第31回小川未明文学賞(令和4年度)大賞受賞作(原題:小さな僕のメロディ)が、刊行本として書籍化され、発売されました。
ストリートピアノが題材となっており、学校や塾、習い事にいそがしい現代の小・中学生の背中をそっと押す、小さな変化の物語です。
どうぞ手に取ってお読みください。
お母さんにゲーム機を没収されてしまった、小学6年生の海斗。うかない気持ちで塾に向かう途中、駅にあるピアノを弾くおじいさんに出会う。
「このピアノは、だれが弾いてもみたいだよ。」
海斗はそのおじいさんとピアノが気になり、翌日も駅に向かう。そして、自分も弾いてみたいと思うように…。