V溝乾田直播と移植栽培の組み合わせにより作期分散を行い、60kg当たりの生産コスト削減を目指します。
V溝乾田直播種栽培:10アール当たり7,900円 (10アール当たり収量:645kg)
移植栽培:10アール当たり9,400円 (10アール当たり収量:585kg)
ほ場整備直後に起きやすい肥沃な土壌の減少など不安定な条件が重なり、収量が確保できなかったため、目標の60kg当たり生産コストの達成に至りませんでした。
自動操舵(直進キープ)トラクタや直進キープ機能田植機を導入したことにより、作業者の心身の負担軽減が図られ、各作業で労働時間が10%以上削減できたことに加え、さらに遠隔操作型自動給水栓による水管理により、労働時間が79%削減でき、実証項目の目標が達成できました。
田植機の可変施肥技術は、大区画ほ場整備後の生育のバラツキを短期間で解消し、増収に結びつけることにつながりました。
実証成果 [PDFファイル/1.47MB]をご覧ください。
作業時間の削減等により、今後、次のような効果が期待されます。
写真:自動操舵(直進キープ)トラクタによるV溝乾田直播作業の様子