第27回小川未明文学賞(平成30年度)大賞受賞作「湊町の寅吉(原題:湊まちの寅吉)」が、下記のとおり書籍化され、この度、小川未明文学館に入荷しました。
最終選考委員のねじめ正一氏からは、「この小説はともかくテンポがいい。江戸の落語を聴いているような語りのテンポで、飽きさせない。」と評された作品で、新潟市出身の作家による、江戸時代の新潟湊を舞台にした、元気いっぱいのエンターテイメント読み物です。
どうぞ手に取ってお読みください。
時は江戸時代、賑わう新潟湊(みなと)。廻船問屋の息子の寅吉は、弟の文助といたずらをして遊ぶ毎日。しかし、質屋の金兵衛としたある約束から、湊祭りで文助と芝居に挑む事になってしまい―。