小川未明の生い立ちと功績
掲示板・わたしの未明作品
上越が生んだ「日本近代童話の父」小川未明の一生や、未明ゆかりの地を紹介します。
小川未明と皆さんを結びつけ、さらに文学館を訪れた人同士を結びつける「出会いのロビー」です。
ロビーでは、大きな等身大の未明が出迎え、ゆらゆら動く大きな雪のモビールや、誰もが眠くなるという不思議なベンチもあります。壁の大きな原稿用紙にはあなたのおすすめの作品を紹介したり、感想を書いたりできるメッセージカードを貼り付けることもできます。
ビックブックシアター
からくり飴チョコ箱
本の形をした大型スクリーンがあるこの広場では、代表的な作品を上映したり、読み聞かせを行ったりします。
また、広場の中には作品のワンシーンが隠れています。
それぞれの作品にまつわるエピソードや簡単なクイズが書かれた「ヒントブック」を配布しますので、実際に作品の中の世界を「見て」「聞いて」「触れて」みてください。
童話体験の広場は本の形をした大型スクリーンを併設し、未明童話のアニメーションなどを上映しています。
入館者の方はどなたでも自由にご観覧いただけます。
小川未明の紹介映像や展示体験映像、未明童話のアニメーションを上映しています。
アニメーション「ものぐさじじいの来世」「島の暮れ方の話」「眠い町」「月とあざらし」「負傷した線路と月」は指定時間に上映します。その他の作品は、ランダムに上映しています。
大きなシアターを使って、未明童話に登場するモチーフの影絵で遊ぶことができます。
小川未明の生涯を追ったドキュメンタリーです。
高田の町で生まれた健作少年が高田の風土とともに多くの人とかかわり、やがて小川未明という童話作家になる過程が、当時の写真や四季の風景とともにオムニバス形式で流れます。
「人魚は、南の方の海にばかり棲(す)んでいるのではありません。北の海にも棲(す)んでいたのであります。」
小川未明の代表作のひとつです。
老夫婦に預けられた子どもは魚の尾をもつ人魚の子どもでした。やがて子どもは娘へと成長し、ろうそくに絵を描くようになります。そのろうそくは人気となり売れるようになりますが、やがて南の国から香具師(やし)が来て、人魚の娘を売ってほしいと依頼してきます。
小川未明の代表作のひとつです。
太郎は長い間、病気で寝ていましたが、ようやく外へ出られるようになる。しょんぼり家の前に立っていると、金の輪の触れ合う音がし、少年が輪をまわしながら走ってきた。太郎は少年と友達になって、金の輪をもらい、往来の上を二人でどこまでも走ってゆく夢を見る。
有名な陶磁師が殿さまのために薄い茶わんを作ったが、殿さまは熱くてたまらない。ある農家の茶碗が厚手で使いやすいのを知った殿さまは、親切心をもって茶わんを作らなければならないと陶磁師に伝える。
利己的にならず、常に他人を思いやる優しい気持ちを忘れてはいけないことに気付かされるお話です。
上映時間:午前10時30分~(毎日1回)
あるところに、人のよい、ものぐさなおじいさんが住んでいた。おじいさんは寒がりだったが、子どもは好きだった。そんなおじいさんが死んだあと、仏さまにとある「お願い」をする。
その「お願い」に悩む仏さまとおじいさんを、CGと色彩豊かな映像で描いています。有限会社スタジオトゥインクルの最新アニメーションです。
上映時間:午前11時30分~(毎日1回)
南の島の親戚の家を尋ねた旅人が、その道すがら、とある家の前で美しい女と出会う。翌日、その場所へ親戚の人たちと行ってみると、女の姿は見えず、その家の壁板にはクモの巣があり、美しいちょうの羽がかかっていた。南の島の不思議なお話です。
上映時間:午後1時30分~(毎日1回)
世界を旅している少年ケーは「眠い町」とよばれる不思議な町についた。町の主から「いまの人間は休みもなく、疲れも知らないから、このままだと地球に木や花もなくなってしまう。沙漠から「疲労の砂」をとってきたから、世界にまいてくれ」と託される。砂をまき終え町に戻ったケーの前に衝撃の光景が広がっていた。
上映時間:午後3時30分~(毎日1回)
北方の海は銀色に光っていた。母あざらしが、秋のはじめにいなくなった子どもを探していた。母あざらしは、風や月の便りを待った。深い悲しみの母あざらしをなぐさめるため、月は小さな太鼓を渡す。母あざらしの鳴らす太鼓の音が波間から聞こえていた。
懸命に生きる姿をとおして、試練とは、親子の愛情とは、を問うお話です。
上映時間:午後4時30分~(毎日1回)
毎日、人や重たい荷物を乗せた機関車に踏まれ傷ついたり、灼熱の太陽にさらされても身動きさえとれない線路は、不幸な身の上を嘆き悲しむ。月は誰が悪いのか考える。
慈悲に満ちた月によって、万物の定めが明かされてゆく。
午前10時から午後6時まで
童話を作って50年・未明の生きた時代と足跡
時代に向き合い、作品を通じて社会問題を問いかけた50年に及ぶ未明の創作活動をご紹介します。創作活動の時代を3つの時代に分け、各時代の未明像や社会の動き、作品が生まれた時代背景などをご紹介します。
また未明の自筆原稿・書簡等(複製)を紹介するじっくりファイルや童話、小説全集、絵本などを読むことができる図書コーナーがあります。
未明の部屋
未明が晩年を過ごした東京都杉並区高円寺の家の書斎部屋を再現しました。未明は昭和5年(1930年)から高円寺に住んでいましたが、昭和27年(1952年)70歳の時、この部屋のある家に移りました。北向きの窓辺には趣味の骨董を、縁側には盆栽や蘭の鉢を置いて、79歳でこの世を去るまで執筆活動を続けました。
その後、遺族の方々により大切に保管されていた品々の多くが当館に寄託されました。文机、火鉢、脇息等、実際に未明が使用していた品々も合わせて展示しています。
小川未明文学館では、ギャラリーの貸し出しを行っております。絵画、写真、工芸の展示や、作品発表の場などに広くご利用いただけます。
面積:123平方メートル
天井高:360cm
小川未明文学館の開館時間と同様。(搬入・搬出作業は開館時間内にお願いします)
1時間930円
利用承認申請書 [PDFファイル/80KB] 利用承認申請書 [Wordファイル/31KB]
減免申請書 [PDFファイル/66KB] 減免申請書 [Wordファイル/31KB]
還付申請書 [PDFファイル/68KB] 還付申請書 [Wordファイル/34KB]
小川未明文学館
〒943-0835
新潟県上越市本城町8番30号(高田図書館内)
電話:025-523-1083
ファックス:025-523-1086
メールアドレス:mimei@city.joetsu.lg.jp (迷惑メール防止のため、「@」を全角にしています。メール送信時は「@」を半角にしてください)