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村山市長記者懇談会内容(平成30年7月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年8月6日更新

平成30年7月24日(火曜日)

(市長)
 何かと忙しい中ありがとうございます。今回の西日本の水害は、本当に大きな災害だと思っていまして、たくさんの方が亡くなられました。そして甚大な被害ですので、お見舞いとお悔やみを申し上げるとともに、早く復旧・復興なされて元の生活に戻ってほしいと思っております。
 19日に市職員2人を現地に派遣し、本日帰って来ます。倉敷市真備町というところへ行きましたが、真備町では9,000棟あるうち5,500棟が全壊との判定をしたそうです。残った3,500棟に罹災証明を発行するための作業をしたということです。職員が帰ってきたら、我々に何ができるかということを考えてみたいと思っています。
 その一方で、雨がなくて水に困るような状況が生まれてきているのではないかと思います。笹ヶ峰ダムの貯水量も88%くらいになっているということと、中江用水は東北電力の協力をいただきながら毎秒8.7トンとか、8.9トンとか、ある程度の確保ができているので大丈夫だと思いますが、上江用水については、まだ東北電力の通水管が使えませんので、川から取水したり、また発電所上部の水槽から水をポンプアップしてなんとかやっています。これも普段の90%くらいしか通水できていないので、番水で頑張ってもらう状況になっています。
 いずれにしても畑の作物も含めて、この暑さで、きゅうりがすごく高い値段がついているということです。そういうものにも影響が出ていると思ったりしています。
 また、先月26日にうみがたりがオープンしました。昨日までで、プレミアム・デーの入館者を除くと13万4千人くらい。プレミアム・デーの市民の皆さんを足しますと、15万2千人を超えている状況です。ありがたいことだなと思うと同時に本当に心から楽しんでもらえればと思います。
 その中で3週間もたたないうちにバンドウイルカの雌、サシャという名前ですが、イルカ4頭いるうちの3頭が雄で1頭だけが雌(注)でした。上越に来てわずか3週間で、それも前日までは元気で、次の日の朝10時頃におかしいなと言っているうちに12時にならないうちに亡くなったということです。獣医さんが解剖した段階では、消化器と呼吸器に若干の異変があって、これから血液検査や病理検査をするということです。これから3頭で頑張るということになっていますので、多くの人に楽しんでもらえたらいいと思っております。
 また、お祭りの時期です。昨日から高田の祇園祭、そして26日からは直江津の祇園祭に移ります。26日は、直江津の花火で、29日のお餞米で終わります。明日は高田の大民謡流しです。その後は、謙信公祭で今年の謙信公祭は、関係する皆さんで議論して決めたということですが、謙信公役の公募をしました。地元の方が謙信公役ということになったそうです。また違う意味での謙信公が、いろいろなところに発信できればと思っております。
 蓮まつりもずいぶん賑わっているようであります。21日からオープンしました歴史博物館も大勢の人が入っておられます。そこにできた無料の屋上展望デッキと1階のカフェは、21日からの3日間混んだそうです。満席になって入れないこともあったそうですが、それも良かったと思います。小林古径美術館は、今日、安全祈願祭がありましたが、1年半くらいの工事が行われ、平成32年の3月に竣工すると美術館がもう一つしつらえられるということになります。
 いずれにしても賑わいと活気と、我々が少し元気になれる暑い時期を迎えますので、8月しっかりと乗り切って、夏休みの子どもたちの元気な声が聴ければと思っています。

(注)市長の発言につきまして、次のとおり訂正させていただきます。
訂正前「3頭が雄で1頭だけが雌
訂正後「3頭が雌で1頭だけが雄

災害ごみと避難所について

(記者)
 西日本豪雨関係で問題になっているのが、災害ごみの搬出が想定以上に各自治体で出ているということと避難所の在り方というのでしょうか。市の方では災害ごみの方について計画を見直すとか、排出量をもう1回再計算しなければならないのか。避難所の待遇で雑魚寝はまずいということで、ベッドを使った方がいいのではないかという指摘について、市としての考えはありますか。

(市長)
 今回の災害で学ぶべきことはたくさんあると思っています。水害であるとか地震であるとか、糸魚川であったような火災であるとか、状況によって災害ごみの形状は違うと思います。今回の水というものは、家をみんな持って行かれてしまうということと、家の中に、土砂も入り、物も再生できないということを考えますと、不燃物と可燃物が混在してしまいます。この中で、不燃物と可燃物が混在したものを災害ごみとして出されたときの処理の方法を考えなくてはいけないというのが大きな問題だと思っています。
 後片付けするときに周知し、集積するときの方法、自分で持っていけないような人もたくさんおられるわけですので、そういうのもどうやってやるのか、総論じゃなくて各論みたいなことで考えていく必要があると思っています。家電製品もあれば可燃物もある、布団もあるという状況になっていますから、処理の方法は全部違うわけですので、それをどうやって分別していくかというのを研究しなくてはいけないと思いました。
 それから、避難所ですが、中越地震の経験から、個人の問題とか、プライバシーの問題とか、障害を持っている人、病気のある人、お薬を必要とする人とか、いろいろなタイプのものを考えながら、福祉避難所はベッドにしましょうということに上越市は大体統一されました。訓練の時は、2つ3つのベッドは用意出来たとしても、本当に災害になったときにそれだけのものを対応できるかというと、これもまた訓練としてやっているときにはできるけれども実際には対応できるかということを真剣に考えなくてはいけないということを思いました。
 水害のことを前提とする避難所と地震のときの避難所は多分違うと思います。水害にあうところに避難所を設けても何の意味もないわけですから、水害で、ハザードマップに載っている水没するような地域に避難所があるとすれば、少し距離が遠いけれども歩いてもらうという方法がいいのか、土砂災害の影響がないとすれば、縦の方に上がる避難をしてもらえばいいのか、そういうものを少し識者の話を聞きながら、研究し、今あるものにしっかりとした肉付けをして、質の高い避難計画を実行に結び付けるような取り組みをしなくてはいけないと今回つくづく思いました。
 この間、板倉区のとある小さい集会に呼ばれて行ったのですが、箕冠山のすぐふもとのところの集落に住んでいる方が、大雨の警報が出ると板倉区柄山と上久々野の一部の方だけが避難されるのですが、我々のところも裏にすぐ山を抱えているので、我々のところについても避難の状況を教えてもらうことと、そういう実態を現地の皆さんと話し合いをしながら声をかけてもらいたいとおっしゃっていました。防災担当にその話をしたらすぐ地域の人たちにどういう状況ですかと話をしたそうです。逃げようとか、危険だと思っておられる方々がいて、我々のところも警報が出てもおかしくないよねという状況が何回もあったそうです。
 水害で洪水の氾濫になる地域なのか、そういうものと同時に土砂災害が一緒に来る地域なのかという、地域の特性をしっかりと考えなくてはいけないと思っています。
 それから、今回の倉敷市の小田川と高梁川のところで発生したバックウオーターについて、昨日、北陸地方整備局に要望で行ったときに局長と話をしました。今回のバックウオーターは、関川の水位が上がれば保倉川が流れないのと同じような状況でしょうか、とお話したら局長もそうだというお話をされていました。局長のお話では、国全体の予算の中で考えれば、被害があったところに予算が投入される。でも治水というのは水を治めるので、予知にしっかりと取り組んでいくことが大事だと。だから、何かあってから直す、人命を含めて、財産をなくしてから考える、ずっとその繰り返しできているので、繰り返すことのないような対応をとらなくてはいけないという考えは局長も私も同感だったところです。

(記者)
 災害ごみですけれども、ああなると仕方ないかもしれないが、混在してしまい分別に至らないと思います。何らかの形で事前に分別できるような、地域を確保するなり、置き場所を確保するということを市としては必要かなと今回のテレビを見ていて思いました。

(市長)
 まず人命だけ確保しようということで避難所の話を進めていますが、結果的にそういうことが出てきて交通渋滞とか、衛生上の問題が出てきます。派遣した職員に衛生の問題や土砂の排出、それにどれくらい時間がかかるのかとか、聞いてみようと思っています。 ごみの話を含めて考えなくてはいけないとつくづく思いました。
 処分場の確保、それから処分するための方法、そういうものの周知、周知するために我々自身が研究しなくてはならないと思いますので、職員と情報を共有しながら在り様を考えていきたいと思っています。

うみがたりのイルカについて

(記者)
 うみがたりのイルカは、3頭で頑張るというお話ですが、将来的に4頭の方がショーの迫力があっていいよねとか、もう1頭やっぱり入手しようかとか、現時点でいかがでしょうか。

(市長)
 プールを作るときの思いからすれば、繁殖まで考えたプールの構造になっています。そのことを指定管理者と相談をしながら技術的なことも含めて考えなくてはいけないと思います。
 動物は生き物ですから仕方ない部分もあるかもしれません。専門家と話をして、今後、イルカだけでなく、シロイルカも含めて、ほかの生物もそうですけれども、生育について指定管理者と一緒に考えていきたいと思っております。

(記者)
 解剖で、消化器と呼吸器に異常があったということですが、その後何か詳しいことは。

(市長)
 血液検査とか病理に出していると思いますが、まだ結論は出ていないと思います。解剖した後の最初の所見だけは聞いていますが、わかるまでにもう少し時間がかかるかと思います。それが死因に結び付くかどうかはわかりません。

(記者)
 将来的に繁殖を見据えたうえで、性別の異なるイルカの方がいいであろうと考えているということですか。

(市長)
 イルカの飼育というか、イルカそのものの評価というのは、国際的にも難しい状況です。これは自分のところでも繁殖するということも大事だというのが、当初のスタートだったと思いますので、その思いの中で取り組んでいければと思っています。

うみがたりの入館者数及びオープン後の課題について

(記者)
 間もなく1か月になるということで、昨日までに13万4千人、プレミアムを入れると15万2千人。これは市の想定と比べてどうなのかということと、3連休は周辺道路が大渋滞していたようですが、1か月やってみてオープンしての課題があれば教えていただきたい。

(市長)
 最初のプレミアム・デーのときは、大体1日1,000人くらいと見込んでいましたが、3,000人近くになったわけです。7月14日から16日の三連休、土曜日が8,000人、次の日曜日が12,000人、祝日の月曜日が10,000人以上とこれだけの皆さんがおいでになるというのは、やっぱり想定よりも多く、ありがたいと思っています。多くの人に来ていただく期待はしていたと思いますが、これだけの皆さんからお入りいただくというのは私自身もそうですし、館の方も少し驚きかなと思います。これからの夏休み、毎日2,000人から3,000人くらいの皆さんが子どもさんたちと一緒に来ていただけるという状況の中で、渋滞についての取り組みはこれから一生懸命されると思います。

うみがたり周辺の交通渋滞及び駐車場について

(記者)
 先ほど、うみがたり周辺の渋滞のお話がありましたけれどもかなり長い区間にわたって車が渋滞して市民生活にも影響が出ているように聞いております。また、直江津の祇園祭が始まりますと屋台の巡行もありますので、渋滞対策、急ぎ何か対策をとられるべきではないかというお話もちらほら聞かれるのですが、何か市として対策をすぐにとるお考えはありますか。

(市長)
 おいでいただく皆さんのルートをある程度限定しながら、駐車場に早く入ってもらう。けれども、多くの人がおいでになる状況となったので、こういう状態が起きていると思います。
 車社会になり、何本かの道から来られるようになりましたから、分散はしています。しかし、新潟方面から来る車が混んでいるという話になっていまして、長野方面とか富山方面から来る皆さんの交通の渋滞は直接ないというような状況も聞いています。
 駐車場の車の台数も長野・富山・新潟ナンバーが多いそうです。圧倒的に長野県が多いですけれども、渋滞を解消する方法としたら、どっちへ回れば今アクセスが楽なのかというメッセージをどうやって発信できるか、ラジオか何かで絶えずお話するか。
 駐車場も最初は奥の駐車場から入れることにしましたが、手前の駐車場から入れる方がいいのではないかとか、いろいろな議論をしながらやっています。こういう状況は休みの中では少し続いてしまうと思います。市民生活には影響が出ないように解決していかなくてはいけないと思っています。ありがたいことだと思いながらもご迷惑をかけている皆様には申し訳ないと思っています。

(記者)
 駐車場自体は足りているのですか。

(市長)
 何をもって足りているのかわかりませんが、1日1,000人で想定したものが3,000人も来るわけです。今回配置したものを全部数えると相当の台数は用意してあります。その想定を超えてしまうと臨時にどこか民間の皆さんのところを借りるとか、そういう状況しかないのかもしれません。
 分散することによってアクセスしやすくなるというメッセージをどこかで送らなくてはいけないので、土日あたりは、車で走っている人がラジオを聞くかどうかわかりませんが、FMか何かで話すことも必要かなという気はしています。

うみがたりの開館について

(記者)
 うみがたりの件で、想定よりも少し多いという話で、その要因というのはどういうところにあるのか、プロモーションがうまくいっていたとか、ここまでの1か月、想定以上にうまくいっていることについてどう評価されますか。

(市長)
 水族館というのがある種、ブームみたいなところもあると思います。京都の駅の裏に海がないのに水族館があるわけですから、そういう状況を含めると水族館に対する期待というか、水族館のファンというのは多いと思います。それと同時に、この上越の場合は、長野県の皆さんに大事にしていただいていることを考えると、長野県の皆さんからの期待感というのは大きかったと思っています。
 観光バスで来ている人が多くいますが、うみてらす名立にうみがたりを見に来た人が多く来ているそうです。この連休を含めて夏休みも宿泊は殆ど満杯だと聞いています。もう一つは、暑くなったことが良かったのではないでしょうか。暑くて困っている人もいますが、映画館行くか水族館行くかという話になっている人も中にはおられると思います。

(記者)
 夏休みに入るので小学生にプレゼントもありましたけれども、小中学生、高校生くらいの子どもたちに対して積極的にえちごトキめき鉄道とか、ほくほく線を使ってもらうというような案内はしないのでしょうか。

(市長)
 うみがたりでは、上越市の小学生全員に来てもらうような招待券を配布すると言っていました。また、北越急行株式会社は、うみがたりの割引券がついた切符があり、100枚くらい売れたと聞きました。
 29日から、十日町市で大地の芸術祭が始まります。ほくほく線を使って大地の芸術祭を見たらうみがたりを見てもらう、うみがたりを見たら大地の芸術祭を見てもらうような、大地の芸術祭とうみがたりをセットにしながら、行ったり来たりする方向でやりましょうという話を北越急行株式会社の社長としていました。

(記者)
 例えば市民の皆さんにうみがたりに行くときは積極的に電車に乗ろうということは。

(市長) それはあると思います。地元の鉄道を使う機会でもありますし、大事にしていかなくてはいけないと思います。割引切符は売っているけど、なかなかその切符が周知できないみたいです。こちらも宣伝できればと思います。

(記者)
 市としては周知していきたいということでよろしいですか。

(市長)
 はい、電車を使ってもらうのは大事だと思います。直江津駅を降りてからぶらぶら歩いてもらうことも。直江津の飲食店では夕方のお客さんが増えたみたいです。

うみがたり開館後の地域の賑わいについて

(記者)
 うみがたりができて、人が増えて良かったということで終わってはいけないと思います。その波及に対して、例えば、公共交通を使ってもらって街中を歩いてもらうとか、仕掛けはしていると思いますが、その評価についてお聞きします。

(市長)
 高田のあるお店では、広告を出していて、うみがたりに行くと食事が割引になるようなことをしています。また、直江津駅前の魚料理中心のお店では、お客さんが並んで待っている状況だと聞いています。
 土日に来た人が、街中に来て、物を買ったり食事したりしてくれることがありがたいという話も聞こえています。

(記者)
 誘導策自体も今のところまずまずということですか。

(市長)
 はい、まずまずだと思います。作ってくれた直江津の街中マップを見て、訪れた人は歩いてくれているのではないでしょうか。だから細い小路や小さいお店に人が入ってくるという話も聞きました。

(記者)
 今後、市としての誘導策は。

(市長)
 街歩きのマップの中に直江津のよいところ、我々が誇りに思っているようなところを歩いてもらって何か感じてもらえる、そういう気持ちに訴えるものをしたいと思います。
 早く行くにはここですというより、直江津の街を歩いてもらって、坂を下るとここに着きますよというような、うみがたりと直江津の街を うまくリンクさせるようなことを考えられたらと思っています。観光の担当と少し知恵を絞ってみたいと思っています。

中江用水と上江用水の番水について

(記者)
 番水について、今年の米作りはほぼ終盤を迎えて、来年以降を見据えるとやはり再発防止というのが大切だと思います。上越市として何か再発防止とかに取り組まれるお気持ちはありますか。

(市長)
 上江・中江用水が、東北電力の板倉発電所を経由しながら供給されているという現実を考えると、いざというときに河川から取水できるような体制をきちんとしたものにすることが大事だと思っています。
上江用水の上流部は、発電所からの水を使うため断面が狭く小さな容量になっていますので、いざというときに河川の水を使えるものとして対応することも大事かと思っています。
 今回の災害の経験を生かして河川のそれぞれの取り入れ口については、水位が下がった時でも取れるように対応しなくてはいけないと思いますので、土地改良区の皆さんとしっかりと話をしていきたいと思っています。

(記者)
 予備取水口とかの活用については、基本的に土地改良区が行うことだと思います。もともとあそこは地すべり地帯で、上江用水路自体がかなり地すべりの影響を受けやすい状況にあるかと思います。上越市として財力の乏しい土地改良区に代わって、水路とか、予備水路を作るとか、そういったようなお考えはありますか。

(市長) 上江用水の歴史はご存知だと思いますが、何百年もかけてあそこを通ってきました。そしてまた勾配を計算して整備されているわけです。野尻湖の水や笹ヶ峰の水を含めながらの状況ですので、断面だけ大きくしていっぱい取るというわけにはいきません。その辺のことを考えると、今ある用水をきちんと管理する。それから発電所の水が使えない状況になったときにその水をどうやって確保するのか。河川の水を含めてきちんと取れるような状況を作る必要があると思っています。
 板倉区国川の地すべり災害のときに、上江用水が使えなくてどうするかという議論の成果が今回に出ていると思っています。県や市が用水をどうするというよりも、土砂災害と地すべり地域に指定されていない部分について、できれば指定してもらって、応急工事ができるような体制を作っていくことが必要だと思っています。

(記者)
 第一義的には土地改良区の運用でなんとかしてもらいたいというお考えでしょうか。

(市長)
 土地改良区が農家の皆さんから負担金をもらいながら水を供給する制度ですから、その制度の中で国の補助、市の補助を含めて対応をしていく。これからも土地改良区が中心となって農家の皆さんとの関係性の中でやっていく。それに我々がいざというときに支援できるかということでやっていければと思っています。

(記者)
 何か土地改良区と再発防止の協議とか、そういったものはされますか。

(市長)
 笹ヶ峰の水が88%しかないという中で、ダムに水が入らなければ出てこないわけです。そのことも水の少ない原因になります。だから、その用水だけをしっかり直せば水が来るというものでもなくて、水量が減ってくれば、厳しいことになると思います。
 今回のように水が少なくなってきたときにどうするかという対応もまた別ですし、事故が起きたときの対応もまた別です。だから両方の観点で考えないと。今回は災害があってこういう状況になったと同時に入ってくる水が少ないというのもまた一つ大きな理由になっています。

(記者)
 この前も議会で少し出ましたけれども国営事業の方で、改良事業が進んでいます。そちらの方でリスク分散の仕組みみたいなものを取り入れることは、なかなか難しいですか。

(市長)
 ある程度、国の全体的な事業の方向性が決まった中で、今ここでこの負担、この用水をどうするかという議論は多分一緒にならないと思います。
 これは関係する北陸農政局との協議も必要だと思います。水の困っていること自体は、北陸農政局もわかっていますが、すぐにそれをオンするのは難しいと思います。

高齢者等への熱中症への注意喚起について

(記者)
 とても暑い日が続いて、これからも続くようです。市長から各部局に対して例えば、保健師が巡回をして、一人暮らしのお年寄りを見回るとか、教育委員会であれば部活動等の時間の配慮をという、具体的な指示をされたのであれば教えてください。

(市長)
 教育委員会の子どもたちに対する話は、議論が詰まっていないらしいです。学童の大会など、その時の開会式はどうしたらいいかとか、体育協会も含めながら話をしているということです。学校は休みに入りましたから、学校は今までの話と少し違ってくると思います。今度は、休みの中での子どもたちがどうやって過ごすかということです。
 もう一つは、区の事務所が、熱中症を含めて注意喚起をしているのですが、この注意喚起はどうなのかと思って聞いています。
 お年寄りになると体温調整ができなくなるそうです。一人で住んでいる人はどうしているのか気になります。これは、民生委員さんから訪問してもらうとか、市の保健師が行くとか、個別に見ていく必要があると思います。これだけ熱中症で亡くなっている人も多いわけですから、何か起きてからではなくて、うるさいくらい言う必要があると思っています。

(記者)
 個別具体的に各部局に指示される予定は。この時期から指示するのが適切かどうかというのもありますけど。

(市長)
 暑いですからこうしてくださいというメッセージをきちんとつながるような方法があれば効果的だと思います。けれども、形だけではなかなか難しいという部分があり、どうやって取り組むかというのが難しいところです。民生委員の皆さんは、お年寄りで一人暮らしをしている人がわかると思いますので、そのような形を健康福祉部を通じて確認してみたいと思います。

学校等の公共施設へのクーラー設置について

(記者)
 学校とか、公共施設の方でクーラーの台数を増やしたりとか、今回のこの暑さに対する対策は考えているのでしょうか。

(市長)
 この暑さの中で、学校のことは、教育委員会で考えると思いますけれども、施設については早晩出てくると思います。扇風機だけでなくて、エアコンをどうして入れないのか、新しい学校にはエアコンがあるけれども昔の学校にはないという議論が必ず出てくると思います。
 これを一つの機会としながら国も含めて暑さ対策、子どもに対してはどうするか、というのが俎上にはのぼってくると思います。今すぐの財政の中でやれるのか、財源を考えた場合になかなか難しいので、どういう方法があるのかという議論をしながら、その話の中での対応をしていく必要があると思っています。

放課後児童クラブでのおやつの提供廃止について

(記者)
 先日、放課後児童クラブでおやつの提供が廃止されるという話がありました。お母さん方からは、ちょっとお金を払ってでも続けてほしいという思いがあったり、一方で、提供ではなく持ち込みをしてもいいという方もおります。そうなるとかえっておやつの種類が増えて、アレルギーを持つ子どもの口に入る機会が増えてしまうのではないかという心配があるようです。市長としてはおやつの在り方についてどうお考えですか。

(市長)
 親御さんが夕方遅くまで勤めていて、預けている子どものお腹がすいてしまうので、おやつを与えてほしいという話は聞いていました。その一方で、アレルギーを持つ子どもさんがいる中で、おやつを分けながら、他人のところに行かないようにチェックをしなくてはいけないという状況があります。子どもたちが多い中、放課後児童クラブの指導員さんの状況を考えると難しく、持ってきた子が持ってこない人にあげてしまうこともありうるわけです。
 いずれにしても今回の件は、夏休みの期間の対応だと思います。しっかりとチェックして、おやつを持って来る子については、確実に他人にわたらないような指導を徹底してほしいと思います。

(記者)
 ふたたび、放課後児童クラブの方からおやつを提供するというのは難しいでしょうか。

(市長)
 職員の状況や子どもたちの状況から、おやつのいらない子どももいるわけです。そのことを考えると、提供しないということを理解してもらいながら、放課後児童クラブで一緒に過ごしてもらうことにしていただければと思っています。

(記者)
 廃止に至るまでが少し急だったということで、説明を徹底してほしいという声がありました。夏休みが始まりますが、それまでに周知は終えたという認識でよろしいですか。

(市長)
 ご理解いただく部分が少し時間的に短かったかと、私も感じたところですが、いずれにしても教育委員会の方で段取りをして保護者にお願いをしてきて、夏休みに入ったということでご理解をいただきたいと思います。

小学校の統廃合について

(記者)
 6月議会の中で話のあった小規模な小学校が増えていくということについて、今、板倉区で4つある小学校のうち3つを統合するということで統合実行委員会の設置などに向けて具体的な動きが進んでいます。他の地域においてもそのような議論を盛り上げていくということで、6月議会でも市の教育委員会が地域に説明に入るということでした。具体的に説明というのはどれくらいのものを考えていますか。

(市長)
 教育委員会から具体的に聞いていませんが、学校を統合するときのスケジュール感とか、どういうことを地域の皆さんから理解を得る必要があるかとか、基本的なことについて、まず皆さんと共有するという、スタートの段階かと思います。
 その後は、例えば校歌をどうしますかとか、学校の記章はどうしますかとか、そういう細かな部分に入っていくと思います。そういう細かな部分に入っていければ物事が進むと思われますが、3つの学校を1つの学校にするときに、板倉区の場合、宮嶋小学校と山部小学校の名前がなくなって針小学校になるのか、3つで新しい学校を作るのか、名前はどうするのか、いろいろなことがあると思います。その議論はこれから進んでいくものと思います。

(記者)
 生まれる子どもの数からみると、全校で10人前後しかいなくなるというところも出てくると思います。市から具体的な統合の案とか、スケジュールとか、どことどこをというような計画を特に示す考えは。

(市長)
 地域の総論としての話では、そうなると思いますが、具体的に例えれば、三和区では、美守小や里公小や上杉小があって、そこに子どもが少なくなったから3つが一緒になりますという議論は、今の学校統合の中でありうるかというと、多分難しいと思います。
 三和区は保育園1つ、中学校1つです。だけど、小学校だけ残してきた理由が何かあるのだろうと思います。それをただ少なくなったから一緒になった方がいいというのは、なかなか難しい話だと思っています。
 教育委員会が、子どもの数が減っていく状況や、子どもたちの学びについての影響を情報提供して、どうでしょうかこの学校、みんなで1つの学校にするとか2つの学校を1つにして子どもたちを育みませんかという議論ができるかもしれません。それを言えるかもしれませんが、一緒になりなさいというのはなかなか難しいと思います。
 ですから、その情報提供をして、情報を共有しながら前に進んでいくというスタートが学校統合にとっての一番肝ではないかと思います。

(記者)
 そうすると、今の段階から地域の力も人口自体も減ってきているわけです。早めに統合することで、地域の力も保持できると思います。そういったことを教育委員会、もしくは市の方から投げかけるというのは地域の思いを大事にしなくてはいけないので、積極的な案は出せない、計画は出せないということですか。

(市長)
 140年、145年という歴史がある学校が1つになる、なくなるということに対する地域の思いというのは、我々がどこかで感じているわけです。でも案を示してどうかという議論をするためには、その状況等について地域の皆さんに話をする機会をつくるのが、教育委員会の仕事ではないかと思っています。

(記者)
 先導はしないということですか。

(市長)
 先導しなくてはいけないかどうかは別にして、そういう状況があるときに、市民の選択と行政の考え方をどうやって伝えていくか、皆さんと共有するかという議論をしていけば色々な結果が出ます。こうではないでしょうかと議論していけば、その中でそうだねとか、そのままで残るとか、そういう話が出てくるかもしれない。そのような議論をしていくことではないでしょうか。学校の問題はそうあるべきだと思っています。

(記者)
 ちなみに今、50の小学校がありますけれども、数的には多いとお考えですか。

(市長)
 学校の数が、ただ多いか少ないかではなく、子どもたちの学びの環境についての議論が学校の議論です。人口によって学校の数が多い少ないという議論は可能かもしれませんが、そうではなく、個々の学校の学びを細かく見ていったときに、学びの質としてどうなのかという議論があるとすれば、収斂して1つに統合することもあるかもしれないし、3つの学校が1つになるかもしれない。だから多いか少ないかという議論はあまり意味がないと思っています。今の学校はその学校で、最善を尽くしているわけですから、その50という数にこだわることはないかと思います

(記者)
 地域からの議論ということですよね。

(市長)
 地域の皆さんと共有をしていく、対話をしていく、議論というよりも対話をしながらそれぞれの地域の思いと、行政の持っている知見みたいなものを含めて、相手に情報提供しながら理解してもらうという取組が学校の統合だと思います。
 子どもたちというのは柔軟だから、1つの学校になって通うことになっても子どもたちはそれぞれの場所でいきいきと頑張れると思います。後は子どもたちに対する期待をどのように地域の人たち、我々が託していくかという、学びの環境を作っていくかということになると思います。

(記者)
 市は、配置基準(注)を作っていて、小学校50校ある中で38校がその基準を下回っている状況にあることが出ています。その基準が形骸化しているということで、基準自体を見直す可能性はどうでしょうか。

(注)上越市立小中学校適正配置基準(平成22年3月策定)

(市長)
 配置基準は、誰のためにつくったのかということですが、文部科学省が教育をするときの前提の中でこういうものですよというのを上越版に落としたものが配置基準だとすれば、それはそれだけの意味だと思っています。
 その中でこういう形だと教育の質が落ちるからだめだとか、そこまで書き込んであるなら別ですが、そうでなくてまともな教育ができているという前提の中で、子どもが少ないことによるコストの問題とか、複式学級で教員が減らされてしまい養護教諭もいなくなってしまうとか、学校自身の力が落ちるからその中で教育がしっかりとできないということになるのか。そういうことを含めて、配置基準を新しく見直すとすれば、そういう議論をしていく必要があると思います。

(記者)
 その配置基準が対外的に見える形で今もある以上、私たちも第三者的に見た時にどうして配置基準がそれほど守られていないというか、基準に複式学級が望ましくないということまで明記されているのに、今、小学校で10校あるということをどう認識しておられますか。

(市長)
 中学校でも複式学級にならなくてはいけないという状況まで生まれてきている上越市において、子どもたちの学びの質をあげるにはどうしたらいいかという状況を考えると、配置基準を検討して議論しながら地域の皆さんと作り上げていくということを整理していく必要が教育委員会としてはあると思っています。
 作った基準通りにやれば、あちこちでいろいろな問題が起きるだけで、その問題が起きる時の一番の被害者は子どもであることは間違いありません。いずれにしても教育委員会には、基準に書き込んだ意味を子どもたちの学びと地域のコミュニティとしての学校の拠点性を含めて、語っていく、その時間が大事だと思っています。どれだけみんなが語って理解する時間を持つかということだと思っています。
 配置基準について、語っていく魂がなければ、ただ自分たちが作ったもので、作ったけど相手に何も理解してもらえないことが続くと思いますので、今回議論すると思います。教育委員会には、魂を入れることが大事だということは言っているし、簡単に地域に入っていくというような話ではないと思っています。

高校野球の高田公園野球場の利用について

(記者)
 今日、高校野球の決勝をやっています。また今年は、第1から第4シード校が上中下越県央からそれぞれ出ていて、第1シード校の日本文理は鳥屋野球場、第3シード校の中越は悠久山球場、第4シード校の加茂暁星は三条球場でやっています。ところが、上越市の関根学園は佐藤池野球場でやっていました。
 高田公園野球場のスタンドを改修したり、ネットを作ったり、整備しているのに、途絶えてしまいました。新潟県高等学校野球連盟から夏の予選に使えるにはどうすればいいのか、何を要望されていて、どういうやりとりをしているのか聞きたいと思います。

(市長)
 高田公園野球場は、両翼を伸ばしたり、ベンチを改修したり、シャワー室を作ったりして工事をしたのですが、問題はやっぱり、駐車場の問題とか、バックネットを高くしても、ファウルボールが駐車場に飛ぶとか。駐車場にボールボーイがいないといけないという事も含めると、非常に制約があるだろうと思います。
 それからオーレンプラザの整備と併せてあそこの状況が変わりました。バックネットの整備で可能かなと思いましたけれども、大会運営上の駐車場の関係とか、いろいろなことで制約があることが理由かと思っています。新潟県高等学校野球連盟は日程の関係と言っているのではないかと思います。
 今年の春の予選のときには試合が行われましたが、夏の日程が決定されたときは、試合がないという状況でした。いずれにしても予選を含めて、高校野球を何試合かやってもらうことを強く思っていますし、地元の盛り上がりを考えたら残念だと思います。新潟県高等学校野球連盟と相談しながらできる範囲でやってもらう、回数を増やしてもらいたいと思います。