なるほど安塚(方言)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月16日更新

安塚区の方言

 峠をひとつ越えれば、「お父さん」が「とちゃ」になり、川をのぼれば「つぁつぁ」になる。

 こんな小さな区の中にも、違った言葉、それぞれの方言があります。

 九州弁とズーズー弁の違いのように、はっきりわかる違いでなくて、いつもの会話の中に、ときどき、「おやっ」と登場する何とも懐かしくて愛きょうのある言葉たち。  区内の地域ごとに拾ってみました。

 調査方法は、安塚中学校の生徒の皆さん全員から、それぞれの家庭で気付いたものをひろっていただいたものです。  中には実態と合わないというものもあるかもしれませんが、非常につかみにくく、区別もつきにくい事がらですのでその点はご了承ください。

ゆーもあ文例・おらとこの方言

 ごんてつでのめしこきのあんちゃを、たらかしたらかし田植え手伝わしたでも、ずくなしのもんだしけ、なーもはかいかんうちに、ばんがたになっちまってさね。
 そんでじょんぎに「まあいっぺ飲め」ってせったら、ばかいっぺ飲まれちまって、まあせつねえやら、ばかくせえやら。おらもうやだわ。

安塚

  • あくと:かかと(小黒でも)
  • あちゃらこし:あついのに
  • あったら:大事な、きれいな
  • いせげらもねえ:重さが多い
  • ちゃまえ:朝食前
  • てこぼう:はし
  • なじょも:いくらでも、ぜひ
  • にかっこ:赤んぼう
  • にごし:米のとぎ汁
  • ぶんじ:ご飯のしゃもじ
  • やべ:歩け(小黒でも)
  • ごそたき:落ちつきのない人

坊金・細野

  • がた:すごくたくさん
  • しったぎる:切れる
  • しゃんがり:弱虫
  • じろ:いろり(須川でも)
  • たぬき:風船
  • とびっくら:かけっこ
  • ばらこくたい:台なし、ちらかっている様子
  • へりょ:おだちん

小黒

  • かしがる:かたむく
  • かちみち:(雨の後の)固い道
  • ごそつき:落ちつきのない人
  • こびり:おやつ
  • ごんごんと<やべ>:どんどん<歩け>
  • しゃあがれんな:たたかれるな
  • ちゃあめ:朝食前
  • ちょべ:おせっかい
  • とびっくら:かけっこ
  • どのくび:首のうしろ
  • ひりょう:おだちん

朴ノ木・菅沼

  • うそっこ:うそをつく人
  • ちゃあめ:朝食前
  • とぶ:走る
  • もうぞ:訳の解らない人

菱里

  • ええぶ:歩く(伏野でも)
  • こすい:ずるい
  • ささごさ:細かい
  • しゃべっちょ:おしゃべり
  • ずくなし:やる気のない人
  • のめしこき:ものぐさ、なまけ者
  • ほてげえる:ねる
  • ちょうけになる:中気になる
  • わんさこき:悪いことをする子供
  • やっぺこと:たくさん

船倉

  • あくと:かかと
  • じろ:いろり
  • すっかんから:からっぽ
  • ちゃあえ:朝食前
  • あちゃ:そうだね

須川

  • おめる:おこる、おこられる
  • こんしょ:ごめんください
  • せげ:すいろ
  • はちゃえ:さようなら
  • みじょげ:かわいそう
  • つぁつぁ:お父さん

伏野

  • こぼり:おやつ(須川でも)
  • しぎなんぎ:死ぬ思い
  • しゃっこい:つめたい
  • せけえ:ずるい
  • そうそうと:気をつけて
  • たつけね:でたらめ
  • にかっこ:赤ん坊
  • つの虫:カブトムシ
  • のめし:なまけること
  • わにる:はずかしがる