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村山市長記者懇談会(平成29年6月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年7月13日更新

開催日:平成29年6月29日(木曜日)


(市長) 
 おはようございます。

 21日の夏至が北陸地方の梅雨入りの時でありました。雨が降ってこの地域がみずみずしくなると、花が本当にきれいだなと思います。1年のうちの半分が過ぎたと思うと、早いものだなというのが実感であります。

 その中で、まずもって市民の皆さんにお詫びをしなければならないことがございます。それは職員の不祥事というか、刑法犯ということで、非常に悔しい思いと残念な思いをしています。職員が、職場に不法に立ち入って、窃盗行為を行ったことが犯罪の内容です。事実関係、そしてまた刑事処分がきちんとした中で厳正に対処したいと思っています。いずれにしても、市民の皆さんに行政に対する信頼を損ねたことで、お詫びを申し上げたいと思います。今後、職員教育を徹底し、綱紀を粛正するよう、きちんと指導して、心から反省をしながら市民の皆さんにお詫び申し上げたいと思います。

 6月議会が1日から15日までありました。この議会の中では、すべての案件をご承認いただきましたので、平成29年度、速やかにそれぞれの仕事を取り組んでいくというスタートになったと思っています。

 7月12日からは、直江津と谷浜の海水浴場がオープン、15日は鵜の浜と柿崎中央がオープンし、海水浴シーズンが始まります。天候が良い中で海水浴を楽しんでもらい、海のない長野県の方にも上越の海を楽しんでいただきたいと思います。

 その後、21日から蓮まつりが始まりますし、23日からは祇園祭ということで、上越まつりがあります。これも直江津の八坂神社を中心に伝統のある近世の祭りが、今年の3月に「直江津・高田ネ氏園祭の御旅所行事と屋台巡行」が県の無形民俗文化財に指定されたということであります。この機を生かしながら、祭りの意義というものを市民に分かってもらえる祭りにできるかなと思っています。 
 26日、直江津の花火の日ですが、陸上自衛隊高田駐屯地・新発田駐屯地、そして県警の音楽隊から来ていただき、パレードをするということで、この祭りに花を添えてもらえるようなことがあります。これも地元の皆さんが一生懸命取り組んだことが、こういうことに結びついたと思っています。

 7月からFM上越のラジオがパソコンやスマートフォンで聴けることになり、全国どこにいても聴けるということになります。現在、上越地域でも、FM-Jが聞こえない、聴きにくい部分がありますが、今回サービスとして利用できることになり、いざ災害という時も、このFM-Jから発信される情報が全国的に聴けるということになります。

 それから、個人的には、DeNAの飯塚悟史選手が、この間登板して5回まで非常に良いピッチングをして、勝ち投手になれると思ったのですが、そのあと少し残念でした。地元の選手がプロ野球で活躍したことについて、プロ野球がまた改めて身近になったなと感じます。
 また、NGT48のグループの中に当市出身の高倉萌香さんという方がおられます。この方も最初の投票では7位で、結果的に25位になったということでありますので、こんなことを考えると地元出身の若い人たちが先頭に立って頑張っておられて、まちを元気づけることにもなっているのかなと思っているところであります。

 そんな雑感を持ちながら議会が終わって、元気が良い、上越が一番感じの良い夏がやってくるということで、気持ち的にも頑張りたいなと。市民の皆さんにも、季節の良さを感じてもらいながら活躍してもらえればと思っているところであります。

 私からは以上です。

小学校の副読本の題材(中江用水と小栗美作)について

 (記者) 
 当社に新潟の信州っていう企画がありまして、今、中江用水と小栗美作の取材をしているんですが、昨日教育委員会に行ったら、合併以前の上越市は、小学4年生のときに小栗と中江用水のことを副読本で勉強したが、今は副読本の内容が変わって、「用水を調べよう」というのが、中江用水と小栗ではなく上江用水になっています。今の子どもたちは、小栗美作という名を知らないまま成長していくのではないかと思うのです。

 小栗という人物は野尻湖から水を引いたばかりでなく、直江津の港湾を整備したとか、関川を浚せつして板倉あたりまで船が入れるようにしたとか、葉タバコの生産を奨励したとか、いろいろな意味で上越の高田の基礎を築いた人とされていると思います。そういう人も小学校のうちに学ばない状況になっていることについて、どんな思いでしょうか。

(市長) 
 上江用水の世界かんがい施設遺産登録のときに少し調べたのですが、上江用水は整備するのに130年もかかるような、長い期間にわたる用水の整備で、民間の人たちの作業による開削だったと言われています。それと比べると、中江用水というのは藩営事業で高田藩が実施した事業であり、4~5年の短い期間で完成したものであります。

 教育委員会でどういう経緯か知りませんが、教育として地域の偉人を検証する、事業を検証するとなったときに、民間の皆さんが頑張った、それも、130年という2代3代にわたり頑張った、その状況を上江用水が持っていたということで、それが題材になったのかなと感じています。後は、教育委員会に確認してもらえればと思います。

上越市体操アリーナ整備事業について

(記者) 
 6月議会で、大潟の体操アリーナの事業費と計画地が公表になったのですが、事業費について当初の4億5千万円から23億~26億円と5倍の数値に膨らんでいるのですけれども、計画変更の経緯といいますか、発端、その辺を知りたいのですが。

(市長) 
 今あるアリーナを利用しながら、そこに不足しているトランポリンと新体操の施設をということで考えたわけです。その用地も市営の用地の中で、整理をしたのですが、やはり建物の高さが大きくなることによっていろいろな状況とか、地形が非常に複雑で傾斜していることで、お金がかかるようなことになり、ここではなかなかその整備をするのが難しいというものが出てきました。

 今のアリーナは、大潟町時代に計画し、あの限られたエリアの中で作りましたが、利用者がどんどん増えてきて駐車場もない中で、練習をきちんとするための施設としては不足しているんだと。本来あるべき姿を作ってほしいという要望が体操協会を中心に出てきたと教育委員会から聞いています。その中で教育委員会の方では、日本体操協会、新潟県体操協会にそういうものを作った場合、どういう大会、競技があるかということも整理をしながら、財源や用地の関係を検討して今回、設計関係の変更を含めて、提案してきたものと思います。なので、設計の変更をしたものが基本計画なり実施計画になったときにその金額になったということですので、作りたい施設としてはこれだけかかるという判断、ジャッジがあったと思います。その話の中で財源を工面することが出来るのであればしたい、そう今回決定したと聞いていますし、私もそのことについては了としたところであります。

(記者) 
 議会の方から、これは市民にきちんと説明すべきではないかという話がありましたが、今後そういう計画変更、そういった事業費などについて、説明する場を設ける予定があるのかどうか、あるとすればスケジュール的にはどんな形になるのか、教えてください。

(市長) 
 具体的に計画が出てきたときに、体操関係者、また体操をやっているみなさん、一般の体操をやらない市民に向けて、いろいろな説明の仕方があると思います。その時の内容は財源の問題、そしてまた費用の問題、運営の問題、その必要性の問題、そのことをきちんと地域協議会を含めて説明は必要だろうと思います。

(記者) 
 今の関連で、事業費ですけれども、最大でも26億円に抑えたいというのは答弁から、所管事務調査でもあったようですけれども、これから東京五輪が近づくにつれて労務費単価なり、資材なり、今でも高いのに、さらに高くなっていくことも予想されていく中で、あの施設は26億円じゃできないよ、という声が建設関係者からも聞こえてくるんですけれども、本当に抑えられるのですか。

(市長) 
 例えば、オーレンプラザを作るときに震災があり、東京オリンピックのブームが来た時に一気に資材があがりました。ですから、同じものを作って、当初18億円が28億円近くになることが議会で議論されました。
 金額が大きくなることによってやめるという選択肢もあるでしょうし、大きくなることであっても工面できればということがあると思いますから、その状況は経済の状況を見ながら、ということになると思います。

 オーレンプラザのように、細かく仕切る施設ではなく、空間が勝負の体育施設ですので、そういうことを考えると今の設計者が積算しているその金額の中に収まると私は教育委員会からも聞いています。
 これが今後、それだけかけて建設する必要があるのかどうか、という議論もあって当然だと思いますし、その議論にはきちんと耳を傾け、説明をしていく、そういうことが必要だと思います。今の金額というのは、設計サイドではじき出したものが議会の方に報告されたものと私は聞いています。

国宝「太刀無銘一文字(号 山鳥毛)」の取得について

(記者) 
 山鳥毛なんですけれども、交渉はその後どういう状況ですか。

(市長) 
 この間、岡山の展覧会に非常に多くの皆さんがおいでになったということです。その後、うちの博物館の館長が中心になって、交渉をしていると聞いていますが、仮契約をしながら、上越へ招き入れる作業に入っていると聞いていますので、期待しているところであります。

(記者) 
 5月から仮契約の話が始まったと思いますけれども、まだその状況は変わらないのですか。

(市長) 
 多分、展覧会など、岡山サイドの関係があったりして、岡山での展覧会が5月21日まで、連休後までありましたので、少し時間がかかっているかもしれませんが、館長を中心に教育委員会の方でやっています。

(記者) 
 日程で行けば9月議会ですか。

(市長) 
 そうですね、9月議会までにはお話させてもらうような状況でお願いしたいと思っていますが。

(記者) 
 それを目指して鋭意、交渉中と。

(市長) 
 はい、そう聞いています。

職員の不祥事について

(記者) 
 冒頭の職員の不祥事の件ですが、ここ2年くらいの間に逮捕された職員の方は、3人目だと思います。2,000人くらいの規模の会社で、2年で3人というのは、多いのかなと気がします。これについてどう感じていらっしゃるか、お聞かせ願えますか。

(市長) 
 今回逮捕された職員の年齢、経験から、どうしてこういうことが起きたのかなと。この職員の心持がどうしてこういうことに走らせたのかなと思っていまして、ちょっと個人的にはその気持ちの不可解さというか、私自身が理解できない部分が強いです。これについては改めて人事課を通じて私自身もその場があれば、職員に徹底するような形をとりたいと思っています。

 今回、若い職員との対話を市長室の中で7~8人集めて5回やることにしていて、そういう話もざっくばらんにしていきながら職員が何を今思っているのか、世代別にしっかりと捉えていかなくてはいけないなと思っています。

(記者) 
 今の関連ですけれども、合併してから12年で人事のやり方ですよね。今回捕まった方は上越市採用ですけれども、最近は木田庁舎外に出ていて、長年そのままその総合事務所で終わらせてしまうのか、還流させるのか。どういう形でこの8年間動かしてきましたか。

(市長) 
 合併して12年ですから、新しい上越市になって採用した人は22歳で入っていれば34歳になっているわけですね。ですから、それだけの時間がたっています。そして、2,400人くらいいた職員が2,000人ちょっと切るくらいになりましたので、このことを考えますと世代別にジョブロテーションをしながら、いろいろな部署を経験するという人事配置をしないと、組織そのものの体力はあがらないと思っています。

 あるところに長くいるとか、またこれだけ広いですから、通勤するにしても自分の住んでいるところから職場まで行くのに40分50分というところもあります。それを考えると通勤の問題もあるし、本人が持っている能力なり、得手ということもありましょうし、また世代ごとのこういう仕事はこの世代の時に経験する、こういうときにはこれを経験するというローテーションもありますので、そういうものをかみ合わせながらやっています。

 また、13の総合事務所の中で地元の割合が非常に高いのが名立区になるのですが、名立区は通勤形態が非常に難しいところなんですね。もう名立区で採用された職員が減ってきていますから全部名立区で対応することはできなくなっています。合併したとき50歳の人は退職しています。その時、40歳の人というのは、50歳を超えてきているんですね。そういう人たちがその地元でずっといられるかというと、ローテーションも、昇任していくことも必要でしょう。モチベーションも必要でしょう。そういうことを考えるとやっぱり細かく見ながら個人の能力を見て、言葉では抽象的ですけれども、適材適所の中で世代別のローテーションをしていくということを考えています。

謙信公祭出陣行列の謙信公役について

(記者) 
 謙信公祭についてですが、今年の出陣行列の謙信公役が田中弘邦さんです。田中さんと面識があるのですごくお元気なのは重々承知しておりますけれども、ただ外部から見たときに90歳の方を炎天下の中、参列するというのはいかがなものかと思うんですが。市長は協賛会の顧問でいらっしゃると聞いてはおります。田中さんという案が出たときに、協賛会でも異論はなかったと聞いているのですが。

(市長) 
 決まったという報告を受けただけで、顧問にどうですかという話は、私は受けていません。どうやって決まったかといえば、協賛会の中で決まったと思っています。そこで決められたので、私は決まったことにそれはおかしいという立場ではないような気がしますので、決まった報告を受けて、そうですか、という話をさせてもらったというのが事実です。

 今のお話については確かにあの炎天下であれば大変かな、という気持ちはありますが、いずれにしても人選についてはどうかと言われてもコメントしようがないのでご理解ください。

(記者) 
 顧問の立場から一般公募を提案してみるとか。

(市長) 
 私は、前回の謙信公役をした時、私ではなくて公募したらどうかと、何回も協賛会にお願いしたんです。公募することがあってもいいなと思いますけれども、地元の皆さんが、ということになると、言いようがないというか。

笹ヶ峰ダムの土砂対策について

(記者) 
 冒頭お話のあった上江用水関係なんですけれども、笹ヶ峰ダム、900万トン以上の貯水量があるのにもかかわらず、砂が212万トン積みあがってしまっている状況で、先日、環境副大臣も来られて、たまった土砂の対策について地元と話し合う機会がありました。市長としては当然財政負担もありますし、土地改良区等の委員会でお話されていると思いますけれども、市長の考えとしてはいかがでしょうか。

(市長) 
 土砂は、平成7年の7・11水害のとき、一気に流入し、放流ゲートまで埋まっていることが国の調査でわかりました。ですから、貯水率を上げるためにはその土砂の撤去が必要ですが、あそこは国立公園の中であるため、その廃棄物といわれるものを移動することについて非常に制限があります。堆積した土砂を全部廃棄するとなると、大変なことにもなるし、相当な予算がかさむことになると思います。一番良い方法が何かという知恵を出しながら法律の中で、そしてまた環境を守る中でどういう方法が良いかということを考えていく必要があると思っていまして、答えはすぐに出ないと思います。

 堆積土砂の除去には、工法にもよりますが、100億円とかそういうレベルの金額になるだろうと思っていまして、その中でも国・県、そしてまた土地改良区、構成する自治体、妙高市を含めて考える必要があると思っています。この間、環境副大臣が来られたということを聞いたので、環境省の皆さんに説明する機会もあったと思いますので、その面では国は横断的に、農林水産省と環境省の関係の中で議論が進んでくれば、いろいろな知恵が出てくるかなと期待しています。

(記者) 
 根っこの議論としてあの土砂は取り除く必要があるということはお考えでしょうか。

(市長) 
 これはもちろん、ダムの保全だとかダム機能を十全にするためには、土砂を取り除かなければなりません。現在、放流ゲートまで埋まっていますから、そのところはとらなくてはならないということで、今の事業の中で作業はするのですが、そのことを含めて全体に貯水力を落としている土砂の堆積を今後、どうやって整理するかというところになると思います。

NGT48の高倉さんについて

(記者) 
 NGT48の高倉さんについての質問ですが、総選挙というイベントで300人くらいいるメンバーがいるなかで上位1割に入ったということもありますし、いろいろな記者会見などに行くこともありますけれども、上越市出身ということをご自分でPRされてらっしゃる場面もあります。市としては知名度の向上であるとか、イベント集客ということについて、例えばイベント出演であるとか、観光大使であるような就任を求めるようなお考えというのはありますでしょうか。

(市長) 
 上越出身だということで、そういう機会があれば折に触れて何かお願いすることも、また観光のサイド、上越の発信サイドからすると考えていくこともあるかと思っています。
 私はこの皆さんの活動を、この間ニュースで見ましたので、上越の発信力のお手伝いをしていただければと、機会があればそういうこともあってもいいなと思っています。