社殿へ続く石段(1枚目)、社殿(2枚目)、社殿内の祠(3枚目)
小高い山の上に鎮座する甲山八幡神社は、岩木集落の氏神様として地域の方々のよりどころとなっています。
春日山城主上杉謙信が川中島合戦の折、甲を奉納したことから甲山八幡神社と称したとも伝えられています。裏山に八幡太郎義家の甲が埋まっているという伝説もあり、「カブト宮」と呼ばれています。
神社は、春日山城跡の南に位置しており、江戸時代に描かれた春日山城の絵図には、「甲宮」「兜宮」と記載されています。また、地域の個人宅が所蔵する岩木集落を描いた絵図には、「宮」と記載された山を中心に集落が形成されている様子が描かれ、古くから集落の中心であったことがわかります。
4月には春祭り、11月には秋祭りが行われ、子どもたちを含む地域住民が参加しています。また、広い境内地ではカタクリやササユリなどの季節の花や、紅葉を楽しむことができます。
岩木1丁目町内会
引き続き、 「地域の宝」である甲山八幡神社を子どもたちに伝えながら、神社をよりどころとして地域が一体となり保存、継承、まちづくりに努めていきたいと考えています。地域以外の方々にも、甲山八幡神社について知ってもらい、春日山城跡へ来訪する折などに、ぜひ訪れていただけたらと思います。
「上越市「地域の宝」を認定しました。」をご覧ください。