住居表示は、地番が順序よく並んでいない、字または町の境界が複雑に入り組んでいるなどの理由から住所が不便になっている市街地の住所をわかりやすくするものです。
上越市では、昭和41年から住居表示事業を行っています。
住居表示実施区域については、「新築建物の住所について」をご覧ください。
町の境界は道路、鉄道、河川、水路などの恒久的な施設によって定めます。
町名は従来からあるものを尊重し、新しい町名を付ける場合は、わかりやすく親しみやすいものにします。
町の中をさらに道路、鉄道、河川、水路などの恒久的な施設によって区切ることにより、いくつかの街区(ブロック)をつくります。街区には順序よく番号を付けますが、この番号を「街区符号」といいます。
街区が決まったら、原則として市の中心に近い街角を起点として、右回りに約15メートル間隔で区切り基礎番号を付けます。その基礎番号のところに出入口のある建物は、その番号が「住居番号」となります。
例えば、上越市役所がある木田地域では、平成5年6月1日に住居表示を実施し、住所が次のように変わりました。
上越市(市名) 大字木田(旧字名) 644番地(地番)
上越市(市名) 木田一丁目(新町名) 1番(街区符号) 3号(住居番号)
住居表示実施後は、郵便その他日常生活において旧住所は使えなくなり、新住所を使用しなければなりません。
但し、不動産(土地・建物)や本籍地は、新町名と地番を組み合わせた表記を用います。
上越市(市名) 木田一丁目(新町名) 644番地(地番)
なお、本籍地は、新町名と街区符号を組み合わせた表記を使うこともできます。
(例)上越市(市名) 木田一丁目(新町名) 1番(街区符号)