第29回小川未明文学賞(令和2年度)大賞受賞作が刊行本として書籍化され、発売されました。
最終選考委員の柏葉幸子氏(児童文学作家)からは、「丁寧な作りだった。筋立ても文章も申し分ない。
登場人物たちも魅力的で読後感もいい。この主人公へ共感する読者はきっといるはずだ。」と評された作品です。
どうぞ手に取ってお読みください。
自宅の屋根に寝転がるのが好きな中学1年生の工藤皓(こう)。皓は夏のある日、祖父の弟子でもある大工の村田さん、そして村田さんの元へ通う小学校の時の同級生、一樹(いつき)と出会う。
最初は一樹が苦手な皓だったが…。