市長記者会見を開催しました。
日時:令和7年12月24日(水曜日)午前11時~11時40分
会場:市役所木田第一庁舎401会議室
内容:
会見冒頭の市長の説明をご覧いただけます。
令和7年12月24日開催の市長記者会見動画(外部リンク)<外部リンク>
本日は、年末のお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。
はじめに、市議会12月定例会が18日に閉会いたしました。
私にとっては、市長就任後、初めて臨んだ市議会でありました。
本定例会では、この夏の渇水対策に要した経費や、光熱水費の高騰に伴う公共施設の管理費の増額など、提出した案件の全てを可決・承認いただきました。
また、総括質疑や一般質問では、議員の皆様からいただいた質問の一つ一つに対して、私の考えや思いを丁寧に述べ、真摯に議論を重ねさせていただきました。
議論を通じて、上越市が直面する課題やその方向性について、お互いに理解を深めることができたものと考えております。
改めて、議員の皆様、そして市民の皆様との対話が、まちづくりの基盤として欠かせないことを実感したところであります。
今後も「信頼と誠実」を旨とし、丁寧な対話を大切にしながら、市政運営に当たってまいります。
さて、ご案内のとおり国では先週16日、物価高対策を盛り込んだ総合経済対策を含む、令和7年度補正予算が可決・成立いたしました。
これに呼応し、市では現在、国の交付金を活用して取り組む施策について、子育て世帯や収入が少ない世帯等への支援に重点を置きつつ、広く市民を対象とした支援や事業者への支援を検討しているところであり、速やかに補正予算を編成し、議会へ提案したいと考えております。
この提案に向けて、議会側とは1月下旬の臨時会開催を調整しており、議会での予算審議を経て、可能なものは本年度中に実施または着手してまいります。
昨日、花角知事が、柏崎刈羽原発の再稼働に関する国からの要請に対し、了承されました。
知事と経済産業大臣との間で交わされた文書には、知事が示した7つの確認事項に対し、国の責任の下、着実に対応していくことが記載されており、国が責任をもって対応することを確約したと受け止めております。
当市としても、国の対応についてしっかりと確認してまいります。
次に、年末年始の上越休日・夜間診療所におけるオンライン診療の開設について、ご説明いたします。お配りした資料をご覧ください。
昨年の年末年始は、インフルエンザの流行が急拡大したことで休日・夜間診療所が大変込み合い、電話がつながりにくくなるなど、患者の皆様に大変ご迷惑をお掛けしました。
このことを踏まえ、今年の年末年始は、診療所の混雑緩和と患者の利便性向上を図るため、従来の対面診療に加えて「オンライン診療」を開設いたします。
開設日は、12月31日から1月3日までの4日間、対象者は、15歳以上のオンライン診療をご希望される方のうち、基礎疾患がなく、かつ、服薬中でない方となります。
15歳未満の方や、切り傷等の外科治療が必要な方は、これまでどおり対面での診療となります。
年末年始は、外出する機会が増え、感染症にかかるリスクが高まります。人混みでのマスクの着用や手洗いなど、基本的な感染症対策の徹底をお願いいたします。
次に、これから本格的な降雪期に入ります。
気象庁によりますと、1月と2月の平均気温、降水量、降雪量はいずれも「平年並み」と予想されています。
市では引き続き、市民生活の安心・安全の確保のため、関係機関と連携し、大雪災害への備えを進めてまいります。
市民の皆様におかれましては、除雪作業を行う際は無理をせず、ご家族やご近所の方と声をかけ合って進めていただきたいと思います。
また、様々な媒体から最新の気象情報や交通情報を入手するよう心掛けていただき、交通事故などに十分ご注意いただきますようお願いいたします。
さて、令和7年も残すところ、あとわずかとなりました。
今年は私にとって、市長選への立候補という人生の中で大きな決断をし、市民の皆様の信任を得て、市政を担わせていただく新たなスタートの年となりました。
市長就任後は、使命の大きさに大変身の引き締まる思いを抱きながら、誠心誠意、職務に当たってまいりました。
また、この間、さまざまな団体、事業者の皆様との面会や意見交換とともに、市民の皆様が集まる行事や会合等を通して、このまちを愛する大勢の方々の思いをお聞きすることができ、大変心強く感じたところであります。
そして、四季折々の美しい自然を始め、豊かな食、人々の温かさなど、改めて、このまちの魅力を認識した年でもありました。
新たな年においても、人口減少や医療の再編、災害への備えなど、市の重要課題に確実に対応するとともに、市民の夢と希望を未来へとつないでいけるよう、一歩一歩着実にまちづくりを進めていく所存であります。
引き続き、皆様からご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
私からは以上です。