平成21年12月21日(月曜日)に第4回会議を開催し、駅前広場や街区公園など、主に駅前の公共空間の整備の方向性について前回会議における意見を反映した事務局案を提示しました。
西側の整備については、西口の主役を「妙高山や南葉山などの山並み」とし、交通広場を「公園」ととらえながら、遺跡を連想させる「円」のモチーフを用いた整備を行うことにより周辺景観との調和を図るとともに、多数の桜を面的に植樹し「桜の森」を生み出すことで、全国にない緑豊かな上越らしい整備の方向性を打ち出しました。
一方、東側の整備については、東側の主役を「雁木」とし、広い交通広場ロータリーに160mの「日本最大の駅舎雁木空間」を生み出すことで雨や雪に濡れずに乗降することができ、また、高田や直江津市街地とのつながりを演出することで、上越を訪れる人に上越らしさを感じていただくなど、優れた交通機能と地域の個性の両立を打ち出しました。
これらの提案について、委員からは「まだ構想レベルであり、また駅舎も含めた全体像がわからないため具体的なイメージがつかみにくい」としながらも、基本的な整備の方向性については認識が一致。構想の具体化に向けて、「ベンチなどに地元の木材や石材などを取り入れてはどうか」、「雁木はもう少しヒューマンスケールで整備できないか」、「西側の桜の空間はほかの駅にはない。民有地にも1本ずつでもいいから植樹してもらうなど、協力してまちづくりを進められるとよいのだが」など、活発な意見交換が行われました。
次回の会議では、それらの意見を反映し、具体的なデザイン案を検討する予定です。
(検討会議の様子)