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全国標準学力テスト(NRT学力検査)の結果概要

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年4月13日更新

本調査の目的

 上越市教育委員会が、当市の児童生徒の学力実態を把握し、学校への支援や指導の工夫・改善を行い、当市の児童生徒の学力向上を図ります。また、教育施策の成果と課題を把握し、その改善を図るとともに、取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立します。
 各学校が、児童生徒の学力や学習状況を把握し、児童生徒への教育指導や学習状況の改善等に役立てます。 

対象

  • 市立小・中学校の全児童生徒
  • 参加した人数は小学生9,398名、中学生4,306名(計13,704名)。
  • 上越市教育大学附属小・中学校、県立直江津中等教育学校は含みません。 

内容

いずれの教科も3ないし4つの大領域があり、その領域ごとにいくつかの中領域及び小問で構成されています。

小学校、中学校:国語

 第1部 話すこと・聞くこと
 第2部 書くこと
 第3部 読むこと
 第4部  伝統的な言語文化と国語の特質

小学校:算数

 第1部 数と計算
 第2部 量と測定
 第3部 図形
 第4部 数量関係

中学校:数学

 第1部 数と式
 第2部 図形
 第3部  関数
 第4部 資料の活用(3年生のみ)

中学校:英語

 第1部 聞くこと
 第2部 話すこと
 第3部 読むこと
 第4部 書くこと

調査基準日

平成30年1月31日(水曜日)

その他

 本調査により測定できるのは学力の特定の一部分であり、学校における教育活動の一側面であることをご理解ください。

調査結果の概要

偏差値の比較

 偏差値50を全国平均とし、比較した結果について示します。

  • 大きく上回る:55以上
  • 上回る:51以上55未満
  • 同程度:49以上51未満
  • 下回る:45以上49未満
  • 大きく下回る45未満

小学校

 

1年

2年3年

4年

5年

6年

国語

上回る

上回る

上回る

上回る

上回る

上回る

算数

上回る

大きく上回る

大きく上回る

大きく上回る

大きく上回る

大きく上回る

中学校

 

1年

2年

3年

国語

上回る

上回る

上回る

数学

上回る

上回る

上回る

英語

上回る

上回る

上回る

各教科の概要や今後の対策等

各教科の概要

国語

小学校

  • すべての学年で偏差値平均が全国平均を上回っており、すべての大領域において正答率が全国平均を超えています。良好な状況が維持されており、適切な言語活動、授業づくり、指導が行われていると考えられます。
  • 大領域別に見ると、「第1部 話すこと・聞くこと」の正答率が、他の領域に比べて低い状況が続いています。「話すこと・聞くこと」の重点的な指導を行うとともに、授業における発表や学び合う場面の工夫が必要です。
  • 5、6年については、「第2部 書くこと」の領域が他領域と比べ、低い状況にあります。表現力の育成について、他教科等と関連した指導を行うことを継続する必要があります。
  • 「4 伝統的な言語文化と国語の特質」の領域で、3つの学年の小問において、全国通過率と比較して低い結果が見られました。言語の特徴やきまり、文字に関する事項、古典等について、確実な習得を図ることが必要です。

中学校

  • すべての学年で偏差値平均が全国平均を上回り、すべての大領域でも全学年・全領域で全国正答率を上回ったことから、全国標準レベルの学力が身に付いていると言えます。
  • 小問の分析結果を見ると、全国通過率と比較して低いとされていた小問の数が、1年、2年は変わりありませんでしたが、3年は2問増でした。
  • 前年度まで低いと認められた小問の多くが今年度も同様の結果となったことから、各校では自校の学力実態に合わせて指導の重点を設定し、見通しをもった学力向上策を実施していくことが重要です。

算数・数学

小学校

  • すべての学年で偏差値平均が全国平均を上回り、すべての大領域、中領域において正答率が全国平均を超えています。大変良好な状況です。
  • 全国通過率と比較して低いとされた小問の数は、全国的に非常に少ないです。一人一人が確かな力を身に付けていることが分かります。
  • 5年以上連続で低い傾向を示している問題が2問ありました。5年の少数(0.75)を分数に直す問題は、選択肢に3/4と75/100があり、「もっとも簡単な分数」という条件を見落としたと思われます。日ごろから既約分数に直す習慣付けが必要です。
  • 百分率・割引の値段の問題は、3,000円の30パーセント引きを一つの式に表したものを選ぶ問題でした。授業では、多様な方法で考え、複数の式で答えを求めることもよいのですが、最終的には一つの式に表すところまで指導する必要があります。

中学校

  • すべての学年で偏差値が全国平均を上回りました。前年度まで全国平均を下回っていた2年生の「数と式」領域が改善されました。
  • 全国通過率と比較して有意差をもって低いとされた小問の数は、1年は4問増と厳しい結果となりましたが、2年は9問減、3年は7問減と改善されてきました。
  • 全国通過率を下回る小問の多くが、「数と式」領域に固定化してきています。「数と式」領域の学習が年度の前半に位置付いており、一度学習した内容が完全に定着していないことが大きな要因と考えます。他の領域の学習時に、前に学習したことを振り返る場面を設定したり、定着を確認するテストを行ったりするなどの工夫が必要です。
  • 計算の仕方(手続き)だけで終わることなく、「なぜそうなるのかを考える」、「誤答を基に見直す」、「数字や文字、式の意味をとらえる」といった取組が重要です。
  • 全体的には学力向上の取組の成果が徐々に現れてきていると言えます。今後も授業のユニバーサルデザイン化を視点とした授業改善を継続していく必要があります。

 英語

  • 全学年の偏差値平均が全国平均を上回りました。 3年の「読むこと」がわずかに全国正答率を下回ったものの、それ以外の大領域及び中領域において、正答率が全国平均を超えています。
  • 1年は、昨年度同様、4つの大領域すべてが全国平均を上回っています。小学校での外国語活動の要素を適切に中学校英語に取り入れ、コミュニケーション能力の素地から基礎へとつなげる指導が十分になされていることが分かります。
  • 前年度までは2年になると大領域の何らかの項目が低下し、それが3年時にまで影響する傾向がありました。今年度は、2年のどの大領域の項目も全国正答率を上回っています。1年から2年に上手く接続されたものと考えられます。
  • 英語は使うことによって、身に付けることを基本とします。文法を示し、文法を即した英文を作ることを目標とはしていません。生徒が繰り返し使っていくうちに、生徒自身が法則を見出し、応用できるように授業を仕組んでいくことが大事です。そのためには、文部科学省が提示している学習到達目標である「CAN-DOリスト」を指導計画に盛り込み、系統的な指導を図っていく必要があります。

今後、取り組むこと 

学校

日々の授業改善への一層の取組

  • 自校の結果分析等を基に、今後の学力向上対策について焦点化し、全校体制で継続した取組を進めます。
  • 児童生徒一人一人の実態を把握し、教育委員会が製作した「授業改善、学力向上リーフレット2017」を基にしながら、どの子にとっても「分かる」、そして、「楽しい」が実感できる授業づくりに全校体制で取り組みます。
  • 管理職はこまめに授業参観を行い、適切な指導に努めます。
  • 個別の診断結果を基にして児童生徒の理解を一層深め、個別指導の充実を図ります。

家庭学習の取組へのきめ細かな支援

  • 家庭学習の質と量の確保のため、実態に応じた宿題を出すとともに、宿題以外にも主体的に学習に取り組むことができるように、具体的な指導を行います。
  • 家庭学習への取組に対する評価を確実に行い、児童生徒のやる気を育てます。

その他

  • 携帯電話やスマートフォン、テレビやゲームなどの利用時間も含め、家庭における時間の有効な活用について、保護者と連携しながら指導します。    

 教育委員会

  • 毎月の学校訪問や要請による訪問等を通して、どの子も「分かる」、「楽しい」授業づくりについて、「授業改善、学力向上リーフレット2017」を基にしながら、課題提示や発問、板書の仕方など、具体的な支援を進め、教員の授業力向上を図ります。
  • 実践的な授業研究会を中心に、授業力向上のための研修会等を開催し、授業改善に結び付く有益な情報を各学校へ提供します。
  • 授業改善、学力向上への具体的な取組について聞き取り、学校訪問を通じて、必要な指導、助言等を行います。

 家庭・地域の皆さんへ

  • 早寝・早起き・朝ご飯で、家族みんなで爽やかに1日をスタートさせましょう。
  • お子さんが家庭学習に安心して取り組める環境づくりをお願いします。また、家庭学習や余暇など、時間を有効に活用して充実した家庭生活ができるよう相談にのったり声をかけたりするようお願いします。
  • 携帯電話、スマートフォン等と接触する時間は、今後ますます長くなることが予想されます。使用のルールをきちんと定め、メディアよりも親子のふれあい、地域の人とのふれあいに時間をかけましょう。
  • 授業参観や学校行事でのお子さんの姿を話題にし、親子のコミュニケーションの時間を取りましょう。
  • 親子で家庭学習への取組について振り返り、頑張ったことを大いに称賛したり、将来の夢や希望について語り合ったりして、お子さんが新たにがんばろうとする気持ちを育てましょう。

印刷用ファイル

平成29年度 全国標準学力テスト(NRT学力検査)結果概要 [PDFファイル/294KB]