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全国標準学力テスト(NRT学力検査)の結果概要

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年4月13日更新

本調査の目的

 上越市教育委員会が、当市の児童生徒の学力実態を把握し、学校への支援や指導の工夫・改善を行い、当市の児童生徒の学力向上を図ります。また、教育施策の成果と課題を把握し、その改善を図るとともに、取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立します。
 各学校が、児童生徒の学力や学習状況を把握し、児童生徒への教育指導や学習状況の改善等に役立てます。 

対象

  • 市立小・中学校の全児童生徒
  • 参加した人数は小学生9,177名、中学生4,266名(計13,443名)。
  • 上越教育大学附属小・中学校、県立直江津中等教育学校は含みません。 

内容

いずれの教科も3ないし4つの大領域があり、その領域ごとにいくつかの中領域及び小問で構成されています。

小学校、中学校:国語

 第1部 話すこと・聞くこと
 第2部 書くこと
 第3部 読むこと
 第4部  伝統的な言語文化と国語の特質

小学校:算数

 第1部 数と計算
 第2部 量と測定
 第3部 図形
 第4部 数量関係

中学校:数学

 第1部 数と式
 第2部 図形
 第3部  関数
 第4部 資料の活用(3年生のみ)

中学校:英語

 第1部 聞くこと
 第2部 話すこと
 第3部 読むこと
 第4部 書くこと

調査基準日

平成31年1月31日(木曜日)

その他

 本調査により測定できるのは学力の特定の一部分であり、学校における教育活動の一側面であることをご理解ください。

調査結果の概要

偏差値の比較

 偏差値50を全国平均とし、比較した結果について示します。

  • 大きく上回る:55以上
  • 上回る:51以上55未満
  • 同程度:49以上51未満
  • 下回る:45以上49未満
  • 大きく下回る45未満

小学校

 

1年

2年3年

4年

5年

6年

国語

上回る

上回る

上回る

上回る

上回る

上回る

算数

上回る

上回る

上回る

上回る

上回る

大きく上回る

中学校

 

1年

2年

3年

国語

上回る

上回る

上回る

数学

上回る

上回る

上回る

英語

上回る

同程度

上回る

各教科の概要や今後の対策等

各教科の概要

国語

小学校

  • 偏差値平均が全国平均を上回っており、全ての学年の大領域において正答率が全国平均を超えています。一定以上の学力は保たれていますが、昨年度と比べると全体的に低くなっています。
  • 全国と比較して正答率が低い小問の数が、昨年度の7から28と大幅に増えました。指導の不足が考えられます。たとえば、3年の「丁寧な言葉遣い」や6年の「敬語」では、口語であまり使われない言葉の活用について学習する必要があります。3、4、5年の「書くこと」に関しては、要点をまとめたり、要約したりする機会を設定するようにします。5年の「古典」では、一つ一つの言葉の読み方や意味を丁寧に指導していく必要があります。

中学校

  • 偏差値平均が全国平均を上回っています。全ての学年の大領域において正答率が全国平均を超えています。全国標準レベルの学力が身に付いていると言えます。昨年度と比べると全体的に良くなってきています。
  • 推敲に関する問題が1、2年で低く、よりよい文章に練り直す力の育成が課題です。制限された字数の中で自分の考えを適切に表現するなどの継続的な取組が必要です。
  • 昨年度までは全国と比較して正答率が低かった小問の多くが今年度も同様な結果となりました。特に「読むこと」の領域の「読み取り」に課題があることなどから、重点単元を設定するなど、見通しをもった学力向上策を実施していく必要があります。

算数・数学

小学校

  • 偏差値平均が全国平均を上回っており、全ての大領域・中領域において正答率が全国平均を超えています。一定の学力は保たれていますが、昨年度と比べると全体的に低くなっています。
  • 全国と比較して正答率が低かった3年の「除法の余りの理解」は、除法についての計算の習得とともに、余りについての意味の理解を深めるよう指導する必要があります。
  • 全体的に、式を問題文に表す、解き方や考え方を表す、読み取るような問題の正答率が低かったです。単に答えを求めるような学習に終始することなく、思考・表現を必要とする多様な学習を展開していく必要があります。

中学校

  • 中学校においては、偏差値平均が全国平均を上回っています。2年の「数と式」領域を除き、全学年の全ての大領域及び中領域において、正答率が全国平均を超えています。全国標準レベルの学力が身に付いていると言えます。
  • 全国と比較して平均点が低かった小問の数は、1年は7問、2年は12問であり、その多くが「数と式」の領域でした。「数と式」領域の学習が年度の前半に位置されており、一度学習した内容が完全に定着していないことが大きな要因と考えられます。他の領域の学習時に、前に学習したことを振り返る場面を設定したり、定着を確認するテストを行ったりするなどの工夫が必要です。
  • 学力向上の取組の成果が徐々に現れてきていると言えます。今後も授業のユニバーサルデザイン化を視点とした授業改善を継続していく必要があります。

 英語

  • 2年の「聞くこと」がわずかに全国の正答率を下回ったものの、それ以外の大領域において、正答率が全国平均を超えています。また、中領域においても全国平均を大きく下回る領域はありませんでした。全国標準レベルの学力が身に付いていると言えます。
  • 全ての学年で「強勢や区切りに注意して話す」の正答率が群を抜いて高かったです。ここ数年、小学校高学年では7割以上の外国語活動の授業を、中学校では全ての学年で週1回程度の授業を、ALTとのチームティーチングで実施しており、小学校の外国語活動から継続してALTを活用したコミュニケーション活動などに取り組んでいる成果であると考えます。
  • 学年が上がるにつれ、大領域「読むこと」で全国に比べて正答率が低い小問の数が増える傾向があります。授業の中で他者と関わりながら学習する活動が減少していることが原因の一つであると考えます。英語科における読解力は、他者との関わりの中で、聞いたり読んだりしたことを、話したり書いたりする体験的な活動を繰り返して行っていく中で、身に付き、深まっていくものです。今後も新学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」が実現できるよう、更なる授業改善が必要です。

今後、取り組むこと 

学校

日々の授業改善への一層の取組

  • 自校の結果分析等を基に、今後の学力向上対策について焦点化し、全校体制で継続した取組を進めます。
  • 児童生徒一人一人の実態を把握し、教育委員会が製作した「授業改善、学力向上リーフレット」を基にしながら、どの子にとっても「分かる」、そして、「楽しい」が実感できる授業づくりに全校体制で取り組みます。
  • 管理職はこまめに授業参観を行い、適切な指導に努めます。
  • 個別の診断結果を基にして児童生徒の理解を一層深め、個別指導の充実を図ります。

家庭学習の取組へのきめ細かな支援

  • 家庭学習の質と量の確保のため、実態に応じた宿題を課すとともに、宿題以外にも主体的に学習に取り組むことができるように、具体的な指導を行います。
  • 家庭学習への取組に対する評価を確実に行い、児童生徒のやる気を育てます。

その他

  • 携帯電話やスマートフォン、テレビやゲームなどの利用時間も含め、家庭における時間の有効な活用について、保護者と連携しながら指導します。    

 教育委員会

  • 毎月の学校訪問や要請による訪問等を通して、どの子も「分かる」、「楽しい」授業づくりについて、課題提示や発問、板書の仕方など、具体的な支援を進め、教員の授業力向上を図ります。
  • 実践的な授業研究会を中心に、授業力向上のための研修会等を開催し、授業改善に結び付く有益な情報を各学校へ提供します。
  • 授業改善、学力向上への具体的な取組について聞き取り、学校訪問を通じて、必要な指導、助言等を行います。

 家庭・地域の皆さんへ

  • 早寝・早起き・朝ご飯で、家族みんなで爽やかに1日をスタートさせましょう。
  • お子さんが家庭学習に安心して取り組める時間と場所の環境づくりをお願いします。また、家庭学習や余暇など、時間を有効に活用して充実した家庭生活ができるよう相談にのったり声をかけたりするようお願いします。
  • 携帯電話、スマートフォン等と接触する時間は、今後ますます長くなることが予想されます。使用のルールをきちんと定め、メディアよりも親子のふれあい、地域の人とのふれあいに時間をかけましょう。
  • 授業参観や学校行事でのお子さんの姿を家庭で話題にし、親子のコミュニケーションの時間を取りましょう。
  • 親子でこれまでの家庭学習への取組について振り返り、頑張ったことを大いに称賛したり、将来の夢や希望について語り合ったりして、お子さんがこれからもがんばろうとする気持ちを育てましょう。

印刷用ファイル

平成30年度 全国標準学力テスト(NRT検査)結果概要 [PDFファイル/286KB]