第30回小川未明文学賞(令和3年度)大賞受賞作が刊行本として書籍化され、発売されました。
最終選考委員の中島京子氏(作家)からは、「タイトルと内容も面白い。完成度が高く、カッパとの血縁など、オリジナリティもある。細部まで丁寧に作られていた。楽しんで読んだ好きな作品です。」と評された作品です。
どうぞ手に取ってお読みください。
小学4年生のこのみは、拾った子猫を飼うために、カステラのような見た目のアパートに引っ越すことに。そこには、魔女だとうわさされている、ちょっとぶっきらぼうな大家さんがいました。
このみは、ある日、大家さんの不思議なひみつを知ります。なんと大家さんは、先祖にカッパがいるおかげで、とある能力が身についたというのです。