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村山市長記者会見内容(令和3年1月13日)

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印刷用ページを表示する 掲載日:2021年1月22日更新

大雪災害に関する市長記者会見を開催しました。

日時:令和3年1月13日(水曜日)午後5時~5時40分

会場:市役所401会議室

質疑概要

(市長)
 夕方に急にお集まりいただき、大変ありがとうございました。
 現在の上越市の除雪の状況、また、具体的な取組について説明させていただきながら、市民の皆さんからもご協力をいただくとともに、お願いをしたいということで、今回記者会見を開かせていただきました。
 まず、除雪の状況でございますが、これまでの降雪等についてはご承知のとおりでありますけれども、現在、非常に厳しい積雪に対処するため、職員が一丸となって除雪に取り組んでいるところであります。
 国道においても、県道においても、その状況は同じでありまして、100を超える地元の事業者の皆さんからご協力いただきながら、それぞれ所管する道路について除雪を行っているという状況であります。
 現在、ようやく国道の圧雪を取り、また、道幅を拡幅する状況に至っています。朝の8時過ぎの8号線は、上越方面に向かう車で大渋滞でありまして、またバイパスから8号線の柏崎方面に右折することが全くできないという状況もありました。
 これは除雪が進んだことによって、交通量が非常に多くなったということでございますが、県道においても、圧雪を取り、道路の幅を確保し、排雪を行うことは困難な状況にあります。それに続く市道についても同じような状況がありまして、国道や県道の除雪が進むことに伴って、市道の除雪も進むということでございます。
 そのことからすると、市民の皆さんには大変なご苦労とご心配をおかけしており、そして事業の取組や、通勤についても、車が使えないということで、難儀をかけており、お詫びを申し上げながら、ぜひご協力、ご理解をいただきたいと思っているところ であります。
 そういう中で、国、県と協議し、道路の除雪について、それぞれの立場で連携した取組も始めています。
 まず、上越市内における、これは直江津も含めてでございますけれども、雪の状況からすると、除雪車で押し広げて、道を確保することは困難でありますので、圧雪を取りながら、道幅を確保していくということを考えますと、今ある雪を排出するという作業を充実させていかなければなりません。狭隘道路、団地における道路については、ほとんどその作業をしなければならないということであります。
 そのためには、大量の雪捨て場を確保する必要があるということで、これも国交省との協議の中で、河川敷を含めて相当の箇所を用意するということでありまして、そこに向かうための道路の確保が必要な状況になっております。
 この状況が今週半ば頃には確実にできるという見通しが立ちました。今後気温が上がり、雪が重くなります。また、倒壊家屋も出てきています。屋根雪の対応も猶予することはできませんので、一斉雪下ろしも計画しております。この一斉雪下ろしについては、高田の状況を説明しますと、対象となる46町内会に実施の希望を確認したところ、ほとんどの町内会で一斉雪下ろしを実施してほしいという要望がございましたので、現在、23日(土曜日)から実施できるよう、事業者や国、県と連携しながら、調整を進めております。どこの町内会からということになりますと、具体のルートの選定がございますので、それぞれの町内会にまたお話しさせていただくことになりますが、いずれにしても、希望がある町内会については、23日から逐次、一斉除排雪を実施していきたいと思っているところであります。
 一斉除排雪を実施するに当たっては、通行が遮断され、数日は通行止めになりますので、そのことを考えますと、実施町内会においては、車を実施区域の外に出していただくことも必要になると思います。
 また、対象となる46町内会の世帯数は、全体で8,700世帯ぐらいございます。そのうちの約1,000世帯が要援護世帯です。
 またその地域には、400戸ぐらいの空き家も存在しています。一斉除排雪をスタートしたとしても、屋根雪を下ろすことができなかったり、空き家についてはどうするかといった課題もございます。
 こうした課題も解決していく必要があると思いますので、市民のボランティアにも協力をお願いしたいと考えています。これについては、社会福祉協議会において、ボランティアを募っていただけるというような状況が出てきております。また、企業の皆さんにもボランティアのお声掛けをしながら、効果的かつ迅速な一斉雪下ろしを実施していきたいと思っています。狭隘の道路や団地内の道路の除排雪がなかなかできておりませんけども、逐次、優先順位を決めながら、幹線道路と合わせて狭隘の道路についても、計画に則って速やかに進めていきたいと思っています。市民の皆さんにおかれましては、ご辛抱いただくこととなりますが、ご理解とご協力を賜ればと思っています。
 雪の状況と排雪、そして、現在の市の取組状況について、市民の皆さんにご理解いただくことができなかったのかなというように思っており、お詫びさせていただきます。現在、具体的な内容が決まりつつありますので、本日その内容をご説明させていただきました。
 私からは以上でございます。
 
(記者)
 一斉雪下ろしを23日から順次行うという発表がありましたけれども、23日からどれくらいの期間を想定しているのでしょうか。
 
(市長)
 この広いエリアを同じ期間に同じ段階で一括に行うことは、雪捨て場の動線も含めて難しいと思いますので、ブロックに分けながら実施していくことになると思いますが、前回の状況を見ますと、雪下ろしに2日ぐらいかかり、そしてその雪を溜めてから出すか、それとも下しながら出すかによって若干違いますけれども、3日~4日は時間がかかると思います。
 また、地区によっても差は出てくるかと思いますが、いずれにしても、3日~4日というスパンになるのではないかと思っています。
 
(記者)
 除雪体制についてですが、昨年の冬は雪が降らなかったとはいえ、上越市は毎年雪が降る雪国であり、除雪の体制は整えていたはずだと思うのですが、今回それでも対応しきれなかった原因について、市長ご自身はなぜだとお考えですか。
 
(市長)
 雪は、通常1日、2日降ってから間が空いてまた降るというサイクルを繰り返すと思います。そうした降雪に対する対応は十分できていたと思いますが、今回のように、短期間で連続して1mを超える降雪があったことによって、決められたルートの除雪を行って戻ってくると、また道路に数十cmの積雪があるという状況になっていました。
 数十年ぶりの降雪が広い範囲であったことにより、除雪が追いつかなかったということが実態であったことを考えると、体制は十分であったと思いますけれども、短期間に連続して大量の降雪があったことが原因であると私は思っています。
 
(記者)
 昨日、除雪の支援を行っていた自衛隊に県を通じて撤収要請をされましたけれども、自衛隊が撤収しても大丈夫だと判断した理由についてお聞かせください。
 
(市長)
 県では、撤収要請を行ったというような話になっていますが、私どもは、この災害の中で、その都度ミッションをお願いしたいと考えていましたので、私自身は、撤収要請を行ったというふうには考えていません。県が撤収要請を行ったことによって、オートマチックに安全メールで撤収を周知したということなります。安全メールが出た後で、これだけ大変な状況の中で、自衛隊が撤収するということはないだろうといった趣旨の厳しいお叱りも私自身本当に多くいただきました。
 私自身は、県に撤収要請もしていませんし、上越市としても要請はしていません。しかし、自衛隊から県に、任務が終わりましたという報告があり、それをもって県が撤収という状況を発表したということであります。
 私としては、この災害の中で、また再度ミッションをお願いすることも十分あり得ると思っていましたので、撤収要請については考えていませんでしたが、今朝、職員に状況を確認したところ、このような事実があったということであります。緊急性がある状況の中で、今後も自衛隊にミッションをお願いするという前提でありますけれども、今回お願いしたミッションが終わったという状況が県から発表されたことを受け、市としてもそのことを発表したということですので、ご理解いただきたいと思います。
 
(記者)
 一斉雪下ろしは、高田地区で早くても23日からということで、今日から数えると、1週間以上、10日近くありますが、現場では、今にも倒壊しそうな家屋がたくさんあり、人手も足りない、雪を下ろす場所もないという非常に危険な状況が続いています。例えば避難所を設けて住民を避難させる等、23日までに実施する対応について、お考えを教えてください。
 
(市長)
 既に自宅が非常に危険だということで、違うところに移っていただいた方もおられます。
 今後、町内会や、民生委員の皆さんにもご協力いただきながら、地域の実情や市民の皆さんの思いをしっかり受けとめ、福祉部局において対応してまいります。そういう状況があれば、受け入れを行いますので、お話いただければと思っています。
 地域の状況把握においては、民生委員や町内会長の皆さんにきめ細かな対応をお願いしなければならないと思っていますので、23日まで少し期間がありますけれども、市民の皆さんの気持ちや考え方、一斉雪下ろしの対応の仕方、親戚等の協力体制など、様々な準備があると思いますので、この期間で準備を進めていただきながら、危険が迫ったときには、市が対応したいと考えています。
 
(記者)
 確認ですけれども、一斉雪下ろしまでに生活道路の除雪を並行して進めるのか、一斉雪下ろしが終わらないと生活道路の除雪を進められないという意味なのか、その辺りはどうでしょうか。
 
(市長)
 先ほどお話しましたように、一斉雪下ろしの場合には、雪捨て場までの動線を確保する必要がありますので、県道も含めて幹線道路や、狭隘の道路、団地内の道路についても同時に除雪を進めていきます。
こうした通常の道路除雪を進めていくのと同時に、一斉雪下ろしができるかどうかということについても、業者と協議していかなければなりません。いずれにしても、23日まで何もしないわけではなく、狭隘の道路や団地の道路も除排雪を進めてまいります。
 
(記者)
 そうすると、狭隘の道路の路肩に雪がある状況を解消しないと、ごみの収集は再開できないということでしょうか。
 
(市長)
 ごみの集積所の配置状況を考えますと、収集車がなければ、ごみの収集を行うことは難しい状況にあります。地域によっては、ごみの収集を開始できる地域もあると思いますが、ごみの収集ができない地域については、場所を決めて収集することも考えなければならないと思っています。その時には遠くの人が車でごみを集積所まで持ってこなければならないというような個別の事情もあると思いますが、どうしてもごみを出さざるを得ない場合については、集積所を決め、収集を行うということも検討しているところであります。
 
(記者)
 一斉雪下ろしについて、高田で実施するとお話がありましたが、他の地域、直江津や13区などで実施を検討している場所はありますか。
 
(市長)
 直江津地区においては、昭和60年の豪雪時に実施した経緯があると聞いていますが、連坦している家屋にも相当の雪がありますので、これから直江津地区の町内会の皆さんとも協議しながら、実施について検討していきたいと思います。一斉雪下ろしが必要だという声も既に聞こえてますので、その対応はこれから進めていきたいと思っています。
 
(記者)
 具体的な日程は決まっていますか。
 
(市長)
 これから地元の町内会の皆さんと協議を進めていきますが、前回の昭和60年の豪雪時に実施したエリアを前提に話を進めていくことになると思います。
 
(記者)
 直江津の一斉雪下ろしは、実施する方向という理解でよろしいでしょうか。
 
(市長)
 直江津地区からは、直江津でも一斉雪下ろしは必要だという声を聞いていますので、これから関係する町内会へ声掛けをしていきたいと思っています。
 
(記者)
 町内会からの話を聞いて、必要があれば実施していきましょうという考えということですね。もう一つ細かいことですけれど、雪捨て場への道路の除排雪を行って、雪捨て場へ雪を持っていける体制を整えるということでしたが、先ほど今週半ばにも条件が整うと話がありました。これは今日、明日にも条件が整うという意味でしょうか。
 
(市長)
 そうです。
 
(記者)
 その除排雪が完了すると、市道などの除排雪も進めていけるということなんですね。
 
(市長)
 そうです。
 
(記者)
 自宅前の除雪がいつ行われるのかという声が多数あると思いますが、市として狭隘の道路の除雪を、いつ頃までに完了する予定としているのですか。
 
(市長)
 狭隘道路の除雪の完了目途については、全市的に統一してお示しすることは現実的にできません。一斉雪下ろしのスケジュールや除雪業者の皆さんの機材の関係、オペレーションの関係もありますので、そうしたことを含めて現在計画づくりを進めています。この計画ができると、狭隘道路や団地内の道路の除雪の見通しが立ちますので、いつ頃までに除雪を完了させるという目途をお示しすることができるのですが、業者との調整が完了していませんので、今日の時点ではお話できないということであります。
 
(記者)
 市で、国道県道も含めた除雪の完了率、何%終わったというような進捗の数字は把握されていますか。
 
(市長)
 私もそういうもので説明すれば、分かりやすいと思って担当部局に話をしたのですが、計算すれば出せる状況にあるけれども、今の時点で計算はしていないという状況です。上越市の市道のうち、何%が除雪完了ということが分かれば、市内の除雪状況の理解が進むと思いますが、これは県道であっても、同じ状況だと思います。
 そうした状況を考えますと、除雪の進捗率は非常に低いのではないかと思っています。例えば国道である8号線は除雪が進み、綺麗になりました。しかし、県道である浜線はまだ除雪が追い付いていません。また、市道はどうかというと、幹線道路である8号線と県道をつなぐ道路を中心に除雪を行っていますので、狭隘の道路の除雪は、現在ほとんど進んでいない状況だと思います。
 私の自宅の前に県道がありますが、1車線分しか除雪が追い付いていませんので、対向車が来るとどうにもならないという状況です。県道においても、そのような状況がまだまだあると思っています。
 これも先ほど話が出ましたように、急激な降雪が何日も続き、それが圧雪になっていることが更に状況を困難にしています。こうした状況を市民の皆さんにお伝えするための方法として、除雪の完了率のような数字を次回はお示しできればと思っています。
 
(記者)
 雪捨て場の増設について、具体的にどこに何箇所くらい増設するのかを教えてください。
 
(市長)
 図面に表示したものを皆さんにお配りすることができると思います。
 
(都市整備部長)
 関川沿いに4箇所、それから一斉排雪用に3箇所、その他市の所有している土地に数箇所、増設する予定としております。
 
(記者)
 自衛隊の撤収の話ですけれども、なぜもう撤収してまったのかなど、市民からの問い合わせやご意見が多数寄せられていると聞いているのですが、市民がそれだけ期待していたということの裏返しでもあると思います。先ほど、権限者である県に確認したところ、目的の施設の除雪が完了したため、県から撤収要請を出してくださいという連絡が市からあったと聞いているのですが、経過の事実関係を教えてください。
 
(市長)
 事実関係としては、先ほどお話したとおりです。私自身は、知事に電話で要請を行い、その14分後に、知事から自衛隊に派遣要請を行っていただきました。これがスタートですが、私が職員から受けた報告では、ミッションが完了した時は、自衛隊が県にミッション完了の報告をするので、市から県へ連絡する必要はないということでした。では今後自衛隊にお願いするミッションが出てきた時はどうなるのかと職員に確認したところ、その時は改めて派遣要請ができるという話でありましたので、その前提の下、私は承知しておりました。
 ですから事務的には、自衛隊が県へ作業の完了報告を行うことになっています。
 
(防災危機管理部長)
 手続き上は、自衛隊へ派遣要請をする時には、市長から知事へしっかりとメッセージを発していただいて、それを受けて知事が自衛隊へ派遣を要請することになっています。
 そして自衛隊のミッションが完了した時には、自衛隊が県へ報告を行い、県がミッション完了の報告をもって、撤退要請を行うことになると聞いております。ですから、市から県へ撤退要請の連絡を行ったという事実はありません。
 また、こうした手続きの流れがありますので、先ほど市長が申し上げたとおり、市長から知事へ撤退要請をしたという事実もありません。
 
(記者)
 そうしますと、市としては、当初想定したミッションが昨日終わりましたが、その後についても、撤収せずに待機してもらって、随時お願いをするという認識でいたということでしょうか。
 
(市長)
 私としては、知事に派遣要請の電話をした際、自衛隊が一度撤収した後、改めて派遣要請する時は、どのような手続きになるのかということを心配していましたが、その時は改めて派遣要請ができるということでした。また、ミッションが完了した際には、自衛隊が県へ報告するため、私から知事へ連絡する必要はないということで承知をしておりました。
 自衛隊が実施するミッションには緊急性や公共性等の要件が必要となりますが、一斉除排雪がその条件に該当するかどうか、そもそも一斉除排雪を実施するのかどうかも含めて見通しが立っていない中で、当初想定していたミッションが完了しましたので、一度撤退した後、再度派遣のお願いをする可能性もあるのだろうと考えておりました。また、一斉除排雪の実施を前提としていましたので、私が知事に完了の連絡をしないでよいということが、自衛隊の再度の派遣を可能にするのだろうとも考えておりました。したがいまして、私も、それから事務方も、県へミッション完了の報告はしておりません。
 それから先ほどある方から私のところにメールが来まして、上越市が自衛隊を撤収したということになっていることを受け、知事へ連絡したそうです。
 知事は、自衛隊の派遣の要否を決定するのは上越市であるとおっしゃっていたとのことであり、上越市から再度自衛隊にお願いすることはないのですかというメールが私のところに来ました。知事がおっしゃっていたとおり、自衛隊の派遣の要否を決定するのは、上越市であり、自衛隊に行っていただく業務はこれから出てくる可能性がありますので、市から県へミッション完了の報告をしないことで、今後も自衛隊にお願いできる体制が維持されると考えていたのが事実関係であります。
 
(記者)
 そうすると、昨日をもってミッションが完了し、県から撤収の要請が出ていると思うのですが、一斉除排雪の際など、今後必要性が出てきた際には、再度派遣を要請するという手続きになるのでしょうか。
 
(市長)
 地元だけで、対応できないような状況が生まれて、緊急性や公共性があり、自衛隊の皆さんのお力を借りなければならないという状況になれば、当然市から県へ要請し、対応することになると思います。
 
(記者)
 先ほど雪捨て場の増設の話があったと思うのですが、増設した雪捨て場の開設日は、全て今週半ばになるのでしょうか。
 
(都市整備部長)
 開設時期については、管理運営する事業者の関係もありますので、同日に全てということにはなりません。準備ができた箇所から、順次開設していくことになります。今後の降雪の状況にもよりますが、一斉除排雪に間に合うよう、また1日も早く開設できるよう、準備を進めてまいります。
 
(記者)
 この雪捨て場は、市民の皆さんが搬入できる場所とそうではない場所が混在することになるのでしょうか。
 
(都市整備部長)
 現在開設している雪捨て場には、公共団体も搬入しております。それを他の雪捨て場へ搬入することによって、現在開設している2箇所の雪捨て場の容量を増やし、多くの市民の皆さんが利用できるようにしていくという考えであります。また、必要であれば更なる拡充も検討していきたいと考えております。
 
(記者)
 一斉雪下ろしの時に、自衛隊へ災害派遣要請を行う可能性は現時点でありますか。
 
(市長)
 それはこれから協議してみないと分かりません。また、自衛隊から地域に入ってもらうことによって、運営の方法も変わってきますので、基本的には市民の皆さんが自宅の雪を下ろす、そしてそれを行政が排雪するということになると思います。そこにどういう形で自衛隊の皆さんにお願いするかということになりますと、先ほど話したように、空き家があったり、要援護世帯があったりというように、それぞれで状況が異なりますから、自分で対応ができないという方も出てくる場合があると思いますので、そういった場合に、自衛隊から対応してもらえるのかどうか、これが緊急性、公共性という、自衛隊が行うミッションの条件に該当するのかどうかということも、これから協議していく必要があると思います。
 先ほど申し上げたように、ボランティアを募りながら、空き家の雪を下ろすといったことや、要援護世帯の支援をどうするかといったことまで考えなければならない状況を踏まえますと、自分たちでできることを整理しつつ、自衛隊の再度の派遣要請も視野に入れていきたいと考えているところであります。
 
(記者)
 ごみの収集について、町内に収集車が入れる状況であれば、来週早々からでも収集を再開するということでよろしいでしょうか。
 
(市長)
 除雪の状況を踏まえ、収集車が入れるところについては、明日からごみの収集を再開するという状況であります。
 
(記者)
 ごみの集積所の状況把握は、町内会長が市へ連絡すればよろしいのでしょうか。
 
(市長)
 各総合事務所がごみの集積所の状況を把握し、収集車が入れるということが分かれば、ごみの収集を再開したいと考えています。
 
(自治・市民環境部長)
 今の件で補足をさせていただきます。明後日15日から、可能なところは収集を再開したいと考えております。ただし、エリアがありますので、ある程度の単位、区単位などで再開したいと考えております。明日の午前中までに、どの区で再開するかを改めてご連絡させていただきます。
 
(記者)
 一斉雪下ろしを23日から実施する見込みであるとのことですが、要援護世帯の方や自分で雪下ろしができない方が、業者に頼んだ場合、災害救助法の適用期間を過ぎていると思うのですが、その辺りはどうお考えですか。
 
(市長)
 災害救助法の適用は、10日間というルールがあるのですが、地域の実情がありますので、前回の災害救助法の適用のときもそうだったのですけど、地域の実情を説明しながら、法の適用の延長についてしっかりとお願いしていかなければならないと考えております。
 
(記者)
 明日、防災担当大臣が来越されると思うのですが、その時にも地域の実情を説明する予定でしょうか。
 
(市長)
 そうした具体的なお話もさせていただきたいと思いますし、災害救助法の適用後もまだ降雪があったわけですから、適用期間の10日はあっという間だと思いますので、延長の手続きや地域の事情、一斉雪下ろしについても、お話させてもらえればと考えております。
 
以上

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