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令和元年度全国標準学力テスト(NRT学力検査)の結果概要

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年4月2日更新

本調査の目的

 上越市教育委員会が、当市の児童生徒の学力実態を把握し、学校への支援や指導の工夫・改善を行い、当市の児童生徒の学力向上を図ります。また、教育施策の成果と課題を把握し、その改善を図るとともに、取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立します。
 各学校が、児童生徒の学力や学習状況を把握し、児童生徒への教育指導や学習状況の改善等に役立てます。 

対象

  • 市立小・中学校の全児童生徒
  • 参加した人数は小学生8,859名、中学生4,299名(計13,158名)。
  • 上越教育大学附属小・中学校、県立直江津中等教育学校は含みません。 

内容

いずれの教科も3ないし4つの大領域があり、その領域ごとにいくつかの中領域及び小問で構成されています。

小学校、中学校:国語

 第1部 話すこと・聞くこと
 第2部 書くこと
 第3部 読むこと
 第4部  伝統的な言語文化と国語の特質

小学校:算数

 第1部 数と計算
 第2部 量と測定
 第3部 図形
 第4部 数量関係

中学校:数学

 第1部 数と式
 第2部 図形
 第3部  関数
 第4部 資料の活用(3年生のみ)

中学校:英語

 第1部 聞くこと
 第2部 話すこと
 第3部 読むこと
 第4部 書くこと

調査基準日

令和2年1月30日(木曜日)

その他

 本調査により測定できるのは学力の特定の一部分であり、学校における教育活動の一側面であることをご理解ください。

調査結果の概要

偏差値の比較

 偏差値50を全国平均とし、比較した結果について示します。

  • 大きく上回る:55以上
  • 上回る:51以上55未満
  • 同程度:49以上51未満
  • 下回る:45以上49未満
  • 大きく下回る45未満

小学校

 

1年

2年3年

4年

5年

6年

国語

上回る

上回る

上回る

上回る

上回る

上回る

算数

上回る

上回る

上回る

上回る

上回る

上回る

中学校

 

1年

2年

3年

国語

同程度

上回る

上回る

数学

同程度

同程度

同程度

英語

同程度

同程度

同程度

各教科の概要や今後の対策等

各教科の概要

国語

小学校

  • すべての学年において、偏差値平均が全国平均を上回っており、一定以上の学力は保たれていますが、昨年度と比べると全体的に下がっています。
  • 特に、低学年において、物語文での場面や登場人物の心情の読み取りは昨年度と同様に課題と言えます。文章を読むことへの抵抗をなくし、正しく読み取り、要旨を理解する力を育成する必要があります。
  • 5年生の「古典」では、一つ一つの言葉の読みや意味を丁寧に指導していく必要があります。

中学校

  • 全国の偏差値平均と比べて、1年生が同程度、2.3年生が上回る結果となりましたが、昨年度と比べると偏差値平均は下がっています。
  • 1,2年生では、推敲に関する問題の正答率は低く、敬語や接続語等を場面や文章の流れに合わせて適切に活用し、よりよい文章に練り直す力の育成が課題です。
  • グラフから傾向を読み取り、さらにその傾向について自分の考えを表現していく力の育成が必要です。普段の授業から、このような学習内容を計画的に位置付け、問われていることを理解した上で自分の考えをもちながら分析しさらに発信していくような学習課題を設定することが大切です。
  • 昨年と同様に、大領域「読むこと」の「読み取り」に課題があることから、その力の育成に向けて重点単元を設定し、見通しのある学力向上策が必要です。

算数・数学

小学校

  • 全学年において、全国の偏差値平均を上回っていますが、昨年度と比べて偏差値平均は下がっています。
  • 全体的に、「式を文章で説明する」、「解き方や考え方を表す」、「解き方を理解したり読み取ったりする」問題に対して誤解答や無回答が多く、課題と言えます。単に答えを求めるような学習だけでなく、思考力や表現力を必要とする多様な学習に取り組むことが大切です。
  • 思考力・判断力・表現力等が必要とされる問題も多くなってきたことから、授業場面においても同様な問題に取り組み、その解き方についても指導を行う必要があります。

中学校

  • 全学年において、全国の偏差値平均と同程度ですが、昨年度に比べて偏差値平均は下がっています。。
  • 出題問題の内容に応用問題が多くなりましたが、解答状況から対応できていない様子が見られます。習得した基礎・基本となる知識・技能を活用しながら応用問題に取り組むような時間を意図的に設定した単元指導計画づくりや授業づくりを行っていく必要があります。
  • 1,2年生では、大領域「数と式」、「関数」に課題があります。3年生では大領域「数と式」に問題があります。単元の指導計画の構想に、学習してきたことを振り返る場面を設定したり、定着を確認するテストを行ったりするなど生徒の実態を把握した指導をしていくことが大切です。

 英語

  • 全学年において、全国の偏差値平均と同程度ですが、昨年度と比べて偏差値平均は下がっています。
  • 昨年度同様に、すべての学年で話すことの大領域の「強勢や区切りに注意して話す」の内容において、全国比が他の領域に比べて群を抜いて高い結果となりました。中学校ではすべての学年で週1回程度の授業をALTとのチームティーチングで実施しており、小学校の外国語活動から継続してALTを活用したコミュニケーション活動などに取り組んでいる成果であると考えます。
  • 1年生の解答状況から基礎的なコミュニケーション能力の素地の育成が不十分であると考えられます。特に、「話すこと」の領域において、基本的な表現についての学習内容の定着が課題です。
  • 3年生では、長文問題の正答率が低く、まとまりのある英文の内容を正しく読み取る力の育成が必要です。教科書の英文を学ぶだけにとどまらず、発達段階に応じたまとまりのある英文に挑戦する等授業の取組方を改善していく必要があります。
  • 学年が上がるにつれて、語彙が増え、題材や文法が高度になります。「聞く」、「話す」活動を取り入れた授業を通して、体験的に学習事項を習得していく指導法の改善が求められます。
  • 生徒が、英語を「聞く」、「話す」ことを中核とした授業(生徒同士の英語を使った言語活動)を日常的に行うことが大切です。 英語科における表現力や読解力の育成に向けて、他者との関わりの中で、聞いたり読んだりしたことを話したり書いたりする体験的な活動を繰り返して行っていくような授業改善に取り組みます。

 

今後、取り組むこと 

学校

日々の授業改善への一層の取組

  • 自校の結果分析等を基に、今後の学力向上対策について焦点化し、全校体制で継続した取組を進めます。
  • 育成すべき力が身に付くように、単元全体の指導計画を構想し、児童生徒一人一人の実態を把握しながら毎時間の授業を行うようにします。また、その具現に向けて教育委員会が作成した「授業改善、学力向上リーフレット」を基にしながら、どの子にとっても「分かる」、そして、「楽しい」を実感しながら学習内容の定着を図る授業づくりに全校体制で取り組みます。
  • 管理職は校内の課題への対応の取組具合や日常の授業参観による子どもの実態から、全教職員への適切な指導に努めます。
  • 個別の診断結果を基にして児童生徒の理解を一層深め、個別指導の充実を図ります。

家庭学習の習慣化に向けた指導

  • 授業では、宿題の提示で終わり宿題の確認等から始まるようにし、授業と関連した内容の提示による学習内容の定着や意欲的な取組の向上を目指します。
  • 宿題への取組に対する評価を確実に行い、児童生徒のやる気を育て、家庭学習の習慣化を図ります。

その他

  • 携帯電話やスマートフォン、テレビやゲームなどの利用時間も含め、家庭における時間の有効な活用について、保護者と連携しながら指導します。    

 教育委員会

  • 学校訪問等を通して、授業の始め方や課題提示、発問や授業展開の工夫、宿題の提示等について具体的な指導・支援を行い、すべての児童生徒が意欲的に取り組み、学習内容の定着を図る授業づくりを推進します。
  • 算数・数学、英語に特化した学力向上に関する訪問を行い、授業研究を通した研修を継続し、上越市全体の算数・数学、英語の教員の授業力の向上を図ります。
  • 実践的な授業研究会や授業力向上のための研修会での有益な情報を各学校へ提供し、授業改善を推進します。。

 家庭・地域の皆さんへ

  • 「早寝・早起き・朝ご飯」で、家族みんなで爽やかに1日をスタートさせることが大切です。
  • 子どもが家庭学習に安心して取り組める時間と場所の環境づくりをお願いします。また、宿題や余暇など、時間を有効に活用して充実した家庭生活ができるよう相談にのったり声を掛けたりするようお願いします。
  • 携帯電話、スマートフォン等と接触する時間はますます長くなることが予想されます。家庭では、メディアよりも親子のふれあい、地域行事への参加の時間を増やしていくとともにメディア使用についてのルールをきちんと定めることが大切です。
  • 授業参観や学校行事での姿を家庭で話題にし、親子のコミュニケーションの時間を確保してください。
  • 子どもの頑張っていることや継続して自分を高めようと取り組んでいることを大いに称賛したり、将来の夢や希望について語り合ったりして、これからも前向きに学んでいこうとする気持ちを育ててください。

印刷用ファイル

令和元年度標準学力検査(NRT)結果概要 [PDFファイル/296KB]