第33回小川未明文学賞(令和6年度)大賞受賞作(原題:ほーちゃんと、旅に出る)が、刊行本として書籍化され、発売されました。
魅力ある登場人物と軽やかな関西弁が織りなす、「多様性」について主人公と一緒に読者も成長できる心あたたまる物語です。
どうぞ手に取ってお読みください。

小学5年生の金澤伊吹には、ひとつ年上の兄、穂高がいます。みんなからほーちゃんと呼ばれている穂高は、突然駆け出したり、大声を出したりして、ちょっと違った兄について理解できなかった伊吹。
そんなほーちゃんがインフルエンザで修学旅行に行けなかったことをきっかけに、子どもや大人、犬までも巻き込んだ「やり直し修学旅行」が急遽決定され、伊吹も修学旅行の手伝いをすることになります。
最初は乗り気じゃなかった伊吹ですが、修学旅行の準備を通して、じいちゃんや同級生のコトコ、「コバトハウス」の人たちの背景や考え方に触れながら、ほーちゃんについて少しずつ受け取り方を変えていきます。