明けましておめでとうございます。
皆様にとりまして、この一年が優しさと喜びに満ちる幸多き年となりますように、心からお祈り申し上げます。
昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の流行により、私たちの生活は大変大きな影響を受けました。
一日も早い終息を切に願いながら、市民の暮らしと地域経済を守る取り組みを全力で進めているところであります。
一方、大きな変化や困難の中にあって、まちの活性化に向けた取り組みにも力を注いでいます。昨秋、「小林古径記念美術館」が開館し、このまちの芸術文化をいかしたまちづくりに新たな1ページが加わりました。迎えました令和3年は、旧今井染物屋に雪国高田の風土産業であったバテンレースを基軸とした工房を常設するとともに、旧師団長官舎では民間事業者によるレストランとしての活用を進め、賑わいの創出を図ってまいります。
上越市が誕生してから50年を迎え、そして14市町村の合併から16年目となります。私は、このふるさとを確実に次の世代に引き継いでいくために、市民の皆様とともに、上越市にとって何が最善なのかを考え、そして未来を切りひらくために行動する、そうした取り組みをさらに進める一年にしたいと思っています。この新しい年、勇気を持って、挑戦してまいります。
市民の皆様には、変わらぬご支援・ご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。
明けましておめでとうございます。
市民の皆様には、希望に輝く新年を迎えられましたこととお慶び申し上げます。
昨年は新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、国から緊急事態宣言が発出されるなど、まさに国難ともいうべき年でありました。
市議会においても、改選後早々に新型コロナウイルス調査対策特別委員会と災害対策特別委員会を立ち上げ、市長に対し、固定費の負担軽減への支援や各種給付金・助成金の増額・期間延長、避難所の体制整備などの緊急提言を行いました。
また、急激な人口減少社会への対策は重要かつ喫緊の課題であるとの認識から、人口減少対策特別委員会を9月に立ち上げ、具体的な政策提言につなげるべく調査研究を進めています。
かつて、鍋底不況といわれ日本全体が空前の不況であった時代に、パナソニックの創業者である松下幸之助氏は、「困難こそ発展の好機」という言葉を残しています。氏は、思いを新たに、決意固く歩めば、困難がかえって飛躍の土台石となるとの信念を持って事にあたられました。
多くの課題を抱える今、私たち市議会はこのような思いを胸に、市民の皆様の負託に応え、その責務を果たしていきたいと考えております。
この一年が、市民の皆様にとりまして、健やかで幸せに満ちた年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
明治44年(1911年)1月12日、軍隊の視察のために来日した当時のオーストリア・ハンガリー帝国の軍人・レルヒ少佐により、高田において日本で初めての本格的なスキー指導が行われました。指導を受けた陸軍第十三師団の師団長・長岡外史中将が中心となり、軍だけでなく、民間へも積極的にスキーを普及させようと取り組んだことにより、スキー板の製造をはじめ、スキーにまつわるさまざまな産業や文化が興りました。
「スキー発祥」とは、単にスキーが伝わったということではなく、地域ぐるみの取り組みによってスポーツ、産業、文化など、このまちから日本中にスキーが広まっていったことを意味しています。
大正から昭和にかけて花開き、全国に名を轟かせた上越のスキー産業と文化。そのタスキを引き継ぎ、次の世代へ渡そうと取り組んでいる事業者に話をお聞きしました。
当社は、昭和40年頃にスキーの部品である「エッジ」の製造を開始した株式会社打江(うちえ) 製作所から、平成31年3月に事業を引き継ぎました。
昭和40年代には、全国的なスキーブームもあり、上越地域にはスキー製造会社が9社、部品製造会社も数社ありましたが、現在は当社を除いていずれも廃業しています。当社では、国内のスキー・スノーボードメーカーをはじめ、個人でスキーを製作する愛好家へもエッジを納めており、国内のシェアは100%を占めています。
取引先からは、質の高い製品を作る上では欠くことのできないものとして、当社の製品と加工技術を高く評価されています。
上越発のものづくりを伝承するために
歴史あるまちで培われた「オンリーワン」の技術を、しっかりと次の世代へつないでいくことが課題と感じています。会社として事業を承継していくためにも、こんなものづくりをしている会社があるということを地域の皆さんから知ってもらうことから始めようと考え、この度「メイド・イン上越」の認証を受けました。今後は、当社ならではの製品や技術、ネットワークをいかして、日本のスキーの歴史が始まったこのまちに人が集い、スキーを中心に新しい交流が生まれる、そんな新しい取り組みにもチャレンジしてみたいと考えています。
当社では、大正時代まで販売していた主力商品「越山(えつざん)正宗」(清酒)を、昭和2年に「スキー正宗」と改称しました。当時、「スキー」を商品名に付けることが流行していたとはいえ、お店の顔であった商品の商標を変えるということは大きな決断だったはずです。それでも改称したということは、「スキーのまち」として地域振興を進めようとしていた行政や商工団体による働きかけもあったのではないかと思います。
かつての城下町の賑わいを取り戻そうと、熱意を持って活動していた人たちがいたのだと思います。
「日本スキー発祥の地」の歩みを後世へと
初めて「スキー正宗」を目にしたお客様からは、ネーミングが気になるということで、よく由来を尋ねられます。その際は、高田が日本スキー発祥の地であり、スキー産業が地域を支える主要産業のひとつだったことなどをお伝えしています。
一方で、まちの歴史を後世に伝えていくには、当社の取り組みだけでは限界があります。近年は「まち歩き」がブームになっていますので、例えば高田に残る古くからの建物やお店に、スキーをはじめまちの成り立ちに関するいろいろな資料を置いておき、訪れる人からそれらを巡ってもらうなど、観光の要素を取り入れながら伝えていく工夫も必要と感じています。
次の100年に向け、まち全体の連携した取り組みで「日本スキー発祥のまち」を発信していきたいですね。
スキーを楽しんだり、記念イベントに出掛けたり、日本スキー発祥記念館を訪ねてみたり。
110周年を機に、改めてスキー発祥の歴史に触れてみませんか。
レルヒ少佐によって日本で初めて本格的なスキー指導が行われた、1911年1月12日。このことから、「1月12日」は「スキーの日」と定められています。令和3年1月12日に日本スキー発祥110周年を迎えることを記念し、さまざまなイベントなどを開催します。
レルヒ少佐が伝えたスキーが高田の人々の暮らしや文化、産業にどのような変化をもたらしたのか、日本スキー学会会長の新井博さんから講演いただきます。
上越市におけるスキーの振興や産業の歴史など紹介するパネルを展示します。
レルヒ少佐は、軍人だけでなく一般の市民とも交流を深めました。高田の友人たち(画家・新聞記者)との交流の様子から、スキー指導にとどまらないレルヒ少佐の側面を紹介します。
レルヒの会による一本杖スキーの披露、レルヒ少佐への献花、「日本スキー発祥の火」の採火を行います。
レルヒ少佐の功績をたたえ、さまざまなイベントを開催します。本号では、事前申し込みが必要なイベントなどをお知らせします。
レルヒ少佐が伝えた「一本杖スキー」を体験しませんか。
本町、仲町の飲食店が「ガチ盛りメニュー(3.5人分)」を提供します。
(注)関連イベントやレルヒ祭の実施は、天候や新型コロナウイルス感染症の影響などにより変更・中止となる場合があります。
安塚区雪だるま高原のキューピットバレイがオープン。気軽に行くことのできる市内のスキー場でウインタースポーツを楽しみましょう。
リニューアルした源泉掛け流しの天然温泉で、のんびりくつろげます。
営業時間
利用料
上越市ガス水道局新庁舎(春日山町3)が11月24日(火曜日)に開所しました。
庁舎内にオープンしたショールーム「ガステラス」では、安全で快適な最新のガス器具や設備を紹介、体験することができます。
「いつでも、見て、触れる」ガスのある快適な暮らしを体感してみませんか。
上越妙高駅東口の樹木をライトアップしています。ライトは桜の花の形をしたキャップがつけられ、温かな明かりが上越妙高駅を彩っています。
イルミネーションのLEDライトは、上越総合技術高校の生徒が取り付けを行いました。
また、イルミネーションの中には、上越妙高駅お出迎えキャラクター「ウェルモ」が隠れています。ぜひ探してみてください。
令和3年1月4日(月曜日)から、納付書に印刷されているバーコードをスマートフォンアプリで読み込むことにより、市税等を納付することができます。
(注)納期限の過ぎているものはスマートフォン決済を利用できません。
(注)納付書1通で金額が30万円を超えるもの、納付書にバーコードが印字されていないものは納付できません。
(注)領収書は発行されません。各アプリの利用明細で確認してください。領収書が必要な場合は、金融機関等で納付してください。
YouTubeに上越市公式チャンネルを開設しました。市長による定例記者会見など、市政に関する動画を配信していきます。
「新潟県新型コロナお知らせシステム」は、県内の施設や店舗、イベント会場等に掲示された二次元コードをLINEアプリで読み取ると、施設などを利用した人に感染が判明し、感染拡大のおそれありと判断される場合などに、県のLINE公式アカウントを通じ、同じ時間帯に当該施設などを利用した人にお知らせします。感染拡大防止と社会経済活動の両立のため、積極的に活用してください。
利用方法
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた人を支える保険・年金関係の生活支援制度の申請を受け付けています。
申請・問合せ:令和3年2月1日(月曜日)までに収納課(電話:025–526–5111、内線1233、1688)
申請・問合せ:国保年金課(電話:025–526–5111、内線1661、1138)
申請・問合せ: 国保年金課(電話:025–526–5111、内線1144、1143)または各総合事務所、上越年金事務所国民年金課(電話:025–524–4112)
申請・問合せ:高齢者支援課(電話:025–526–5111、内線1671、1672)
申請・問合せ:令和3年3月31日(水曜日)までに国保年金課(電話:025–526–5111、内線1140、1138)
「地域の宝」認定制度は、市民の皆さんが大切にし、よりどころとする宝(文化財)を次世代へ継承して魅力ある地域づくりの一助とするためのものです。文化財を募集した結果、令和2年度は60件を認定しました。
問合せ:文化行政課(電話:025–545–9269)
当市には、県内最多となる国・県・市の指定文化財合わせて371件を有するなど、多くの宝(文化財)があります。
しかし、指定文化財であっても、大切な保存・継承活動そのものへ目を向けられる機会は少なく、また、活動に取り組む担い手が不足し、地域で守り伝えていくことが困難になってきています。さらに、未指定の文化財は、従来の文化財保護の制度の対象とならず、消滅や散逸を防ぐことも課題です。
これらのことから、令和2年度に「地域の宝」認定制度を創設し、文化財とそれを守り伝える取り組みを一体として「地域の宝」に認定しています。
建物や仏像などの彫刻、風俗慣習、民俗芸能などさまざまな種類を対象とし、有形・無形のほか、国や県、市の文化財の指定、未指定は問いません。
対象となる文化財の所有者や管理者、または、保存・活用に当たる団体。
保存・活用の取り組みがおおむね3年以上行われ、今後も継続が見込まれること。また、地域住民を対象とした保存・活用の取り組みがおおむね年1回以上行われていること。
市から認定証を交付し、保存・活用に関する助言や市内外への情報発信などを行います。
(注)この制度は、令和2年度から4年度まで実施します。令和3年度の募集開始は5月上旬を予定しており、詳細が決まり次第、広報上越や市ホームページなどでお知らせします。
上越市「地域の宝」を認定しました(文化行政課)のページをご覧ください。
令和3年度の個人市民税・県民税(令和2年1月1日~令和2年12月31日の所得分)の申告相談と受付を行います。
必要書類を整えるなど、準備をお願いします。
問合せ:税務課(電話:025–526–5111、内線1250~1256)または各総合事務所
今年の確定申告は、感染防止の観点からも、ぜひご自宅などからe-Taxをご利用ください。
期間 | 時間 | 会場 | 対象者 |
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2月15日(月曜日)以前 | 午前9時~午後4時 (土曜日・日曜日、祝日を除く) |
高田税務署 | 還付申告の人(注) |
2月16日(火曜日)~3月15日(月曜日) | 市民プラザ | 全ての人 |
(注)贈与税については、2月1日(月曜日)以降、申告相談を受け付けています。