地域交通政策のあり方に関する調査研究
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年1月8日更新
概要
- 分野 都市整備
- 実施年度 平成15年度
市内の公共交通の利用者数は減少の一途をたどっています。中でも路線バスの利用者数の減少は著しく、運行補助を行っている自治体の厳しい財政状況と相まって、その存続自体が困難になる可能性もあります。市内を走る鉄道についても、平成26年度末予定の北陸新幹線(長野~金沢間)開業とともにJRから経営分離される予定の並行在来線をはじめ、厳しい経営が予想されています。
無論、将来展望のない「延命措置」的な財政負担も良いことではありませんし、モータリゼーション(クルマ社会)が進展する中、公共交通の衰退はやむを得ないという声があることも事実です。しかし、この問題はクルマを持たない人の移動手段の問題にとどまらず、地域全体の盛衰にかかわる問題と考えます。
本研究では、公共交通を持続可能な地域経営を実現するための道具ととらえ、公共交通の持つ潜在力を引き出し、公共交通と地域の双方を活性化する方策について、その考え方と施策展開について提案を行いました。
研究成果
概要
- 上越市創造行政研究所ニュースレターNo.7 [PDFファイル/1.37MB](平成14年12月)
特集記事として「公共交通とまちづくり」を掲載しています。
報告書
- 上越市における地域交通政策のあり方に関する調査報告書(平成16年3月)
関連情報
類似の調査研究
- 上越市創造行政研究所ニュースレターNo.14 [PDFファイル/1.9MB](平成16年9月)
公共交通活性化と関連の深いコンパクトなまちづくりを紹介するため、特集記事として「まちのかたちを考える」を記載しています。
研究成果の反映
- 上越市総合交通計画(平成19年3月策定) 担当:新幹線・交通政策課
本研究成果などを参考に、当市の公共交通活性化に向けたビジョンが策定されました。
報告書データ
上越市における地域交通政策のあり方に関する調査報告書(平成16年3月発行)
構成
- はじめに、目次、概要
第1章 地域交通をとりまく現状と課題 - 1-1 交通手段の変化
1-2 交通手段の変化要因
1-3 懸念される影響
第2章 地域交通政策の必要性 - 2-1 公共交通の重要性
2-2 公共性の定量的評価
2-3 これまでの交通政策の検証
第3章 地域交通政策の基本方針 - 3-1 基本的考え方
3-2 施策体系
第4章 地域交通によるまちづくり戦略 - 4-1 地域交通政策の基盤形成戦略
4-2 生活交通再生戦略
4-3 まちなか&交通再生戦略
4-4 公共交通ブランド化戦略
第5章 今後の課題 - 5-1 都市政策の推進
5-2 推進のための留意事項
参考文献