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スマート農業実証現場レポート 令和2年4月号

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印刷用ページを表示する 掲載日:2020年4月30日更新

 令和2年度の実証事業がスタートしました。

 今年は、雨の日が多く、晴天日が少ない気がします。4月の平均気温は、平年に比べて1℃程度低い状況です。ほ場の乾きが悪いため、所々水たまりがある状況の中、耕耘作業を始めました。

 耕耘作業を行っている実証ほは、今年度、移植栽培でコシヒカリを作付けします。

水たまりができたほ場での耕耘作業(写真)

 使用する機械は、トラクター(97PS)にロータリーが3.5M(メートル)と大型です。

 トラクターには、直進キープ装置を装着し、GPSによる位置情報を補正することで、誤差2~3CM(センチメートル)といった高い精度で作業が可能となります。予めロータリー幅を設定しているため、1列飛ばし作業では隣接した耕耘場所との設定どおりの重複幅で作業できることが確認できます。

 1列飛ばしに耕耘することで、大周りでターンができるため、ほ場や畦畔を傷めないのが特徴です。また、オペレーターは前方への注視時間が減り、後ろの耕耘状態を念入りに確認できるといったメリットがあります。

 実際のオペレーターからは、「直進キープの機能は、楽だ。だけど、装置に頼ってしまうため、ベテランオペレーターには追いつけない。」という声が聞かれました。

 しかし、誰でも作業ができるのが、スマート農業技術であり、今回のように既存の機械に装着するだけで労働時間の削減や熟練度に左右されない作業精度が確保できるほか、オペレーターの直進をキープしようとする精神的負担の軽減に繋がります。

 ちなみに2列飛ばしもできるとのことです。

直進キープ装置を装着したトラクター(写真)

設定どおりの重複幅で無駄がありません。

隣接耕耘箇所と設定した重複幅で作業が可能(写真)

最後に

この日は、風が強く、太陽がでないため、真冬の外にいるかのようで、とても寒かったです。

そんな中、私は作業状況のビデオ撮影をしていました。

4月21日なのに、ダウンジャケット、ネックウォーマー、手袋のまさに真冬並みのフル装備です。

「トラクターに乗っているT氏はいいなぁ。」「あったかそうだなぁ。」

新型コロナウィルスとともに風邪にも気を付けなければいけません。

3密とは、無縁な田んぼの真ん中から「現場レポート4月号」をお送りしました。

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