学生からは、「人口減少などにより、若者と高齢者が関わる機会が減っている。地域でのつながりを増やすためにはどうすればよいか」と質問が有り、市長は「世代によって、気持ちや感覚は違う。人口減少が進む中でも、心豊かに暮らしていくため、その差を埋めていくことが重要」と話しました。
学生からは、「路線バスと高速バスとの接続を改善してほしい」など公共交通に関する要望があり、市長は「利便性向上に向けて、関係機関に働きかけたい」と答えました。また、「もっと観光PRをすべき」との意見には「一人一人がまちの良いところをPRしていくことも大切だ」と答えました。
「ミニ対話集会」は、市長が地域の集会や市民の皆さんが活動している場所を訪問し、生活や活動の状況、地域の課題などをお聴きするものです。
柿崎子育てひろばを利用する子育て世代の人たちからは、「地域に子どもが少ない印象がある」との声があった一方で、「地域の皆さんに支えられながら子育てが行えている」という意見が出るなど、子育てに関するさまざまなお話を伺いました。
大島区や吉川区などで市内への移住者の支援等に取り組む市民団体「上越やまざと暮らし応援団」のメンバーからは、市外から移住したメンバーが当市を選んだ理由や、中山間地域での暮らしぶりなどが話題にのぼる中で、「移住者向けの情報など、市は柔軟に情報を発信してほしい」との要望があり、市長は「しっかりアンテナを張って、どうやって情報を発信していくか考えていきたい」と答えました。
上越地域の若手農業者で組織される「上越地域農業後継者グループひかり」のメンバーからは、「農作物の栽培技術を確立するため、長期的な支援を行ってほしい」「農産物をもっとPRし、販売を促進していきたい」との意見がありました。市長は「皆さんの頑張りが地域の農業振興や若者が農業に携わっていくことにつながる」と激励しました。
飲食店で外国人向けのメニュー作成などを行う事業者や民泊を営む人など、インバウンドに取り組む人たちからは、「外国人への情報発信が不足している」「外国人を一元的に支援する窓口が必要」など、観光面と生活面それぞれでの対応に関する意見がありました。市長は、「外国人を受け入れるために備え、コミュニケーションをとって関わっていくことが必要」と話しました。