小川未明文学館では、未明に関するさまざまな資料を収集しています。
令和4年度は、その資料を活用した「特集展示」を4回開催する予定です。
特集展示4では、小川未明が書いた不思議でちょっと怖いお話を紹介します。
展示する作品は、小川未明文学館や図書館で読むことができます。
「限定本 眠い町」堀越千秋・絵 架空社 令和4年(2022年)2月
あらすじ
「すこしばかり、どんなものの上にでも振りかけたなら、そのものは、すぐに腐れ、さび、もしくは疲れてしまう」という
不思議な砂を、世界中にまくように老人から頼まれた少年。アルプスの山の中、繁華な都会と、砂をまき続けます。
令和5年1月26日(木曜日)から令和5年4月19日(水曜日)
展示ケース2台分の展示内容です
大正4年(1915年)4月初出 川上四郎・絵
「定本 小川未明童話全集1」講談社 昭和51年(1976年)11月刊
あらすじ
貧しいおじいさんと子どもに辛くあたった村の人々。
その後二人は黒い旗のひるがえる真っ赤な船に乗ってやってきました。
ふたたび子どもをひどい目にあわせた村の運命は
大正13年(1924年)11月初出 川上四郎・絵
「定本 小川未明童話全集5」講談社 昭和52年(1977年)3月刊
あらすじ
働かずに遊び歩いている男が、氷のように冷たい光を放つ目の、銀の杖を持ったおじいさんに出会います。
男はおじいさんに、「墓の中に入って眠れ」と命じられました。
大正8年(1919年)5月初出 高野玲子・絵
偕成社 平成11年(1999年)10月刊
あらすじ
死んだあとも山の雪形となって子どもを見守りつづけた母親。
大きくなってりんごの栽培を始めた子どもは、虫害に悩まされます。
母親は子どもを守るために、ある姿になって現れました。
大正14年(1915年)6月初出 山福朱実・絵
架空社 平成17年(2005年)12月刊
あらすじ
砂漠の町にさらわれ、サフラン酒を造る手伝いをさせられていた美しい女。
うらみをはらすため、死ぬ前に自分の血を酒に混ぜます。それは何百年ののち、強い魔力を持った酒となりました。
火曜日から金曜日 午前10時から午後7時
土曜日・日曜日・祝日 午前10時から午後6時
会期中における休館日
月曜日、第3木曜日、祝日の翌日
小川未明文学館 常設展示場
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