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村山市長記者懇談会内容(令和3年7月28日)

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印刷用ページを表示する 掲載日:2021年8月30日更新

市長記者懇談会を開催しました。

  • 日時:令和3年7月28日(水曜日)午前11時15分~正午
  • 会場:市役所 4階 市長応接室

質疑概要

(市長)
 今日はお忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。
 先月の記者懇談会からもう1か月が経過したのだと思うとともに、7月もあと4日しかないということで、早いものだと思っています。先月の記者懇談会の後の記者説明会で、防災危機管理部の職員と都市整備部の職員が、本格的な出水期に入るということで、備えや対応、市民への注意喚起をさせてもらったところですが、それから数日後、7月に入って梅雨前線の停滞による長雨で、特に中国地方や東海地方が記録的な大雨になり、熱海市では、大規模な土砂災害が発生しました。多くの人命が失われ、甚大な被害があったということであり、他人事ではないと思っています。亡くなった方に対するお悔やみと、被災された皆さんには、お見舞いを申し上げ、一刻も早い復旧復興がなされることを本当に自分のこととして願っています。
 今日は、台風が東北地方に上陸したということですので、防災に関しては、水害や土砂災害に対する備えを緩めることなく対応していかなければならないとつくづく思っているところです。
 1点目は、まず私からお詫びをしなければなりません。12歳~15歳の新型コロナウイルスワクチン接種は、個別接種として医療機関で接種していただいているところですが、昨日の27日、12歳の誕生日を迎えていないお子さんに接種してしまったという事例が報告されました。12歳の誕生日の1か月くらい前のお子さんであったと聞いています。個別接種を行う各医療機関では、誕生日を確認しながら接種している状況の中、ご家族が予診票に12歳と書いてきた、また、それを訂正したなどの過程で若干齟齬が出てきて、接種後に12歳でないことが判明したということです。心からお詫びを申し上げたいと思いますし、今後このようなことがあってはなりませんので、関係する医療機関へ改めて通知を発出させていただきました。これからも過ちのない安全な接種を、市の集団接種もそうですが、医療機関共々対応していく必要があると思っています。お詫びするとともに、しっかりとした体制を作っていきたいと思っているところです。
 それから、新型コロナウイルスワクチン接種の状況に関する資料がお手元に届いていると思いますが、65歳以上の接種は、今週26日の休日・夜間診療所における集団接種で概ね終わりました。65歳以上の皆さんについては、2回目が概ね終了したということです。
 16歳~22歳の皆さんについては、学生さんがおられるので、7月10日、17日、18日に1回目の接種の対応をさせてもらいました。住所が当市にあっても、こちらに住んでおられない学生さんがいるということで、接種率はあまり上がっていない状況です。
 また、頸城区の大規模接種センターでは、とても多くの皆さんから申し込んでいただき、2万人を超える上越市民がそこで接種していただいているということです。早く接種したい方については、9月末まで大規模接種センターが設置されていますので、足を運んでいただければと思います。
 あと、64歳までの皆さんについては、年代別に対応していく形で8月21日から集団接種を始めたいと思っています。
 国からのワクチン供給量の見通しを見ながら、対応していく必要があると思っていますが、案外若年者の皆さんについての接種率は高くないので、それぞれの思いの中での対応が進んでいるのかなという感じはしています。詳しくはこの後説明させていただきますし、全体像がはっきり見える8月上旬には、皆さんにお伝えする機会を作りたいと思っているところです。
 2点目は祭りについてです。上越の夏といえば祭りですが、高田の祇園祭も直江津の祇園祭も、そして謙信公祭も、新型コロナウイルス感染症の拡大により、密になるような行事は避けるということで縮小となりました。しかし、私の好きな景色で、ある種郷愁のようなものがあります。23日から始まって明日29日の直江津での御饌米で終わるというのがこの上越の祭りで、お囃子や鐘の音、笛の音、それから太鼓の躍動のようなものを子どもたちが学ぶといいますか、伝承する作業はしていまして、今年は土曜日、日曜日にやっているのでしょうか。夕暮れ時に直江津の町を走ってもらうと、太鼓や笛の音が聴こえてくると思います。これが直江津の町だと私自身も思っていまして、夕方の景色に合うと思っています。私の友人に、もう50年前になりますが、東京にいて、お盆には帰省しないが祇園祭には帰ってくるという人がいました。この祇園祭は、直江津人にはとても思いがあったのだと思います。
 それが直江津の夏だったのですが、昨年、今年と少し寂しい景色ですが、その景色と合わせてみると、8月1日からは、直江津でのうみまちアートがスタートします。8月1日から9月26日までの約2か月開催され、現代アートをこの直江津の町、古い町の中に融合させながら、町の景色を変えて見るというような大きなイベントが、今回初めて実施されます。大地の芸術祭とコラボレーションしながら行ったり来たりするとか、直江津の祇園祭が終わった後にこのイベントが始まるとか、そのような物語や仕掛けのようなものがあったのですが、残念ながらそれぞれがコロナ禍で消えていく中、直江津のうみまちアートは1日からオープンします。31日には前日祭があり、相当の作品が集まります。この作品は現代アートですので、直感で、感覚で、皆さんに楽しんでもらいます。作品は海にあったり、施設の中にあったりして、この地でなければ見られない作家の作品もあるでしょうし、町の景色としてどれくらい市民の中に取り込めるかを楽しみにしています。職員が作品制作の支援を行い、市民も一緒に頑張ってきました。そして、「この町でこういうことが起きるよ」というPRの時になりましたので、ぜひ皆さんからもPRをしていただければありがたいと思います。また、訪れた皆さんには、口コミはもちろん、SNSで発信していただきながら、この町でこんなことが起きているよというようなことが広がっていけばと思っています。
 しかし、残念ながら、県外の遠くからおいでいただくことはなかなか難しい状況ですので、市民の皆さん中心としながら県内の皆さんに向けて、自分たちの町の誇りだとか、自分たちの町を見直すなど、新しい魅力を引き出していくような観点の中で、市民がこの現代アートと一緒になりながら、この夏を過ごしてもらえればありがたいと思っているところです。
 最後に、資料の最後にある庁舎の再編についてです。第2庁舎の整備が終わりましたので、8月10日以降に新しい配置場所に逐次移っていき、10月には完了する予定です。電話もダイヤルインになるなど変わりますので、広報上越で市民の皆さんに周知したいと思っていますが、皆さんからもお手伝いをいただければありがたいと思っています。
 私からは以上です。

(記者)
 12歳の誕生日前のお子さんへのワクチン接種について、本当は11歳なのに、書類に12歳と記載されていたことが始まりですか。

(市長)
 私が聞いた段階では、ご家庭の方が12歳と書いてきたということでした。書類の確認で誕生日を見たら11歳ということだったので、11歳と直したものの、最終的に12歳に戻っていて、接種したということです。医療機関のチェックは入ったのだと思いますが、その過程の中で、確かこの方は11歳10か月くらいではなかったかと思いますが、ご家庭の方が12歳と思ったのかといったところです。その辺のいきさつとしては、医院と申請をした方との間で、訂正が一旦入ったという話を聞いていますが、最終的に打ってしまったということです。そして、打った後に11歳だということが、12歳になっていなかったということが分かったということなので、ヒューマンエラーといえばヒューマンエラーです。チェックはかけたのですが、そこで何かミスが出たということと思います。結果的にあってはならないことですし、チェックしなきゃいけない。これは、個別接種を行っている12歳の場合だけでなく、集団接種においても年齢の制限があり、16歳~22歳を対象にした接種の場合の15歳はどう判断するのかなどあります。やはり、市も含めてきちんとチェックしなければならないということで、改めて医療機関へ通知を発出しました。そのような状況だということです。詳細は担当から説明します。

(記者)
 この後、記者説明があるのですか。

(広報対話課長)
 本日の夕方に記者説明会を開催し、説明します。

(記者)
 今時点で、接種したことによる体への影響は出ていますか。

(市長)
 今時点で、症状は出ていないということです。ファイザー社製のワクチンについては、3週間後に2回目の接種をすることになっていますが、4週間後でもよいなど、様々な話が出てきていますし、ワクチンに対する評価とか、考え方が変わって出てくるので、対象年齢の12歳が10歳まで下がるということがあるかないかは分かりませんが、今回は幸いなことに、12歳になっていない方に接種したけれども、症状はないということですので、少し観察しながらも、よかったと安心する部分と、こんなことになり申し訳ないという部分があります。

(記者)
 なおえつうみまちアートが8月1日から始まります。世の中が東京五輪の話一色になっている中で、どのように機運を盛り上げていくかということにチャレンジしていかなければならないと思いますが、市長はいかがお考えですか。

(市長)
 昨日確認された新潟県の新型コロナウイルス感染症患者が41人で、東京では2,800人を超えているという状況です。ここに来て、また大きな山が出てきていまして、そういう意味からすると、うみまちアートには多くの人に来ていただきたいとは思いますが、連休後にあって、妙高市や上越市においても感染症患者が出てきているということからすると、期待をしながらも、当初目論んでいたことと環境が違ってきましたので、このイベントについては、互いのコミュニティがしっかりとしながら、人と人、人と地域の関係性、結束力が少し高まって、この町に、それぞれが愛着と誇りといいますか、自分が住んでいる町に自信を持つというようなことに繋がっていけばと思っています。
 本当は多くの人に来ていただいて、町ににぎわいを作ってもらいたいと思っていましたが、往来については、なかなか大変だと思いますので、市民だけでも、マスクの着用や手洗いといった基本的な予防対策を徹底しながら、楽しんでもらえればと思っています。

(記者)
 当初、なおえつうみまちアートは、越後妻有の大地の芸術祭と連携しつつ、誘客交流人口を増やしていこうというコンセプトというかねらいがありました。大地の芸術祭は、早々に延期を決めてしまいましたが、なおえつうみまちアートは、延期の選択肢はなかったのですか。

(市長)
 確かに、大地の芸術祭とコラボレーションしようということで、私も十日町市長と話したり、職員もその対応をしてくれたりしていました。しかし、大地の芸術祭はコロナ禍でなければ海外からも訪れるような状況で、集客の度合いが相当の数ですので、中止するにはやむを得ない事情があったと思います。当市は、国内の作家であること、また、狭いエリア、空間を利用するということからすると、この町の風景と現代アートをどのように融合させながら、この町の景色を自分たちの自信に変えていくかということにコンセプトを整理すれば、結果的に外からおいでいただかなくても、私たち自身が自分の町に自信を持つための一つのイベントになれば、今回は実施しようということに、実行委員会の中でも整理していただいたということだと思います。

(記者)
 なおえつうみまちアートは、来年以降も大地の芸術祭のように定例化していくのですか、それとも今回限りですか。

(市長)
 大地の芸術祭は準備に3年くらいかかるため、3年に1回開催していますが、当市で開催するなおえつうみまちアートは、この春開催を決めて、8月までに作業を終えます。 
 このイベントについては、まず1回やってみることによって、これからどういう手応えか、地域の訴求力と発信力に繋がるかというようなことが実行委員会で整理されると思います。実行委員会ではよく考えていただけると思っています。

(記者)
 先日、令和3年大雪災害対応の検証の中間報告があり、豪雪の当時、道路除雪管理システムにアクセスが集中して機能が低下したり、生活道路になかなか除雪の手が回らなかったりなど、問題点というか、課題はすごく網羅されている、詳らかにされているという印象を持ちました。今後、最終報告に向けて、どのように今後の対応について具体化したものを出していくと思うのですが、一つ一つのテーマが重量級といいますか、担い手不足や除雪のゾーニングの見直しなど、なかなか大きなテーマが揃っていると思いました。最終報告までにどこまで具体的な対策が打ち出せるかということが難しいのではないかと思うのですが、市長はどのように考えていますか。

(市長)
 今回の中間報告は、皆さんからお聞きする中での課題の整理はできたと思います。
 この課題への対応をどうするかということについては、車社会になってきているというような社会の変化、生活の変化を考えたときに、あれだけの雪が短い時間に降られた時にどうするか、高速道路や国道、県道がまひしたような状況の中、上越市だけの問題ではないということも考えると、雪への対策というのは、互いが連携しなければならない、役割分担をしなければならないことが起きてくるのだと思います。
 機材の貸し借りも出てくるでしょうし、国が担当だ、県が担当だと言うのではなく、余力のあるところが余力に見合った形で対応するということだと思います。
 今回、えちごトキめき鉄道の消雪設備に使用する燃料が不足することが判明し、燃料の輸送道路を通すには、市では不可能で、確か、高田河川国道事務所にお願いして、緊急的に対応してもらったということがありました。今までの対応でやっていけるのか、それとも少し広げながら相互に何ができるかというようなことも含めて考えていかなければならないと思っています。それは、業者の関係も同じだと思います。
 柏崎市から応援をもらえばよいのではという声もありましたが、頭で考えることはできたとしても無理だと思います。国道も県道も止まっている段階で、柏崎市からは応援に来られないでしょうし、逆に、妙高市に応援に行けということになっても不可能です。妙高市からも応援に来られない状況ですから、この地域の中にあるリソースをきちんと使いながら対応していくかということになると思います。それらのことを整理するために、これから具体的に、町内会の皆さんとの打ち合わせや除雪業者の皆さんの思いなどを改めて聞きながら、国や県との関係も含めて整理していきます。その中で、今私が話したように、相互乗り入れするような、機材を貸したり借りたりする、同じ機材であれば県のオペレーターと市のオペレーターを交換できるのではないかということ、市民の皆さんから発案があった、自分たちで除雪した場合の支援などが最終報告書にまとめられていくと思っています。まとめとして出てこなければ、多分、今回のような大雪には対応できないと思います。関係部局にはその議論をしっかりとするようにと指示してありますので、除雪計画を公表する時には、まとまっていると思います。
 一斉屋根雪下ろしではボランティアを募って、屋根雪下ろしをお願いしたのですが、雪に慣れていない人にとっては雪を扱うことが難しいようで、「ありがたいけど、屋根には上らないでください」と伝えたボランティアもいたとのことです。そういう面では、やはり、この地域にあるリソースをきちんとうまく使っていく必要があると思っています。

(記者)
 大雪への対策で予算を伴う対応が必要なものについては、12月議会を待つと、降雪期にすでに入っているかもしれないということや、村山市長が退任された段階になってしまうということを踏まえ、最終報告前にはなりますが、間に合うものについては9月議会で予算措置を伴うような対応を行うということもあり得ますか。

(市長)
 最終的な報告書に盛り込まれた政策として、予算編成をしていくということが一つの流れだと思いますし、ルールだと思います。最終的な整理がない中で、議会において、この対応が是として認められるような状況を踏まえてから対応していくということになりますので、9月議会は少し難しいと思います。ましてや、9月議会は決算議会です。会期は長いですが、決算に集中するので、難しいと思います。12月に先取りするかどうかは、その時のトップが判断されるのではないかと思いますけど、普通であれば、当初予算に盛り込むのだと思います。除雪費そのものが当初予算に盛るわけですので、他の除雪予算とは異なる予算というようには多分ならないと思います。

(記者)
 分かりました。

(市長)
 ここへ来て新型コロナウイルス感染症について、新潟県独自の警報が再発令されていますし、東京では3,000人近くの感染症患者が確認されています。ずっと収まっていたのに、新潟県で41人の感染症患者が確認されました。職員とは、感染経路不明と言われる割合が高いということを話しています。新潟県の41人のうち確か18人が、感染経路不明だと思います。半分近い人数が感染経路不明ですので、連休中の流動があったことによるのではないかと思っています。やはり、人々の移動よる影響はあるという感じはしています。
 この4連休は、私は家にいましたが、やはりこの数字の動きを見ると、人々の移動による影響が大きく、結果的として症状が出てきた時には感染経路が不明で、その方はどこにいたのかという話になっています。今朝の新聞には、ロッテアライリゾートの記事がありましたが、相当の入り込みがあったのかは分かりません。そのようなことを含めて考えますと、移動は怖いと思うのと同時に、自身が罹患しないための対応が必要だと思っています。

(記者)
 私見ですが、昨年に比べて、明らかに直江津の海やうみがたりの周辺の人出が多いと感じています。特に、長野ナンバーの車は、昨年より多いという印象を受けています。

(市長)
 私も同じ印象を受けていますので、気になると、よく直江津の様子を見に行きます。うみがたりには、平常の日でも1日約1,000人が入場されていると思いますし、この間の連休時には約4,000人が入場されたという話を聞きました。相当来られていまして、ほとんど県外ナンバーです。駐車場の車を見ると、長野が多いですし、遠いところとしては大阪辺りからも来られています。昨年と違って相当の移動が起きているようです。

(記者)
 昨年、市長は、夏の休み前に緊急事態宣言が出されている地域や感染拡大している地域との往来を控えるよう呼び掛けをされましたが、今夏は呼び掛けますか。

(市長)
 職員それぞれが休みに入るので、来月の上旬には、しっかりと情報共有を図るための会議を開き、備えをするという対応になると思います。

(記者)
 市長の任期は残り100日くらいになると思います。3か月ほどで大きな事業を完遂させるのは難しいと思いますが、残りの任期をどのように過ごされますか。

(市長)
 私は任期の12年間ずっと思ってきたのは、役所が持つ財産は情報と人材であるということです。役所が持つ情報を、人材がどれだけ有効に使いながら、市民のために頑張ることができるかということが、私の考えの根底にあります。物を作るとか物を無くすとかでなく、情報の中から、職員が本気になって対応していく能力を持つ必要があると思っています。残りの3か月は、50年間公務員としてやってきた私から職員へ、互いに公務員ということで親近感を持ちながら、どのような心持ちでいてほしいかを話す機会があればと思っています。これは、市長として12年間ずっと、4月1日の新採用職員研修で伝え続けてきたことでもあります。市役所には優秀な職員が入庁してきますが、優秀な職員は、子どものころから学校を卒業するまでずっと、試験という答えがあるもので選別されてきたわけです。答えがあるから優劣が着いたということでもあります。しかし、市役所に入ったら、答えがない問題はたくさんあるのです。答えがある中で一等や二等ということでなく、答えがない中において、自身が、情報と知見と思いをもって仕事ができるか。その点が職員に問われているのだとずっと伝え続けてきました。この思いを今の職員に話していければと思っています。
 日々変化する中で、市民の声を聞いて、行政に反映させるか。議会にどのように対応するかという議論があり、それには答えがないと思っていますので、答えがある中で頑張ってきたことと、答えがない中で頑張ることの違いを職員に理解してもらえるような働き掛けを、この3か月の間にできればと思っています。

(記者)
 文化振興課は、高田のまちなかに行って、現場に近いところで行政を行うという趣旨で出たものと思っていたところ、今回、庁舎の再編として、木田庁舎に戻ってくるようです。戻ってくるということは、何か新たなメリットがあるからですか。

(市長)
 当市においては、市町村合併後、庁舎の不足もあったと思いますが、例えば、今の産業立地課は、直江津の町の中央に出たこともありますし、今の観光交流推進課は、高田の本町に出たことがあります。そして、当市が本町にある旧第四銀行高田支店の建物を取得した時に、その施設をどう使うか、施設管理をどうするかという議論があり、文化振興課を設置しました。本来、行政がまちの中に入ることでその町が賑わうわけではありませんし、また、行政でなくてもいいわけです。意思決定などの工程を考えると、この庁舎の中にあった方が便利だということで判断しました。
 文化振興課が出た後の施設管理の課題は出てくるでしょうが、職員にとっては、今までよりも仕事がしやすい環境ができるのではと思っています。また、市民にとっては、行政の効率化などとして喜んでもらえるのではないかと思っています。
 市の都合でやってきたことが随分ありましたので、市民に理解していただきながら、役所としてきちんと整理していければと思っています。

(記者)
 あの場所にどこかのコンベンションが入る予定はありますか。

(市長)
 決まっていません。ホールになっていて、その上には、峯田先生の作品が置いてあり、ミニギャラリーになっていますので、そこに足を運びたいという方のために、どのような対応ができるかということです。今でも、土曜日、日曜日は、施設の開け閉めなどを地元の団体に頼んでいますので、地域の人たちに、会議室などとして使ってもらうことは十分可能だと思います。担当職員には、地域の人たちにとって開かれた施設にできるかという検討をしてもらっています。

(記者)
 確か、木浦市長の時だと思いますが、大和デパートが撤退するという話になり、中心市街地空洞化という問題が発生し、市は何か対応しないのかという話の中から、市が行政の一部を出先として出すという話になったという記憶があります。そうすると、中心市街地空洞化を食い止めるという趣旨においては、一定の役割を果たしたと判断されたということですか。

(市長)
 先ほどお話しした、直江津に港を所管する課を、高田に観光を所管する課を設置したことは、市民が持っている施設を市役所が上手く活用するかというアイデアだったと思いますし、様々ないきさつがあったと思いますが、市民にとっては効果的ではないですし、職員も仕事の環境としては非常にしづらい環境であったと思います。
 今の教育委員会は、旧直江津工業高校を市が県から購入したことによって、その施設をどうするかという議論の結果、教育委員会が全部入りました。そして、第二庁舎が火事で焼失してしまった後、交通政策課の移動先がとても狭く、気の毒に思いました。今回は、仕事がしやすい環境になると思います。

(記者)
 市長は、なおえつうみまちアートの前日祭の後、その流れで作品鑑賞をしますか。

(市長)
 前日祭が終わった後か、翌日かは決まっていません。休日だけでなく、平日も、訪れた皆さんがどのような雰囲気で町を楽しんでもらっているか、町の賑わいはどうか、学生や若い人達が地元に帰ってきているかなど、そこで見られるかもしれませんので、町歩きをしたいと思っています。
 人出が気になるので、うみがたりやエルマール、なおえつ海水浴場の周辺をよく回っています。
 大潟区の鵜の浜海水浴場は私の散歩コースで、先日行ったら、海水浴客でとても混んでいました。17日に、浜茶屋が1軒だけオープンしましたが、昨年や一昨年は3軒くらいだったと思います。また、今年の鵜の浜の花火はいつ打ち上がるのかも気になり、観光協会の職員と話すと、鵜の浜温泉の旅館には、土曜日、日曜日に何台数の車が止まっているとか、県外ナンバーの車が何台あるということが話題になりました。
 先日の連休の海水浴場は、人出がありました。浜茶屋に入っている人は少ないようでしたが、今は、砂浜にテントを張るのですね。小さなテントを張って、日除けしながら、たくさんの方がおられました。

(記者)
 今は、パラソルではないですね。

(市長)
 今年の鵜の浜海水浴場は賑やかに見え、昨年とあまり違わないのに、何が違うのか考えてみますと、各人の新型コロナウイルス感染症に対する気持ちが変わってきているのかもしれないと思いました。

(記者)
 海岸に行っている人たちは、あまりマスクをしていないと思いました。

(市長)
 地元の人は、海水浴後に軽く体を拭いて車で帰ってくればいいですが、テントを張っている人たちは、多分、海がないところから来られている皆さんが多いと思うので、そういう面では、やはり、移動が起きているのだと思います。4連休には、やはり移動があったと思います。

(記者)
 オリンピックでは、ドイツの体操チームが頑張っていますね。

(市長)
 そうですね。8位に入賞したと思います。

(記者)
 男子の団体は8位でした。女子は、残念ながら決勝に進めなかったのですが、まだ種目別もありますので頑張ってもらいたいですね。女子のチームは、ユニタードの着用で話題になっていますね。

(市長)
 話題になっていますね。当市に来てもらったドイツの体操チームの皆さんには、世界的に話題を提供され、存在感のある順位で大会が終わればいいと思っています。

(記者)
 市長の今年の夏期休暇はいつの予定ですか。

(市長)
 夏期休暇は8月第2週からお盆の14日くらいまでを予定しています。皆さんもよい夏休みを過ごしてください。

以上

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