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生誕100年斎藤真一展 瞽女と郷愁、さすらい

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年6月21日更新

斎藤真一展ポスター(画像)
「生誕100年 斎藤真一展 瞽女と郷愁、さすらい」チラシ [PDFファイル/1.5MB]

生誕100年 斎藤真一展 瞽女と郷愁、さすらい

岡山県味野町(現在の倉敷市)に生まれた斎藤真一(1922年~1994年)は、東京美術学校(現・東京藝術大学)卒業後に静岡県伊東市で教師として働く傍ら、日展で「鶏小屋」が初入選して画壇デビューを果たします。

1959年、斎藤は西洋への憧れを胸に抱きながらヨーロッパ各地をバイクで巡ります。渡欧中にパリで親交を深めた藤田嗣治から「帰国後は東北を旅するといい」というアドバイスを受けて帰国後に東北各地を訪れると、津軽旅行中に「瞽女」の存在を知り、瞽女に強く心を惹かれました。そして、1964年から斎藤は瞽女を求めて新潟を旅します。約10年間にわたる高田瞽女の取材を経て「越後瞽女日記シリーズ」を発表し、数々の賞を受賞しました。斎藤は瞽女シリーズの後にも吉原遊女をテーマとした作品や郷愁を誘う人物画を描くなど、甘美で叙情的、ロマンティシズムあふれる作品を描いて多くの人々を魅了しました。

今回の展覧会では、斎藤の代名詞となった「瞽女シリーズ」を中心としながら、初期から晩年までの作品を展示し、画業を振り返ります。

 

主催:小林古径記念美術館
協力:ギャラリー朱雀院、瞽女ミュージアム高田

展覧会関連イベント

会期

令和4年(2022年)7月2日(土曜日)~9月25日(日曜日) 

開館時間

午前9時~午後5時 

休館日

月曜日(ただし、7月18日、9月19日は開館)

(注)観蓮会期間(7月16日~8月21日)は無休

入館料

一般 510(410)円/小学生・中学生、高校生 260(210)円

( )内は20名以上の団体料金

(注)幼児及び上越市内の学校に通う小学生・中学生は無料

入館料割引

  • 着物割

着物・浴衣でご入館される方は団体割引料金で入館できます。

  • 「さいとうしんいち」さん割

「さいとうしんいち」さんは無料で入館できます(運転免許証など、証明できるものをお持ちください。)

  • 瞽女ミュージアム高田との相互割引

本展覧会中、割引券と引き換えに1回限り団体割引料金で入館できます。くわしくはページ下部をご覧ください。

瞽女ミュージアムとの相互割引について

展示構成

第1章 初期作品から

1922年(大正11年)、斎藤真一は岡山県児島郡味野町(現在の倉敷市)に生まれました。父の藤太郎は都山流尺八の大師範であり、また、生家の隣が劇場であったことから、人形浄瑠璃や芝居などの日本の伝統芸能を見て育ちました。斎藤は中学時代に絵に興味を持ち始め、毎週日曜日には自転車で大原美術館を訪れてはエル・グレコや藤田嗣治、国吉康雄の作品に魅了されるなかで画家を志します。岡山師範学校卒業後には東京美術学校師範科へ入学、卒業後は静岡県伊東や岡山県内で教鞭を執りながら創作活動を行い、第4回日展で「鶏小屋」が初入選を果たします。以後、教師を続けながらも日展や光風会展に作品を発表し、画家への情熱がより一層高まっていきました。

斎藤の初期作品には、少年期からのグレコやセザンヌ、ホッベマなど様々な西洋絵画の知識と岸田劉生や藤田嗣治からの影響を受けながらも、後年へと続く哀愁を帯びた画風が確立していきます。

展示作品(一部)

斎藤真一「ランプと簪」小林古径記念美術館蔵(画像) 「北の海」小林古径記念美術館蔵(画像)

(左)「ランプと簪(かんざし)」小林古径記念美術館蔵
(右)「北の海」小林古径記念美術館蔵

第2章 「越後瞽女日」の誕生

1959年(昭和34年)、一念発起して単身でフランスに渡り、ヨーロッパ各地を旅行します。パリでは少年期から憧れていた藤田嗣治と親交を結び、帰国の際には藤田から「日本に帰ったら秋田や東北がいいから一生懸命に描きなさい」と励まされると、斎藤は帰国後に青森県津軽地方を訪れ、そこで盲目の旅芸人「瞽女」の存在を知ることとなります。

瞽女に強く惹かれた斎藤は、1964年(昭和39年)12月、高田瞽女最後の親方である杉本キクイを初めて訪れ、翌年から約10年間にわたって休暇のほとんどを費やして高田(現在の新潟県上越市)などを訪れて瞽女を取材しました。瞽女宿を巡り、そこで見た風景や瞽女たちの生活などを詳細に記録し、膨大な枚数に及ぶ絵日記「越後瞽女日記」を発表します。同時に長年勤めた教職を辞め、画業に一意専心することを決意しました。「越後瞽女日記」を基に作品化した「越後瞽女日記シリーズ」は大きな反響を呼び、数々の賞を受賞するなど、この「瞽女シリーズ」は斎藤真一の代名詞とも言える作品群となり、斎藤の名声は一気に高まりました。

展示作品(一部)

斎藤真一「瞽女杉本キクエ」小林古径記念美術館蔵(画像) 斎藤真一《あげ石瞽女・新保瞽女一覧》(左面)『越後瞽女日記』小林古径記念美術館蔵(画像) 「あげ石瞽女・新保瞽女一覧」(右面)小林古径記念美術館蔵(画像)

(左)「瞽女 杉本キクエ 「越後瞽女日記」」小林古径記念美術館蔵
(右)「あげ石瞽女・神保瞽女一覧「越後瞽女日記」」小林古径記念美術館蔵

第3章 吉原遊女と昭和ロマン、さすらい

「瞽女シリーズ」の発表で名声が高まった斎藤は、その後「吉原遊女」をテーマとした作品を発表します。斎藤の養祖母であった内田久野が吉原で太夫だったこともあり、、古書店で手にした明治時代刊行の「吉原細見記」を見たのを機に、写真や資料を集めて明治吉原の遊女の記録をまとめました。そして、1985年(昭和60年)には「明治吉原細見記」と「絵草紙 吉原炎上」を刊行するとともに、吉原を題材とした多くの作品を残しました。また、これらの作品が原作となり、五社英雄監督による映画「吉原炎上」となったことも特筆されるでしょう。

斎藤は1994年(平成6年)に72歳の生涯を閉じます。晩年の作品には、瞽女や吉原遊女のほかにも「昭和ロマン」として郷愁を誘う女性像や甘美で叙情的、ロマンティシズムあふれる作品を描きました。その情感豊かで人間味あふれる作品は多くの人々を魅了しました。

展示作品(一部)

「紅いヴィオロン」個人蔵(画像) 「籠の鳥たち」個人蔵(画像)

(左)「紅いヴィオロン」個人蔵 
(右)「籠の鳥達(明治吉原細見記)」個人蔵

映像資料の上映

会期中に展示と合わせて、斎藤真一に関する映像資料を館内で放映します。

  • 金澤碧「ひとり、かたり ~斎藤真一の描いた世界~」(2016年) ほか

関連イベント

展覧会に合わせ、さまざまなイベントを開催します。気軽にご参加ください。

(注)新型コロナ感染拡大防止のため、来館者名簿の記入、消毒、検温にご協力をお願いします。
(注)状況により、イベントの日程・内容の変更や、開催が中止になる場合があります。

学芸員によるギャラリートーク(3回)

  • 日時:令和4年7月24日(日曜日)、8月13日(土曜日)、9月4日(日曜日) 午後1時30分~
  • 会場:展示室
  • 参加料:無料(ただし、展覧会への入館料が必要です)

斎藤真一誕生日プレゼント(先着100名)

斎藤真一の100年目の生誕日を祝して、当日は展覧会入館される方先着100名に斎藤真一オリジナルグッズをプレゼントします。

  • 期日:7月6日(水曜日)(なくなり次第終了)
  • 協賛:有限会社ギャラリー朱雀院

瞽女ミュージアム高田との相互割引を実施します

瞽女ミュージアム高田正面(写真)

展覧会開催を記念して、瞽女ミュージアム高田との相互割引を実施いたします。

入館の際、受付に割引券を提出すると、入館料の割引を受けることができます。
ぜひ、入館料相互割引をご活用いただき、2館の展示をお楽しみ下さい。

割引券配布・有効期間:令和4年7月2日(土曜日)~9月25日(日曜日)

瞽女ミュージアム高田の詳細については、瞽女ミュージアム高田のホームページ(外部リンク)をご覧ください。

小林古径記念美術館・瞽女ミュージアムの相互割引について
館名 小林古径記念美術館 瞽女ミュージアム高田
住所 新潟県上越市本城町7-1(高田城址公園内)

新潟県上越市東本町1-2-33

地図を見る(Googleマップ・外部リンク)

休館日

月曜日(ただし、7月18日、9月19日は開館)

(注)観蓮会期間(7月16日~8月21日)は無休

月曜日・火曜日・水曜日
開館時間

午前9時~午後5時

午前10時~午後4時

割引対象 瞽女ミュージアム高田で配布する相互割引券をお持ちの方 小林古径記念美術館で配布する相互割引券をお持ちの方
料金

一般510円のところ、割引券提示で410円
小中高生260円のところ、割引券提示で210円

一般500円のところ、割引券提示で400円

高校生・大学生300円のところ、割引券提示で200円

小中学生、障がい者は無料

(注)割引を受けたい人数分の割引券が必要です。
(注)ほかの割引と併用はできません。
(注)割引券は、館内で配布します。