「ほ場の超大区画化に併せた次世代型大規模水田経営における用途別多品種米低コスト・高品質型スマート農業一貫体系の実証」
大区画ほ場に、各作業にスマート農業機械(技術)を導入することによって、省力化を図りながらも安定した収量・品質の確保の両立を目指すものです。
また、本実証では、通常の大区画ほ場よりも広い、2ヘクタール、2.5ヘクタール、4ヘクタールの超大区画でも実証し、超大区画ほ場に対するスマート農業技術効果も検証します。
令和元年度から令和2年度(2年間)
農事組合法人 高野生産組合(上越市板倉区高野)
本実証事業は、コンソーシアム(共同事業体)を設立して、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構との委託契約を締結して遂行しています。
上越市スマート農業プロジェクト委員会
上越市(事務局 農政課)
上越市、新潟県農業総合研究所、新潟県上越農業普及指導センター、えちご上越農業協同組合、クボタアグリサービス株式会社、株式会社クボタ、積水化学工業株式会社、関川水系土地改良区、農事組合法人高野生産組合
需要に応じた米生産においては、生産コストの削減が重要となっていくことから、田植機による「移植栽培」と籾を直播きする「直播栽培」でそれぞれ実証を行い、60キログラム当たりの生産コストを目標としました。
(参考)直播栽培とは、水稲の種を直接ほ場に播く栽培方法。従来の苗をほ場に移植する栽培方法よりも苗代が不要となる。