旧金津憲太郎桶店

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年5月16日更新

旧金津憲太郎桶店について

 上越市では、平成15年12月に、旧金津憲太郎桶店の土地・建物を前所有者の方のご好意により寄贈いただきました。
 この町家は19世紀中頃(江戸時代後期)の建物と推定されており、高田市街に現存する町家としては非常に古いものとされています。

(注意)
 現在上越市で所有している「旧金津憲太郎桶店」は、平成15年12月に前所有者の方から市に寄贈いただいた町家であり、現在営業中の金津桶店様(仲町4-6-10)とは異なりますのでご注意ください。

建物の特徴

  1. 造り込み式雁木の形態をとっているが、雁木上に部屋は無い。これは造り込み式雁木の中でも古い形態という。造り込み式雁木は江戸時代を中心に流行った形態。
  2. ミセの前面にスリアゲ戸を残している。
  3. 改築箇所が極めて少ない。便所・風呂などの水廻りが古い状態をよく保存している。

建物写真

現在の外観(写真) 昔の外観(写真) 桶屋の生業の様子を伝えるミセ(写真) 古い状態をよく保存している水廻り(写真) 吹き抜け空間が広がるチャノマ(写真)

建物についての解説

 旧金津憲太郎桶店の建物は、新潟県教育委員会発行の「越後の民家 上越編」(昭和55年)や、上越市教育委員会発行の「越後高田の雁木」(昭和57年)に高田城下の町家として掲載されています。

 この家は桶屋である。間口三間、切妻造、平入で、屋根は鉄板ぶきである。前面にガンギがある。間取は幅一間の通り庭を右側にとり、これにそって表からミセ、チャノマ、ザシキの三室をならべる三間取である。通り庭には壁にそって半間の台(コミセ)がある。
 正面は一間間隔に板をたて、両端間をガラス戸引違としているが、内法上部にはスリアゲ戸が現存している。正面全体が開放できるようになっていた。ミセには根太天井が張ってあるが、チャノマは吹抜で、天井がなく、梁組と屋根裏をみせた高い空間である。ザシキは昭和二年に改造した。建築年代は十九世紀中ごろとおもわれる。一部に古材が入っている

(出典:「越後の民家 上越編」新潟県教育委員会 昭和55年)

「越後高田の雁木」での解説

「越後高田の雁木」での解説のページ(画像)
「越後高田の雁木」上越市教育委員会(昭和57年3月)より転載

旧金津憲太郎桶店の公開について

市では、高田の「町家の特別公開」を行います。スタッフが建物や雁木などについての解説を行いますので、ぜひお越しください。公開日等については以下のリンク先でご確認ください。