シリーズ 地域自治区・地域協議会(1)
今年4月は、地域協議会委員の任期が満了し、改選が行われます。地域自治区や地域協議会について、より多くの皆さんに知っていただき、関心を寄せてもらえるよう、シリーズで紹介します。
問合せ:自治・地域振興課(電話:025-526-5111、内線1429)
「地域自治区」だよ。平成17年の市町村合併を機に、合併前の町村の区域に初めて設置し、平成21年には合併前上越市の区域にも設置して現在は28の地域自治区があるんだ。
文字どおり、「地域の自治」を推進するためだよ。「自治」の意味は分かるかな。
「自分のことを自分で解決すること」だよね。
よく知っているね。ここでは、「地域の課題を、自分たちで解決する」ことになるね。私たちの身の周りでは、さまざまな「自治」が行われていて、子どもの見守りや、ごみ集積所の管理などもそうだよ。
地域自治区には、「地域協議会」という組織があって、年齢や性別などが異なるさまざまな立場の人が話し合いをしているんだよ。
地域の課題を見つけてより良い解決策を話し合っているよ。検討した内容は、地域の活動につなげたり、地域で解決できない問題を市に意見として提出したりしているんだ。
課題を解決するために話し合うって、なんだか素敵だね。
話し合いを充実させるために自主的に研修会や視察なども行い、勉強しているよ。
うれしいな。それでは、柿崎区地域協議会の小出会長に話を聞いてみよう。
柿崎区地域協議会は、働く人でも参加しやすいよう、毎月第3火曜日の午後6時に会議を開催しています。今期は、地域の皆さんとの懇談会で話題になった「保育園の在り方」と「地域における公共交通」をテーマに委員会を立ち上げて検討してきました。「地域における公共交通」の検討結果は、意見書にまとめ、市に提出しました。
地域の声を聞くことを大切にしています。地域懇談会では、チラシや町内回覧のほか、保育園などを通じて保護者に参加を呼び掛けました。また、地域で頑張っている人を講師に招いた研修会では、大勢の皆さんが参加してくれてうれしかったですね。
学校の空き教室を保育園に活用している岐阜県関市の取り組みを視察したことです。施設の有効活用と児童間の交流を両立していて参考になりました。委員同士の交流を深める機会にもなりました。
今のことだけではなく、少し先の地域のことをみんなで話し合う場所だと思っています。「できる、できない」ではなく「こうだったらいいな」という夢を語り合える場所でありたいです。また、地域の核となる「人材育成の場」でもあります。いろいろな人が参加し、人と人がつながって、地域が元気になっていけたらいいですね。
若者や女性など、いろいろな人たちが気軽に参加でき、互いに尊重し合い、ざっくばらんに話し合える場所であってほしいですね。そのためにも、委員の研修に力を入れ、一緒に見て、学んで、委員同士が考えを共有することが大切だと思います。
市の介護予防事業を受託する団体が無かったため地元団体と協議し、担い手組織の発足につなげた。
中学生と共同で、地域の文化、歴史、産業などを紹介する魅力マップを作成した。
保護者らと、小学校の複式学級の解消について意見交換を行った。
地域協議会の取り組みのほか、地域活動支援事業の審査基準や補助金の交付状況、地域協議会委員の応募方法などを説明します。申し込みは不要です。お住まいの地域の未来について、一緒に考えてみませんか。
区 | 日時 | 会場 |
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高田区 | 3月2日(月曜日)午後6時30分~ | 高田公園オーレンプラザ |
新道区 | 3月6日(金曜日)午後6時30分~ | 新道地区公民館 |
金谷区 | 2月26日(水曜日)午後6時30分~ | 福祉交流プラザ |
春日区 | 2月28日(金曜日)午後6時30分~ | 市民プラザ |
諏訪区 | 3月4日(水曜日)午後7時~ | 諏訪地区公民館 |
津有区 | 3月3日(火曜日)午後6時30分~ | ファームセンター |
三郷区 | 2月27日(木曜日)午後6時30分~ | 三郷地区公民館 |
和田区 | 3月6日(金曜日)午後6時30分~ | ラーバンセンター |
高士区 | 2月26日(水曜日)午後6時30分~ | 高士地区公民館 |
直江津区 | 2月22日(土曜日)午前10時~ | レインボーセンター |
有田区 | 2月20日(木曜日)午後6時30分~ | カルチャーセンター |
八千浦区 | 3月5日(木曜日)午後6時30分~ | 八千浦交流館はまぐみ |
保倉区 | 2月28日(金曜日)午後6時~ | 保倉地区公民館 |
北諏訪区 | 2月26日(水曜日)午後6時30分~ | 北諏訪地区公民館 |
谷浜・桑取区 | 3月7日(土曜日)午後1時30分~ | 谷浜・桑取地区公民館 |
浦川原区 | 2月8日(土曜日)午後4時30分~ | 浦川原コミュニティプラザ |
大島区 | 2月26日(水曜日)午後4時~ | 大島コミュニティプラザ |
牧区 | 2月29日(土曜日)午前10時~ | 牧コミュニティプラザ |
柿崎区 | 2月24日(月曜日・振替休日)午後1時30分~ | 柿崎コミュニティプラザ |
大潟区 | 2月29日(土曜日)午後1時30分~ | 大潟コミュニティプラザ |
頸城区 | 2月28日(金曜日)午後6時~ | ユートピアくびき希望館 |
吉川区 | 3月1日(日曜日)午後1時30分~ | 吉川コミュニティプラザ |
中郷区 | 3月7日(土曜日)午後1時30分~ | はーとぴあ中郷 |
板倉区 | 2月24日(月曜日・振替休日)午後6時~ | 板倉コミュニティプラザ |
清里区 | 3月6日(金曜日)午後6時30分~ | 清里コミュニティプラザ |
三和区 | 2月27日(木曜日)午後6時30分~ | 三和コミュニティプラザ |
名立区 | 2月2日(日曜日)午後3時40分~ | 名立地区公民館 |
(注)安塚区は1月28日(火曜日)に開催しました。
次回は、地域協議会の具体的な取り組み事例などを紹介します。
昨年12月に、農業者団体や学生、インバウンドに取り組む人たちと市長との市政に関する対話集会を開催しました。
上越地域の若手農業者で組織される「上越地域農業後継者グループひかり」のメンバーからは、「農作物の栽培技術を確立するため、長期的な支援を行ってほしい」「農産物をもっとPRし、販売を促進していきたい」との意見がありました。市長は「皆さんの頑張りが地域の農業振興や若者が農業に携わっていくことにつながる」と激励しました。
県立看護大学の学生からは、「路線バスと高速バスとの接続を改善してほしい」など公共交通に関する要市民と市長との対話集会を開催望があり、市長は「利便性向上に向けて関係機関に働きかけたい」と答えました。また、「もっと観光PRをすべき」との意見には「一人一人がまちの良いところをPRしていくことも大切だ」と答えました。
飲食店で外国人向けのメニューの作成などを行う事業者や民泊を営む人など、インバウンドに取り組む人たちからは、外国人への情報発信が不足している」「外国人を一元的に支援する窓口が必要」など、観光面と生活面それぞれでの対応に関する意見がありました。市長は、「外国人を受け入れるために備え、コミュニケーションをとって関わっていくことが必要」と話しました。
1月6日、新春を寿ぎ、上越市のさらなる発展を祈る新年祝賀会がリージョンプラザ上越で開催されました。
年頭にあたり村山市長は「すこやかなまちであり続けられるために、市民の皆さまとともにまちづくりを進め、20年後、30年後に、「あの時代があったおかげで今がある」と言われるよう精一杯努めていく」と決意を述べました。
1月8日、市が地域おこし協力隊業務を委託した、一般社団法人レインボージムナスティック大潟の女子体操競技指導者に採用された青山人士(ひとし)さん(兵庫県川西市出身)に、村山市長が委嘱状を交付しました。
今後は、大潟体操アリーナと上越体操場「ジムリーナ」を活動拠点とし、体操の競技力向上や市民の健康増進に関する活動を行っていきます。
青山さんは上越の体操に取り組む子どもたちについて、「前向きに熱心に頑張る、真っ直ぐな子が多い」と印象を語り、「来年度はインターハイ入賞、将来的にはオリンピック出場を目指して選手を育てたい」と抱負を述べました。
村山市長は「地元の人と一緒になって、人脈や技能を発揮し、地域に根付く活躍をしてほしい」と激励しました。
4月から、合併前上越市における「乾電池」「ライター類」「蛍光灯」「電球」の収集日を以下のとおり変更します(分別ルールに変更はありません)。なお、合併前上越市以外の地域の収集日は変更ありません。
また、「ごみ分別収集カレンダー」を広報上越3月1日号と併せて配布しますので、収集日を確認してください。
ごみの種類 | 現在(3月31日まで) | 変更後(4月1日から) |
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乾電池・ライター類 | 偶数月の第3火曜日 | 偶数月の第2火曜日 |
蛍光灯・電球 | 奇数月の第3火曜日 | 奇数月の第2火曜日 |
(注)合併前上越市以外の地域の収集日は、これまでと変更ありません。
作業は風通しがよく火の気がない場所で行ってください。
ごみの分別区分を品目ごとに確認できます。
配布場所は、生活環境課(上越市クリーンセンター)、南・北出張所、各総合事務所のほか、下記のページでもご覧いただけます。
家庭ごみの出し方全般(分別ガイド・カレンダーなど)(生活環境課)
ウェブ上でごみの分別区分を検索できます。スマートフォンやパソコンで利用できます。
景観はその場の風景だけでなく、人々の生活によって形づくられ映し出されるものです。
景観づくりで一番大切なことは、私たち一人一人が上越市の景観をつくっていると意識することです。心地よいと感じる景観を私たちみんなで守り、次世代へつなげていくために一人一人ができることから取り組んでみましょう。