平成22年12月に見直しを行った「上越市第5次総合計画」の基本計画では、新たな市政運営方針である、「「すこやかなまち」づくりへの取組」の強化を基本方針に据え、行政改革をそれらの取組を戦略的に推進するための下支えと位置付けました。
そのため、「第4次行政改革大綱」においても、第5次総合計画と同様に「地域主権を見据えた自治体改革」をキーワードとし、行政内部の改革だけでなく、市民社会へのアプローチも試みながら、行政と市民が一体となった「自治体改革」を行い、市民一人一人が「すこやかなまち」を実感できるような地域社会を創造していくこととしました。
あわせて、平成22年度に実施した「事務事業の総ざらい」で明らかになった行財政運営上の課題や、総ざらいの結果を踏まえて策定した「中期財政見通し」で示された将来の財源不足に対応するための取組を盛り込みました。
平成23年度に策定した第4次行政改革大綱については、これを具現化する40の具体的な取組項目を定めた第4次行政改革推進計画に基づき、取組を進めてきました。
第4次行政改革の総括としては、同大綱に掲げた「行財政改革による行財政運営の適正化」及び「市民社会へのアプローチによる新しい公共の創造」の2つの大項目について、個々の取組の一部に十分な成果が得られなかったものもありましたが、総じておおむね順調に進捗したものと評価しました。