から聞いております。
 今年取り壊した、旧水族博物館の最初の年の入場者が35万人を超えたということです。60万人を1年間で考えたとき、月に何人かということになりますが、最初は相当のごった返しになるだろうと思います。
 いずれにしても、オープン当初は混乱すると思います。ですから、旧国道の上越大通りに集中する自家用車を分散させるため、長野方面からの高速道路及び現国道18号線を利用者して来られる場合は、国道8号線を越えて、海岸線を通るルートに誘導するなど、関係者と協議しているところであります。

水族博物館へのアクセスについて

(記者)
 
上越妙高駅から直江津の水族博物館に繋がるバスはありますか。

(市長)
 
具体的に今のところ、そこまでの考えはないです。
 電車の乗り継ぎで直江津駅まで来てもらう方法もありますし、必要であれば、シャトルバスみたいなものもアクセスとしてあるのかなと思います。
 今のところは、そういう議論はしていませんが、駐車場の関係もあります。新幹線で来られた方については、直江津駅まで来てもらって、ぶらっと歩いて直江津のまちを見てもらいながら水族博物館に行く、それも一つのありようだと思います。アクセスの方法としては、いろいろな面で選択肢が広がるような取り組みをしたいと思っております。

北陸新幹線「かがやき号」の停車要望とはくたか号の減便について

(記者)
 来年の3月で北陸新幹線開業3年になりますけれども、これまでの新幹線の効果が、上越に対してどれだけのものがあったのかということと、かがやき号について引き続き上越妙高駅への停車を求めていくのか。今度のダイヤ改正で上越妙高駅から長野駅の接続が1本減るということになりますけれども、そのことについての所感をお願いします。

(市長)
 
東京まで最速2時間を切るという状況の中で、かがやき号とはくたか号がうまく運用されていると思います。確かにかがやき号が停まるというステータス、その発信力というのは非常に大きいものがあるだろうと思っていますが、利用する人たちの状況を考えると、今、かがやき号をどうしても停めてくれという話が開業から3年目になっても、出てきていない状況になっていると思います。
 現実に2時間を切って東京に向かえるという状況が、1時間に1本確実にあり、定時性、速達性がきちんと守られていて、我々の生活の中にもう溶け込んでいます。かがやき号を上越妙高駅に停めるということのお願いをしていかなくてはいけないと思いますが、今、実際にこのお願いをしたとしても、一駅停まることによって速達性が低下してしまうことを考えるとなかなか難しいと思います。
 次は、平成34年に敦賀まで延伸開業しますけれども、そのときにどういう状況になるのか。新潟方面からくる皆さんの関係もあって、今後、関西まで延伸していく状況が見えてきたときに、上越というところを結節点として捉え、そこにかがやき号が停車するということは当然、新潟県全体の中で考えていくと思います。ただ、要望は要望としてきちんとしていかなくてはいけないと思います。
 開業から3年が経ち、市民生活の中に溶け込んできて、金曜の夜とか土曜の夜に上越妙高駅に降りる方の数の多さというのは、目を見張るものがあります。3年経って乗客の数が減らない。そしてまた、関西方面からの人が随分増えていますので、上越というこの地勢的な特徴を上手く生かすことができれば、新幹線を生かしたまちになると思っています。

(記者)
 
この上越・長野間が1本減るというのは、利用実態を表しているもので致し方ない部分ではあるかなと思いますが。

(市長)
 
私も朝の一番早いので何回か東京に行きましたけれども、あの12両編成の中に何人も乗っていないことから利用される方はそんなに多くないと思っています。
 金沢から出発する電車よりも、近い距離の我々が遅く着くというのはおかしいだろうと思っていましたので、その便を含めた2本は、金沢駅を出る電車と同じ時間に着けるという臨時列車だったと思います。この臨時列車は、金沢駅を始発とするかがやき号に乗って東京駅へ行けるという仕組みで、JRに要望したことによって朝2本、長野駅でかがやき号に接続する電車が走ったと思っています。

(記者)
 
上越妙高駅の件です。ダイヤ改正で7時台がなくなるのですが、それに関して要望活動されるような考えはありますか。

(市長)
 
確かに要望をすることは大事だと思いますが、実際にこの要望をしたときにどういう反応がJRからあるか。7時38分のものがなくなるわけですけれども、その前に7時17分という電車が東京へ行くわけです。いずれにしても7時38分の今のはくたか号からかがやき号に乗り継ぐ客が少ないということですから、利用される方からは、前倒してもらってという形になると思います。
 要望したときに、JRからどう言われるかというのがあります。例えば、この列車に何人乗っていると思いますか、全然乗っていない列車なのにそれを動かせというのですか、という話も出てくるかもしれません。
 また利用者のアンケートもしなくてはいけないと思いますし、なくなるまでの間、使っていた方々に対して聞き取らなくてはいけないと思います。
 いずれにしてもなくなることによって利便性が悪くなるということですから、そのことはしっかりと調査をしながらお願いするべきは声を上げていく必要があると思っています。

(記者)
 
元々は朝の2便の実態を把握して利用促進につなげるという意図で手掛けられた事業だと思います。それを考えてJRの方が先に1本なくしますよと言われたから、手をひっこめるというのは違うのではないかと思うのですが。

(市長)
 
手をひっこめるというのは考えていませんし、地元では、不便になりましたという話をしなくてはいけないと思っています。アンケートをしながら県とも相談しながらどうするかということだと思っています。
 上越の市民の皆さんだけではなく、利用する方は新潟から来る方もおられるし、糸魚川は停まらないわけですから、糸魚川の皆さんの関係でもあるわけです。ですから、今あるダイヤの中で皆さんがうまく自分たちのスケジュールに合わせて使っておられます。そういう便があるということの中で、利便が少し欠けるということになりますので、なくなった時の話を含めて要望はしていく必要があると思います。
 これは一つだけではなくて、糸魚川駅発のものが直江津駅を経由して新潟へ向かうものもなくなる。そうして全体でなくなってくるわけですので、その辺のことも考えなくてはいけないなと思っています。
 また、2月に入ると思いますけれども、JR西日本の大阪の方ともお会いする機会がありますので、その機会にお話だけは出させていただくことになると思います。富山県の高岡も同じような状況になっていますので、高岡とも歩調を合わせていくことができればと思っています。 

平成30年産からの米政策について

(記者)
 
来年から平成30年問題と言われている、半世紀にも渡った減反が廃止されます。市長も常々、市としてなんとかサポートしていきたいとおっしゃっていますが、先月トップセールスで東京の方へ行かれましたけれども、また来年に向けて、こうしていきたいという考えがあれば教えてください。

(市長)
 
東京、それから埼玉に足を運びましたけれども、総じて米を扱っている皆さんは、米が足らないと言っています。もっとあればほしいと言われます。だから、この流通の中の米というのは、私も定かにつかむことがなかなか難しい環境にあると思っています。
 米の需給というのが国内においてどういう状況になってくるのか、国内の皆さんがお米をどう考えているのかというのが、出かけてみるとわかることがあります。
 100万俵の米を作っている上越地域の中で、平場の皆さんが大規模化、法人化され、米の減反政策がなくなることに対する備えを含めて、生産していこうという方向性ができてきました。中山間地においては、棚田米をブランド化しながら売るような戦略で収入・所得をあげるというそういう方法も必要ではないかと、私に訴えた方もおられました。その中で特徴ある米をブランド化していくことによって収入を確保して、後継者が出てくるような状況を作っていきたいと考えていますけれども、中山間地域の耕作不利地における農業というのは、後継者問題を含めてどうなるかなと。市に何ができるか、国・県の政策と併せて、市独自でも何か取り組んでいけるものを考えたいと思います。
 今、大島区や安塚区、浦川原区などでは、県営の基盤整備を行っています。これは次の担い手対策や作業の効率を良くし、コスト削減を目指した整備となりますので、このような取組みも農業の支えになると思います。
 30年問題は、そういうことで少し動いてみるとわかってくると思いますが、農地を捨てたり農業を捨てたりすれば集落がなくなるということは間違いないので、支える気持ちを強くしています。

国宝謙信公太刀収集事業について

(記者)
 
12月の本会議での議論がありました、国宝「太刀無銘一文字(号 山鳥毛)」の件でお感じになったことがあればお聞かせください。

(市長)
 
本当に残念だなと思います。職員は本当に誠意をもって交渉にあたって、結果的にこうなったことについては、残念だということと同時に、どうしてこうなったのかなという思いもありますけれども、相対の交渉の中でそのような形になったということですので、これは仕方ない、致し方ない部分だと思います。
 いずれにしてもせっかくの機会でもあったし、市民の皆さんに訴えながら、また市民の皆さんにも自主的な活動をしていただいて、その取得の方向で努力された。それがこのような結果になったことについては残念だと思っています。

(記者)
 
本会議でもそうですし、市民向けの説明会でも、今回の経験をぜひ次に生かしてほしいという声も聞かれたのですが、その辺はどうでしょうか。

(市長)
 
確かに、残念だった経験を我々がどう生かせるかということについては、難しいと思います。
 我々が取り組んできた経過の中で、どこにその齟齬(そご)をきたしたのかということも含めて、今回の件が我々に教えてくれたことがたくさんあると思いますので、自分たちでしっかりと総括しながら、次にこういうことがあるとすれば、そのことにしっかりと生かしていければと思っています。