八社五社を踊っている様子(1枚目)、地元小学校での指導の様子(2枚目)
八社五社は、上越地方を中心に頸城全域と魚沼地方で広く唄われ、踊り続けられてきた民謡です。
ヨイヤアナー踊り、または十三夜とも言われています。太鼓とはやしに合わせ、ゆっくりと踊られる踊りです。
延長5年(927年)、醍醐天皇の詔により編纂された「延喜式」(えんぎしき)の「神名帳」に頸城郡内の神社が13社記されていますが、八社五社は、13社がこの延喜式に登載され、式内社に格付けされたことを喜んで民衆が唄い踊ったものと伝えられており、名の由来は、式内社が関川を境に西に8社、東に5社あったことに因んだものと考えられています。
八社五社は、昭和49年3月11日、上越市文化財に指定されています。
現在、昭和27年に設立された高士八社五社保存会により、伝承されており、練習のほか、地区体育大会や敬老会での披露、地元小学校での指導、市内イベントへの参加や施設訪問などの活動を行っています。高士地区体育大会では、地元小学校と一緒に披露しています。
高士八社五社保存会
八社五社は、式内社の称号をおくられた、上越地方の13の神社の事を言います。これらの神社は、上越市の中心を流れる関川をはさんで西に8社、東に5社あったそうです。それぞれの神社には流れがあり、出雲の流れをくむ神社が8社、大和の流れをくむ神社が5社あったようです。
これらのころから、「八社五社」とよばれたのではないかと言われています。
民謡「八社五社」は、13社が式内社の称号をおくられたことを祝い歌ったものと伝えられています。
私達高士八社五社保存会は、昭和49年に上越市の無形文化財に指定されています。この大切な地域の宝「八社五社」をこれからも地域の祭りや運動会、施設慰問、他地域との交流等を通し保存・伝承に努めていきたいと思っています。
「上越市「地域の宝」を認定しました」をご覧ください。