概要
上越地域を地勢上の特徴から関川東部・関川西部・山方・浜方に分けて、江戸時代の村のあり方や山間地や浜辺の人々の生業やくらし、物と人の動きなど「村」と「流通」に焦点をあてた新視点の資料集。
文政(ぶんせい)3年 改正越後国(えちごのくに)頸城郡(くびきぐん)細見(さいけん)絵図 (上越市立高田図書館所蔵)
目次
- 第1章 初期の村と土地
第1節 検地
第2節 村の支配 - 第2章 関川東部の村
第1節 支配と村々
第2節 年貢・緒役・諸負担
第3節 新開と用水
第4節 村民と土地所持
第5節 諸業・諸職
第6節 村政
第7節 生活の諸相
第8節 災害・備荒
第9節 質地騒動 - 第3章 関川西部の村
第1節 村のすがた
第2節 土地と年貢
第3節 農業と諸産業
第4節 村の生活 - 第4章 山方の村
第1節 御林の開発
第2節 蝋
第3節 薪炭林業
第4節 境界の争い - 第5章 浜方の村
第1節 海辺集落
第2節 廻船と難船
第3節 漁業と沖合出入
第4節 海防 - 第6章 広域
第1節 街道の通行と関所
第2節 陸上の商品輸送
第3節 舟渡しと橋
第4節 年貢の川下げと廻米
第5節 川船稼ぎ
第6節 諸国廻船の往来
第7節 人の往来と頸城内外の交流
(付図)
- 「桑取谷村絵図 西部(元禄(げんろく)期)」
- 「桑取谷村絵図 東部(元禄期)」