企画展「古径と院展の作家たち」チラシ [PDFファイル/3.21MB]
昨秋、新たに開館した小林古径記念美術館では、約1,800点におよぶ小林古径作品や関係資料を収蔵しています。今回は、当館のコレクションの中核である古径作品や関係資料を中心に、日本美術院展覧会(院展)で活躍した作家の作品を展示します。
「院展」の名で広く知られる美術家団体・日本美術院は、1898年(明治31年)に岡倉天心を中心として創設されました。天心とともに創設に尽力し、初期に活躍した横山大観や下村観山をはじめ、古径と並び「院展の三羽烏」と呼ばれた安田靫彦と前田青邨、古径に指導を受け師と仰いだ片岡球子など、院展作家の多様な作品を通して、日本美術院と古径の関わりを紹介します。
当館所蔵の作品のなかから、春から秋にかけて見頃をむかえる植物の作品を展示します。本画作品を中心に、彩色された素描作品もあわせて紹介します。展示作品のなかには、休館中に寄贈を受け、初めて公開される作品もあります。
小林古径「草花図(習作)」1947年(当館所蔵) 小林古径「おしろい花」1936年(個人蔵)
当館所蔵の作品を中心に、日本美術院を舞台に活躍した作家の作品を初期に活動した作家から時代を追って概観します。
横山大観や下村観山をはじめ、小林古径と同時代に活躍した安田靫彦、前田青邨、さらに戦後から現代にかけて活動している作家など、院展作家の多様な作品を通して、日本美術院と古径の関わりを紹介します。
安田靫彦「紫陽花」(個人蔵) 下村観山「海辺松」大正時代(当館所蔵)
令和3年(2021年)4月1日(木曜日)~6月20日(日曜日) (73日間)
休館日:月曜日(5月3日は開館)
(注)観桜会期間中(4月1日(木曜日)~4月15日(木曜日))は無休
午前9時~午後5時(観桜会期間中は午後7時まで延長開館)
一般 510円(410円)/小学生・中学生・高校生 260円(210円)
幼児及び上越市内の小学生・中学生は無料
(注)( )内は20名以上の団体料金
(注)5月18日(火曜日)は、「国際博物館の日」を記念して入館無料
(注)年間入館券、市内施設の共通入館券でも入館できます。
すべて申し込み・参加費は無料です。(ただし、入館料が必要です)
映像を通じて古径の人となりに思いを馳せながら、古径のことを学んでもらうイベントです。
国登録有形文化財である小林古径邸本邸の建築の見どころを学芸員が紹介します。
学芸員が小林古径記念美術館の見どころを解説して、チャレンジのサポートをします。