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イノシシにご注意ください

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印刷用ページを表示する 掲載日:2023年6月16日更新

市内では、イノシシの目撃件数が増加傾向にありますので、イノシシによる人身被害に遭わないよう十分注意してください。

イノシシを目撃したときは、すぐに市環境政策課(電話:025-526-5111)、各総合事務所、または最寄りの警察署へ連絡してください。

下記の内容は、「イノシシ被害対策技術マニュアル」(復興庁)から引用

イノシシの特徴

生息環境

一般的に農耕地と樹林帯が混在する里山の雑木林などを好むとされています。身体を隠すことができる草むらや藪、耕作放棄地を好んで利用し、手入れがされていない道路の法面や、河川の緑地帯は移動ルートとして利用されやすいです。

活動時間

基本的に昼夜を問わず活動しますが、人を警戒しているときは、日没後から夜間に活動が活発になる傾向があります。

食性

植物が約8割を占める雑食性で、ドングリ等の堅果類、草本類やその地下茎、根などの植物の他、昆虫、ミミズ、ネズミ、ヘビ等の動物も食べます。農作物では、イモ類、水稲、タケノコ、柿、栗等が被害を受けやすいです。

繁殖

満2歳で初産を迎え、繁殖可能なメスは、4~6月頃に毎年2~7頭(平均4~5頭)を出産します。春の出産に失敗した場合、秋にも出産を行う場合があります。野生下での平均寿命は10歳前後と言われています。

性格

通常は警戒心が高く、臆病で注意深いですが、危険を感じたときや、過剰に興奮した際には、攻撃的になる場合があります。また、人や人の生活環境に慣れると、行動が大胆になる場合があります。

知能

学習能力や記憶力が高く、人の活動や、人の設置した構造物を学習し、柔軟に行動を変化させることがあります。

身体的特徴

鼻は、優れた嗅覚を有する感覚器としてだけでなく、地面を掘り起こしたり、重い石等を動かしたりする際に使用します。鼻の力は非常に強く、時に50~70キログラムの物を動かすことがあります。跳躍力に優れ、助走なしで1メートルの高さの構造物を乗り越えることができますが、地面から上に20センチメートル以上の隙間があれば、潜り抜けようとします。成獣は犬歯が発達しており、犬歯の側面は鋭利な刃物のような形状であるため危険です。

イノシシと遭遇した時の対応

リスク対応の3原則

遭遇時に最も重要なことは、刺激しない、距離をとる、逃走経路を絶たないことです。特に、塀等の遮蔽物で囲まれた住宅地や市街地では、イノシシの逃走経路を遮断してしまうことがあります。このような時、逃走を図るために逃走経路にいる人に対して攻撃してくる場合があるため注意が必要です。誤ってイノシシの逃走経路に立ってしまった場合は、ゆっくりとその場を離れる必要があります。

イノシシの反応レベル

最も危険な状態を表す行動

2~3歩下がったあと、前脚で地面を掻くような動作をした場合は、人に対する攻撃性が非常に高まっている状態です。このような行動を確認した際は、決して焦らず、静かにゆっくりと後退し、安全な距離を取る必要があります。場合によっては攻撃を受ける可能性があるため、必要に応じて後述する防御方法、防御姿勢で対処しましょう。

比較的危険な状態を表す行動

 歯をガチガチと鳴らす、ブフォッブフォッと鳴き声を上げる、頭を上下に振るなどの行動は、人に対する威嚇行動です。この場合、その後の人の対応によっては攻撃に転じる可能性が高いので注意が必要です。

警戒しているときの行動

背中の体毛を逆立て、尾を直上させる行動は、緊張し人を警戒しているときにみられます。また、歩行を止め、人の様子を伺うような行動がみられる場合、人の方からその場を離れ、距離を取ればイノシシも人を攻撃することなく立ち去っていく場合が多いです。

遭遇時の基本的な防御方法

高い場所へ上がる

塀や段差の上など、イノシシよりも高い位置に上がり、攻撃(体当たりや噛みつき)を回避します。

物陰に隠れる

近くの植え込みや壁、車の中など、姿を隠せる物陰に隠れます。

視界を遮る

向かってきた際に、不透明な傘やシート等を広げて、イノシシから人の姿が見えないようにします。イノシシは急に視界を遮られ人を見失った状態になるため、攻撃性を一旦低下させる効果が期待できます。ただし、足を狙って下から突き上げるような攻撃を行うことが多いので、足元をしっかりとカバーしてイノシシから見えないように隠す事が重要です。

刺激性の高い動物撃退スプレーの噴射

市販されている対クマ用の撃退スプレー(カプサイシンスプレー)は、粘膜刺激性の高いもので、イノシシにも効果があると言われています。ただし、刺激成分による直接的なダメージよりも、突発的にスプレーを噴射することで怯み、攻撃性を低下させる効果を狙ったものです。

生命に関わる重大な受傷を避けるための防御姿勢

内股には太い血管があり、イノシシの鋭い犬歯で突き上げられ裂傷を負うと失血死に至る危険があります。このような生命に関わる重大な受傷をさけるためには、体を丸め、内股や重要臓器が入った腹部を隠し、さらに頭部や頸部を噛まれないように腕や荷物等でカバーするような姿勢が有効であると考えられます。

イノシシとの不測の遭遇を回避するために注意すべき点

イノシシが好む場所には近づかない

イノシシが好んで留まるエリアは、河川敷や溜め池などの水域の周辺や、住宅の裏山、屋敷林、竹林、クズが繁茂している藪の中、ススキ草原、さらに放置されている家屋の中等、多種多様な環境でみられます。
また、河川敷や水路、住宅地の中の林、柿や栗などの未収穫果樹がある庭や畑、林縁部、雑草の繁茂した農地などを移動ルートとして利用しており、これらの場所では掘り起し等の痕跡も確認されます。
不測の遭遇を避けるためには、以上のようなイノシシが長時間利用する場所や、移動ルートとして利用する環境を把握し、これらを棲みにくい環境へと整備する(環境整備)ことが最善の対策です。
しかし、このような対策が追い付かない現状においては、次善の策として、このようなイノシシが好む場所に不用意に近づかないことが重要です。

イノシシが人の食べ物を覚えないようにする

優れた嗅覚を持っているので、家屋やその周辺に食べ物を置くと、その臭いに誘引されて出没することがあります。
これらの誘引物目当てで、窓や扉を破壊して家屋内に侵入される事自体が深刻な問題となりますが、このときに人の食べ物を学習させてしまうことで、その場所に対する執着心が高まり、さらに出没頻度が高まってしまうなどの悪循環が生じるおそれがあります。
誘引物の適切な管理を怠ることは、非意図的な餌付けを行っていることと同じであり、餌付けされた個体は、特に誘引物に対して強い執着心を持ち、人を怖がらなくなり人身事故を多発させる場合があります。
このように家屋やその周辺におけるイノシシの執着、出没頻度の高まりは、人身事故のリスクを大きく高める原因となります。

このページに関するお問い合わせ先

上越市

〒943-8601 新潟県上越市木田1-1-3電話:025-526-5111Fax:025-526-6111

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