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夏休みに海外へ渡航する方は感染症に気をつけましょう

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年7月30日更新
 夏は長期休暇等で海外へ渡航する方が多い時期です。滞在中、感染症にかかることなく、安全で快適に過ごし、帰国できるように海外で注意すべき感染症とその予防策をお知らせします。

食べ物や水に気をつけましょう

渡航先や渡航先での行動によりますが、最も感染の可能性が高いのが食べ物や水を介した消化器系の感染症です。

A型肝炎、E型肝炎、コレラ、赤痢、腸チフスなど数多く存在しますが、開発途上国など公衆衛生の設備が不十分な地域では感染するリスクがより高いので、以下のことに注意しましょう。生鮮魚介類や生肉等を介した寄生虫疾患等にも注意が必要です。

  • 手洗いはこまめにしましょう。食事の前には石けんと水で手を洗いましょう。
  • 生水は飲まないようにしましょう。未開封の市販の飲料水が最も安全です。水道水はしっかり沸騰させてから飲みましょう。
  • 屋台や不衛生な飲食店で提供される氷は、病原体に汚染されていることがあるので避けるようにしましょう。
  • 完全に火の通った食べ物を食べましょう。生鮮魚介類や生肉等は避けて、十分に加熱された物を食べるようにしましょう。屋台や不衛生な飲食店で作り置きされた食べ物にも注意が必要です。
  • サラダや生の野菜は避けましょう。野菜類が生水で処理されている場合などは、病原体で汚染されている可能性があります。

動物や蚊、マダニなどが媒介する病気に注意しましょう

日本では発生していない、動物や蚊、マダニなどが媒介する病気が海外では流行していることがあり、注意が必要です。

動物はどのような病原体を持っているか分からないことが多く、重篤な感染症の病原体を持っている可能性もあります。日本では、2006年にフィリピンで犬にかまれて、狂犬病ワクチンを接種することなく帰国した2人が、狂犬病を発症して亡くなった事例が報告されています。海外では、むやみに動物に触れることはやめましょう。

また、蚊を介した感染症が世界的に多く報告されています。特に熱帯・亜熱帯地域におけるマラリア、デング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症については、海外で感染し、日本国内で発症した事例が確認されており、注意が必要です。蚊に刺されたり、マダニにかまれたりすることなどによる感染症を防ぐために、野外活動の際には、長袖・長ズボンを着用する、素足でのサンダル履き等は避ける、虫よけ剤を使用するなどしましょう。

麻しんや風しん、ポリオに注意しましょう

世界保健機関(WHO)が排除または根絶を目指している麻しん(はしか)、風しん(三日はしか)およびポリオは、日本での患者は減少傾向もしくは発生していないものの、海外で感染する可能性があり、注意が必要です。

麻しん(はしか)

麻しんは感染力がとても強く、原因となる麻しんウイルスは簡単に人から人へ感染します。世界中で発生の報告がみられます。

予防策として、手洗いやマスクの着用だけでは難しく、最も有効な方法は予防接種です。今まで麻しんにかかったことがない方や、麻しんの予防接種歴がない方は、予防接種を検討しましょう。抗体ができるまでには時間がかかるため、渡航の2週間前には接種を終えるようにしましょう。

また、帰国して1週間以上経ってから発症した事例も確認されていますので、帰国後しばらくは健康状態に注意し、発熱・発疹などの症状があらわれたら、すぐに医療機関に連絡して受診しましょう。

風しん(三日はしか)

風しんウイルスがうつることにより感染し、人から人にうつります。世界中で発生の報告がみられます。免疫が不十分な女性が特に妊娠初期に風しんに感染すると、体内にいる胎児に感染し、先天性風しん症候群を発症することがあります。

麻しんと同じく、最も有効な予防方法は予防接種です。今まで風しんにかかったことがない方や、風しんの予防接種歴がない方は、予防接種を検討しましょう。抗体ができるまでには時間がかかるため、渡航の2週間前には接種を終えるようにしましょう。

ポリオ

ポリオウイルスがうつることにより感染し、急性の麻痺が起こります。成人がかかることもありますが、乳幼児がかかりやすい病気です。

予防として、十分に加熱されていない物の飲食は避け、手はこまめに洗いましょう。また、アフガニスタン、ナイジェリア、パキスタンほかポリオ流行国へ渡航する予定がある方は、予防接種を検討しましょう。

渡航前に確認しましょう

渡航先の注意情報の確認

検疫所や外務省のホームページで、渡航先の感染症発生状況の最新情報や注意事項を確認しましょう。

海外で健康に過ごすために(厚生労働省検疫所ホームページ)(外部リンク)

海外安全ホームページ(外務省ホームページ)(外部リンク)

予防接種

これまで受けた予防接種について、母子手帳等で確認しましょう。国内の感染症を海外に持ち出さない、また海外の感染症を国内に持ち込まないために、国内で予防接種が推奨される疾患で、予防対策が不十分な場合は予防接種を検討しましょう。

接種を希望する場合、渡航までの期間に余裕をもって医療機関や検疫所に相談しましょう。

情報提供と予防接種(新潟検疫所ホームページ)(外部リンク)

帰国後も注意しましょう

  • 帰国後に発熱や下痢、具合が悪いなど、体調に不安がある場合は、空港や港にある検疫所で健康相談をしてください。
  • 帰国後しばらくしてから具合が悪くなった場合は、すぐに医療機関に連絡・受診し、渡航先、滞在期間、渡航先での飲食状況、活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴などについて伝えましょう。

関連情報

夏休みにおける海外での感染症予防について(厚生労働省ホームページ)(外部リンク)

夏休みにおける海外での感染症予防について(新潟県ホームページ)(外部リンク)

世界の医療事情(外務省ホームページ)(外部リンク)