一人ひとりができる自然環境保全
自然の恵み(生態系サービス)
私たちの暮らしを取り囲む自然。自然には多くの働きがありますが、私たち人間は、自然の恵み(生態系サービス)を受けることで生活をすることができます。
出典:平成19年版環境・循環型社会白書:環境省1.失われつつある自然
人々の暮らしや生活の変化に伴い、自然環境に深刻な影響を与え、豊かな自然環境が気づかないうちに失われている例があります。また多くの野生動植物の生息や生育に必要な環境が失われつつあります。 環境省は、絶滅のおそれのある種を的確に把握し、一般への理解を広めるため、レッドリスト(日本の絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)を作成・公表するとともに、これを基にしたレッドデータブック(日本の絶滅のおそれのある野生生物の種についてそれらの生息状況等を取りまとめたもの)を刊行しています。 本市においても「上越市版レッドデータブック」を平成23年度に作成し、自然環境の保全の指標や環境教育などに使用しています。
新潟県内に生息生育する動植物のうち絶滅が危惧されている種:962種
うち上越地区に生息生育するとされる種:434種
主な例
- 植物:カキツバタ、キキョウ
- 鳥:ヒシクイ、マガン
- 昆虫:ゲンゴロウ、アオヤンマ
- 魚:メダカ、ワカサギ
出典:レッドデータブックにいがた(新潟県:平成12年度)
自然環境のために私たちができること
まずは、できるところから始めてみましょう。身近な自然環境との接し方を心がけることで、自然環境に人間が与える負荷を減らすことができます。渡り鳥などを観察するときは
「おどろかさない」「近づきすぎない」 ストレスで二度と来なくなることも
「エサを与えない」 自力で生きる姿を見守ろう
昆虫や植物を観察するときは
「採らないで見よう」「もとの場所に戻そう」 みんなが採ったらなくなって(絶滅して)しまうよ
共通のルールやマナー
「ごみは持ち帰る」 来た時よりも美しく
「決まった道以外歩かない」 小さな傷が大きな傷に
「飼育は責任を持って最後まで」 勝手に放さないで