自動操舵システムを装着した既存トラクターを使って、特に大区画ほ場で作業者に負担のかかる直進キープや作業精度の確保など、耕耘・代掻き、施肥、直播作業における作業効率向上効果等を検証します。
GNSSガイダンスシステム+自動操舵システム
GNSSガイダンスシステム(GNSS受信機、コンソール(モニター))と電動ハンドル、ホイールアングルセンサーを装着することで、既存のトラクターを直進時自動運転トラクターに変えることができます。
また、このシステムは着脱が難しくなく、田植機にも付け替えることも可能です。
作業精度が高いので、作業跡が見えない代掻きでも、誰でも安定した作業ができるなど、トラクター作業全般に対して作業性の向上が期待できるほか、トラクターに装着する他のスマート農業技術の効果も高まります。
ほ場内の生育のバラつきを改善するため、食味・収量センサーコンバインで取得したメッシュマップデータを基に、ほ場内で肥料の散布量を可変し、生育均一化の環境整備を検証します。
田面の均平を保つことは、除草剤や施肥の効果を高めるほか、直播栽培では、発芽促進や雑草対策のために非常に重要となることから、特に均平を保つのが難しい大区画ほ場において、レーザーで水平を取りながらハローで均平作業を行い、その効果を検証します。