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村山市長記者懇談会内容(平成31年3月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年4月16日更新

平成31年3月27日(水曜日)

(市長)
 
年度末の一番気忙しい時、また皆さんの中にも異動される方もおられると思いますけれど、そんな時に開かせていただきましてありがとうございます。
 来週から4月になります。1日には新しい元号が発表されるのでしょうか。そして観桜会の開会が4月1日です。4月2日開花で7日が満開と言われる方がおられますが、たくさんの人から上越に集まっていただいて、活気と賑わいが戻ればいいと思っています。
 今日は古城保育園の閉園式、明日は中央保育園の閉園式です。古城保育園は、昭和23年にスタートしたということですから、私とちょうど同じ70歳で歴史を閉じるということです。地域の皆さんが保育園に愛着を持ち、子どもたちと一緒に地域が成り立ってきたということで、町内会長さんはじめ、多くの方が来賓で来ておられました。新しい「なおえつ保育園」でも子どもたちが健やかな育ちをしてほしいと思っています。 
 今回の議会で、平成31年度の予算、条例を含めてすべての案件が承認・可決されました。しっかりとした予算の執行にあたりながら、その効果を発揮できればと思っています。中でも教育補助員の増加や妊産婦の医療費の完全無料化、担い手不足ということで労働者をどうやって確保するか、移住・定住の面にも力を入れています。大きなお金をつぎ込んだ事業ではないかもしれませんが、小さくても何かとっかかりが出来るようなものを、ということで意を尽くしたところです。
 平成30年度を振り返りますと、計画づくりが多い年だったと思います。上越市第6次総合計画後期基本計画はもちろん、上越市第2次財政計画(改定版)、第6次上越市行政改革推進計画もそうです。上越市第2次地域福祉計画もできましたが、それまでに自殺防止をはじめとする5、6本の福祉の計画を作ったということで、それだけ仕事が忙しい中で、職員が自分達の想像力を働かせて、次にやっていくためのエンジンとなる計画づくりをしました。このエンジンも自分たちで作ったのですから、これを活用しながらしっかりとしたまちづくりをしていく必要があると思います。
 安全・安心の中で消防団の再編、組み替えをしなければいけない。これも人口減少の中で、担い手がいない。4,100人規模の消防団ですが、実質稼働できるのは1,500人いるかどうかという状況になっていますので、これについても議論されて、最終的に平成31年度中に整理されると思います。我々の安全・安心の中の状況も変わってきているということも含めると、先を見た時の姿をイメージしながら、やるべきことを先に延ばさないで、整理する必要があると思いました。防災の関係では水がついて困る所があるのですが、上越市雨水管理総合計画も作り上げましたので、これに基づいた優先的な整備もしっかりと進めていく必要があると思っています。
 市民の皆さんに大きな成果として映らなかったかもしれませんが、次のまちづくり・地域づくり、この上越市のための大事な計画づくりが本当に進んだ年だったと思っていますので、平成31年度以降はこの計画を生かしながらしっかりと取り組んでいければと思っています。

新年度の抱負について

(記者)
 
今年度中にたくさん作った計画を実施していきたいというお話がありましたけれども、それも含めて新年度の抱負を聞かせてください。

(市長) 
 今年の計画づくりの中でわかってきたことは、やはり安穏としていられないなということです。社会的な状況も大きく変わりますけれど、我々がそれを踏まえた中で持続可能な地域づくりをしていく観点からすると、まだまだ先が見通せたわけではありません。このことをどうやって市民の皆さんに理解していただきながら、ご了解の中で進めていくかということが一番大事だと思います。その計画を市民の皆さんと一緒に進めていくことを考えると、少し時間もかかるし、理解をしていただくための説明責任をしっかり果たしていかないといけないと思っています。職員も予算がないとかお金がないということだけで終わらせるのではなく、実態を理解してもらった中で、どのようなまちづくりをするか、どう共有しながら進めていくか、これが一番大事であり、一番難しい問題かと思っています。 
 予算も、計画も作らせてもらいました。それをしっかりとやっていくには丁寧に理解を得るということをしていきたいと思いますし、市民の皆さんにも実態をわかっていただく、共有していただくことの中で取り組んでいく必要があると思っています。
 それから、世代間における意識の格差が大きくなってきていると常々思っています。まちづくりをする、地域づくりをするにしても若い人たち、子育てをしている人たち、高齢者の皆さん含めてうまくお互いの意識を共有しながら、世代間においても語り合い、まちのあるべき姿を議論していきながら方向性を詰めていくことから考えると、この意識の違いというものを整理して、重ねていく作業も、行政の中では説明責任を果たすことと同時に大事なことだと思います。 
 ある世代の人にだけ話をしても解決するわけではない。理解していただけない人もおられるわけです。最近特に感じていることですが、私の世代は右肩上がりの経済の中で生きてきたので、どこかで職があるとか、経済は上がるものだという意識がどこかにしみ込んでいます。しかし今の若い人たちは右肩上がりに生きているわけではありませんので、この意識だけでも違うのです。ものを決めていく中では世代間の調整を我々がやっていくことも必要だとここにきてつくづく思います。

(記者)
 
世代間の考えの違いが市の施策を考える上で、あるいは進める上で、対立する形となった象徴的な事例みたいなものはありますか。

(市長)
 
例えば、第6次総合計画の後期基本計画を作るとき、平成30年1月にアンケートを取りました。その中で上越市の子育ては進んだでしょうかというテーマがありました。それを5年前のアンケートと比べると、子育ては進んでいないという回答が圧倒的に多いです。この間、私は職員と一緒になって限られた財源の中、議会と相談しながら、子育てについては一歩でも半歩でも前へと思ってやってきましたが、5年経ったアンケート調査の結果では低くなっている。5,000人のうちの約半数がアンケートに答えてくれたのですが、その中の年代構成は圧倒的に高齢者の方が多いです。高齢者の皆さんの意識では、子育ては進んでいないということが数字的には出てきました。そうすると我々は何かやるときには、世代間で同じ意識を持っているのかということを、考えなければいけないという思いがあって、そのことを議会でも話しました。
 行政に対する意識とか、自分たちのまちづくりに対する意識について、若い人たちにも目を向けてもらうことも大事だと思いました。

イトーヨーカドー閉店後の施設利用について

(記者)
 
イトーヨーカドー直江津店の閉店まで2か月を切って、今日から閉店セールをやっているそうです。空いた所はどうなるのかは民間ベースの話になると思うのですが、心配されている市民の方も多いし、中にはやはり市はどう考えているのかということを言う方もいます。市長はどうお考えか改めてお聞きしたい。

(市長)
 
テナントを募集している所については、ある程度まとめるための成約に向けて最終的な所に来ているのではないかと思っています。取り沙汰されている所がおいでいただくことになれば、間を空けないで、地域の皆さんの生活に利便性が確保されると思っています。民間のものとして捉えながら、市民の皆さんに関わることですので、我々も関係するところに連絡を取りながら、状況を確認させてもらっています。おいおい内容が明らかになってきて、会社の中でも外に出せる時期が来るのではないかと思っています。その結論をしっかりと受け止めながら、市が出来ること、市が求められることがあれば、向き合って検討していきたいと思っています。

(記者)
 
ある会議で、屋内で子どもが遊べるようなスペースが欲しいというような声があがっていました。例えば高田でいえばオーレンプラザ、土橋には市民プラザがあって、直江津方面にもそういったものを設けていくというような検討をされることはありますか。

(市長)
 
子どもたちの育みのために、直江津地区にそういった施設があればいいとなった時に、あそこの場所がいいのか、違うところがいいのか、それは別の議論になると思います。後継のテナントがどういう使い方をするのかによって、市に相談があるか、後継のテナントが使った上で、場所の余裕的なものがあるのか、そういう状況が出てくると思います。

 保倉川放水路について

(記者)
 
国が今月、保倉川の放水路の整備に関して概略ルート帯ということで公表しました。市としてもこれまで関係する住民の方と、説明や話し合いをされてきたと思うのですが、今回は非常に大きな転換点だと思っています。今まで20数年間、住民の方には住民の方の立場があったでしょうけれど、そこが変わったというのは、何が功を奏したのだと思いますか。

(市長)
 
市長が保倉川放水路建設促進期成同盟会の会長を受けたことによって地域の皆さんを刺激したこともあったと思います。20年を超えて信頼性が確保できなかったという、このわだかまりをずっと抱えてきたのですが、私も副市長の時、地域に行ってお話することができましたし、野口副市長についてはここ7、8年の間、自らのミッションとしながら職員と一緒に地域に入り、地域の皆さんを説得し、理解を得るための努力を続けてきました。私も何回かそれにお邪魔しましたし、皆さんとお話することもありました。
 あれだけのことを話しかけながら、皆さんが反対したら全くそれから引いてしまって、一切その話をしなくなった。20数年間何もしないというのは行政の問題だと私は思っていまして、役員の皆さんには私の口からずっとその話をしてきました。この前も役員会の皆さんとお会いする機会がありましたので、同じことを話しました。その時に、時代も大きく変わってきているし、これだけ災害も多くなってきている。我々もかたくなに反対しているのではなくて、影響の少ない中で安全なまちづくりが出来るのであればという思いを持ってもらっていました。その思いを伝えてもらう機会を我々が作らなかったことが本当の問題だと思っています。今回それが作れたということで、地域の皆さんからそのような話をしていただいたのだと思います。 
 夷浜だけではなくて頸城もありますから、それぞれの地域においていろいろなことがあって、反対している人たちによって水害が起きた時にどうなんだということが流布されつつあった。これは行政がしたわけではないですが、そう思う皆さんの声が地域の人たちの耳に入ったことによって、今までの不信感とまた違う問題が重なっていったと思います。地域の皆さんのせいで問題がこじれているわけではない、しっかりとした話し合いや協議もしないままに、我々が何もしないできた20年間というのが問題だという話から、今のところに辿り付いたと思っています。問題を共有するステージをここ何年かの間に少しずつ作ってきて、ご理解をいただいたと思っていますし、大変ありがたいことだと思っています。

(記者)
 
市長がおっしゃる「行政」とか「我々」というのは、市だけを指しているのでしょうか。

(市長)
 
国・県もそうです。事業主体が国ですけれど、そこに我々、市の役割もあるし、県の役割もあるわけです。国がやらなければ国にこういうことをやった方が、と言えるわけですし、我々も地域の皆さんの代弁は出来るわけですから。それぞれの立場で持っている役割を果たしてくることがなかなか難しかったと思っています。

(記者)
 
少しずつ事業化に向けた道筋が見えてくるかと思うのですが、移転が必要になった場合、コミュニティづくりなど市の仕事も様々に出てくると思います。当面は事業化の推移を見守るということだと思いますが、今後、市としてやっていくべきことはどんなことでしょうか。

(市長)
 
この3月から、測量や調査の分析に入ることになりました。概略ルート帯という幅広い所ですから、いろんな所でやると思いますが、それが絞られてくると住宅移転という話が出てくると思います。その地域のコミュニティの分断をどうやって地域の皆さんが考えていくか、分断された時のコミュニティをどうやって作りたいと思っているか。我々はどうすれば作りやすくなるか、守れるかということを提案していく、調査の間にも市民の皆さんと語っていくことが大事かと思っています。地域の皆さんが協力すると決断してくれたことに感謝しながら、そのことだけは並行的に進めていかなければと思っています。

(記者)
 
市長も地元に入られたというお話でしたが、直近ではいつでしょうか。

(市長)
 
直近では2月の上旬、役員が十数人おられました。皆さんのところにお邪魔して1時間以上話をしました。私が副市長の頃にお邪魔した時と違って、雰囲気は非常に和やかでしたので、昔の話をしながらご理解いただいたことに感謝申し上げたところです。

うみがたりのイルカについて

(記者)
 
うみがたりのイルカの2頭目が死んでしまって、2頭だけが残りました。2頭だけでずっとパフォーマンスをするのは難しいのかなと思っていまして、例えば追加で調達される予定であるとか、指定管理者のネットワークを通じて増やしてもらうとか、そういった善後策は既にとったのでしょうか。

(市長)
 
この2頭については、かわいそうだなという思いがあります。イルカは長いものでは35歳くらいまで生きる動物だそうです。1頭目は肺に疾患があったということ、2頭目は膵臓に疾患があるということで、個体が持っている持病の中での死だということですが、非常に残念だと思っています。
 指定管理者サイドでは、数十頭飼育している中でローテーションという形を考えたいとおっしゃっていましたけど、具体的な時期は分かりません。この水族館に合ったパフォーマンスというのもありますから、少し時間がかかると思います。4月末から10連休がありますけれども、連休の目玉、楽しみとして来られる人もたくさんおられると思います。2頭でどうやっていくのか、どのような形でパフォーマンスを楽しんでもらうのか、今、指定管理者と詰めているところであります。

(記者)
 
今度の10連休では、うみがたりは全日営業するということになるのですか。

(市長)
 
全日営業するということです。イルカが4頭から2頭になっても、運動量は一緒ですが、多くの観客のいる中でのパフォーマンスであり、ストレスが溜まらないような飼育と展示を指定管理者に、是非お願いしなければなりませんし、そういうことを意識してやってもらえればと思います。

(記者) 
 
2頭目が亡くなってから血液検査の結果が出る頃だと思っています。ショーの頻度とかはその結果を踏まえて考えていくことになりますか。

(市長) 
 
病理検査、血液検査で原因がどこにあるか突き詰めることが大事だと思っています。病理検査は1か月くらいとのことですが、病理の中で原因は何かを検査すると言っていました。イルカのパフォーマンスはどこの水族館でもやってきたことで、それが過多によってそうなったとは考えられません。パフォーマンスの回数は指定管理者の方でどのくらいにするかというのを考えていると思います。

(記者)
 
イルカの買い足しというか、そういうやり取りはまだないのでしょうか。

(市長)
 
先ほどもお話ししたとおり、指定管理者が、所有しているイルカを融通することを検討したいと言っていました。パフォーマンスの習熟度合いによっていつ来るのか、またその習熟はどうするのかといった技術的なものはあると思います。指定管理者は相当な数のイルカを所有していると思いますから、それを融通しながらこちらのパフォーマンスに加えるということはあると思っています。時期的にははっきりしないと思います。

(記者)
 
しばらくは、パフォーマンスの習熟度合いによって指定管理者からレンタルという形ですか。

(市長)
 
そうですね。指定管理者が所有しているイルカをうみがたりに持ってきてパフォーマンスをする、その取り組みはこれから我々と指定管理者の間でしなければなりませんが、その来る時期とパフォーマンスの習熟度みたいなものは、まだどうなっているかわかりません。

(記者)
 
今のところは、10連休はイルカ2頭でということですか。

(市長)
 
10連休までに間に合うかどうかは聞いていません。

記帳所の設置について

(記者)
 配布資料の中に、新天皇ご即位の記帳所を設置するとありますが。

(市長)
 
新天皇のご即位が5月1日ということで、窓口を開設する5月3日はこの庁舎で、1日から3日の間は、市民プラザで記帳所を設けたいと思っています。

(記者)
 
一般質問の中でも記帳所を設けないのかという主旨の質問がありました。これは市の独自のものでしょうか。

(総務管理部長)
 
一般質問の記帳所は、即位30年の話であり、これは新天皇即位に関するものです。雅子様のお父様が高田高校ご出身で、おじい様も高田高校の先生をしておられましたので皇太子妃ゆかりの地ということで市独自で記帳所を設けます。

配布資料

ゴールデンウィーク期間中(10連休中)の市の対応について [PDFファイル/181KB]