事務事業評価の結果について
上越市第5次総合計画に掲げる将来都市像の実現や市政運営方針である「すこやかなまち」づくりを進めるためには、真に必要とされるサービスの安定的提供と、将来への価値ある投資を着実に実行していかなければなりません。同時に、市を取り巻く少子・高齢化の進展・人口減少の到来・地方交付税の減少などの社会経済情勢への変化に柔軟に対応できる体制を築いていくためには、これまで以上に効果的・効率的な行財政改運営に努めていく必要があります。
このことから、現在市では、「第4次上越市行政改革推進計画」に基づく様々な取組を進めており、その取組の一つとして、「事業評価」を実施し、財源や人材など限られた資源の効率的・効果的な活用を図り、職員の意識改革を行うとともに、成果重視の行政運営に取り組んでいます。
事業評価の結果については、次年度の予算編成に反映するほか、「改善・廃止計画」を作成し、計画的に取り組んでいきます。
更に、事業評価の結果や見直しの内容を市民の皆さんに公表し、行政の説明責任を果たすとともに、市政運営の透明性の向上を図ります。
平成26年度 事務事業の総点検
実質的な普通交付税の減少などによる厳しい財政見通しを踏まえ、平成30年度以降の収支の均衡に向け、事業の「選択と集中」を図るため、平成27年度から平成30年度までに実施を予定する1,640事業を対象として、事務事業の総点検を実施しました。
総点検では、行政サービスの質・量・提供主体・手法の在り方と、そこに投入する財源や人材といった経営資源の最適な配分を図るため、すべての事業をゼロベースで検証しました。
事業区分 | 評価区分 | ||||||
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ア 廃止 | イ 継続 | ウ 完了 | |||||
義務的 | 251事業 | (1)直ちに廃止 | 47事業 | (3)一部廃止 | 49事業 | (7)完了 | 130事業 |
経常的 | 296事業 | (2)30年度末までに廃止 | 24事業 | (4)見直し | 441事業 | ||
政策的 | 1,093事業 | (5)拡充 | 10事業 | ||||
(6)現状維持 | 939事業 | ||||||
合計 | 1,640事業 | 71事業 | 1,439事業 | 130事業 |
平成25年度
平成25年度の事業評価は、平成26年度予算査定に合わせ、Plan-Do-Check-Actionによる検証内容及びこれまでの事業評価結果に基づく取組等の検証を行いました。
平成22年度~24年度
平成22年度から平成24年度に実施した事業評価で、「改善」「廃止」とした事業について、その取組が平成25年3月31日現在で「完了」した事業と「協議中」の事業に区分し、一覧表を公表します。
なお、改善・廃止の取組が「協議中」の事業については、毎年その取組状況を公表していく予定です。
評価年度 | 評価の対象事業数 | 改善・廃止事業数 | 取組状況 | |||
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合計 | 改善 | 廃止 | 協議中(別紙1) | 完了(別紙2) | ||
22年度 | 2,001事業 | 404事業(注) | 161事業 | 243事業 | 53事業 | 351事業 |
23年度 | 1,953事業 | 314事業 | 314事業 | 0事業 | 85事業 | 229事業 |
24年度 | 1,676事業 | 256事業 | 245事業 | 11事業 | 153事業 | 103事業 |
(注)平成22年度事務事業の総ざらいでは、当初、改善・廃止事業が431事業ありましたが、27事業について評価の見直しを行い、継続実施としました(対象事業の詳細は、別紙3を参照してください) 。