小川未明文学館では、未明に関する様々な資料を収集しており、これらを活用した特集展示を年2回開催しています。
令和7年度の特集展示2では、100年前の1926年(大正15年)に焦点を当てていきます。
1901年(明治34年)に東京専門学校(現早稲田大学)に入学した未明は、在学中に坪内逍遥に才能を見出されて、1904年(明治37年)に「漂浪児」でデビューを果たします。やがて、独自の作風で小説家として文壇で名をあげますが、のちに童話にこそ自らの天分があると思い定め、1926年(大正15年)、「今後を童話作家に」を東京日日新聞に発表、小説の筆を折り、今後は童話に専心すると宣言します。
今から100年前の1926年は、未明が人生の大きな決断をしたターニングポイントの年でした。こうして童話の道をまい進した未明は、多くの新作童話を世に送り出し、「日本近代童話の父」と称されるようになるのです。
令和7年12月26日(金曜日)~令和8年6月14日(日曜日)
午前10時から午後6時
月曜日(祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日、第3木曜日、年末年始、特別図書整理期間(令和8年1月15日(木曜日)~1月21日(水曜日))
(注)高田図書館の休館日と同日となります。
小川未明文学館 常設展示場
(注)展示ケース2台分の内容です。
無料