令和4年6月議会に関する市長定例記者会見を開催しました。
日時:令和4年5月30日(月曜日)午前11時~午前11時17分
会場:市役所木田第一庁舎401会議室
会見冒頭の市長の説明をご覧いただけます。
令和4年5月30日開催の市長記者会見動画(外部リンク)<外部リンク>
(市長)
皆さんご多用の中、お集まりいただきましてありがとうございます。
まず始めに、昨日、花角知事が再選されまして、市と県が一致団結してさらに力を強めて協力してやっていかなければいけないと思いました。これからも引き続き、県政と協力しながら、事業を進めていきたいと思います。それでは、6月7日開会の市議会定例会へ提案いたします、令和4年度補正予算案の概要からご説明します。
主な内容は、新型コロナウイルスワクチンの高齢者等への4回目の接種などに要する経費を増額するほか、公の施設の修繕に要する経費などを増額するものであります。
お手元にお配りしました資料をご覧ください。
資料1ページ、資料ナンバー1-1は、各会計の予算規模であります。
表中のあみ掛け部分が今定例会に提案する一般会計の補正予算額であり、4億484万円を追加し、予算規模を983億6,169万円とするものであります。
続きまして、資料ナンバー1-2の「6月補正予算(案)の概要」の3ページをご覧ください。
一般会計の歳出であります。
では、NPO法人が実施する体験活動事業が、地域活性化センターの助成事業に採択されたことから、補助金を増額するものであります。
からでは、上越五智養護老人ホームなどに勤務する支援員等の処遇改善に要する経費を増額するとともに、高齢者施設等4施設における家族面会室の整備に要する経費を増額するものであります。
では、60歳以上の方及び基礎疾患のある方への新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種を始め、5歳から11歳の小児(しょうに)に対する1・2回目の接種及び12歳から17歳の方への3回目の接種に要する経費を増額するものであります。
では、本年11月に朱鷺メッセで開催される「クールジャパンEXPO in NIIGATA」への出展経費を増額するほか、では、大潟健康スポーツプラザ鵜の浜人魚館の屋上防水工事などに要する経費を増額するものであります。
では、空き家の利活用の促進に向け、新たな空き家情報バンクのホームページを開設するとともに、空き家情報バンクに登録する物件の充実を図るため、公益社団法人 新潟県宅地建物取引業協会が実施する空き家の現地調査等に対する負担金を増額するものであります。
では、昨冬の大雪により名立地区公民館上名立分館の登り梁などが損傷したことから、修繕に要する経費を増額するものであります。
では、融雪により発生した農地、農業用施設等における災害の復旧や、林道の春先除雪などに要する経費について、予備費を充用し対応してきたことから、今後の不測の事態に備え、増額するものであります。
4ページをご覧ください。
債務負担行為の補正では、軽費老人ホーム千寿園などに勤務する介護職員の処遇改善に伴い、後年度における指定管理運営業務委託料が増額となることから、改めて債務負担行為を設定するものであります。
5ページをご覧ください。
国が4月26日に閣議決定した原油価格・物価高騰等総合緊急対策のうち、所得の少ない子育て世帯への生活支援特別給付金を速やかに給付するため、4月28日付けで補正予算を専決処分したところであります。
これに加え、国の「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を活用した市独自の総合的な対策につきましても、現在、検討を進めているところであり、関連の補正予算につきまして、市議会6月定例会での追加提案を視野に、早急に対策を取りまとめてまいります。
補正予算案の概要につきましては、以上でございます。
続きまして、資料はございませんが、市内経済の活性化と市民の居住環境の向上を図るため、リフォーム工事に要する経費の一部を補助する「上越市住宅リフォーム促進事業」に関しまして、今年度は予算規模を拡充し募集を行い、5月18日に前期の受付を終えたところです。
当初の見込みを上回る約1,500件の申請があり、現在、申請書類の審査を行っているところで、集計結果が確定次第、抽選会の開催日と合わせて情報提供いたします。
続きまして、6ページ資料ナンバー2の「新型コロナウイルスワクチン 4回目接種について」をご覧ください。
国から新型コロナウイルスワクチン4回目の接種の概要が示されたことを受け、当市における4回目の接種を行うことといたしました。4回目の接種は、3回目の接種から5か月を経過した60歳以上の人及び18歳以上59歳以下で国が示した基礎疾患を有する人で、約9万5千人を見込んでおります。
詳細につきましては、記者会見終了後、担当部長から説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
なお、新型コロナワクチンの接種は、希望される皆さんに行う、任意の予防接種です。重い疾患があるなどワクチンの接種を受けられない方を始め、副反応が心配されるなど、個人の判断により接種を希望されない方に対し、接種を強要すること、不当な扱いや差別をすることがないよう、報道機関の皆さんからも呼び掛けにご協力いただきますようお願いします。
また、家庭内での感染拡大防止のため、家庭における「手洗い・うがい」や「定期的な換気」など、感染対策の徹底を引き続きお願いするとともに、発熱や咳などの症状が見られた場合には、外出を控えていただき、ためらわずにかかりつけ医や県の相談機関へ連絡し、早めに受診していただくようお願いいたします。
私からの説明は、以上であります。
(記者)
先ほど市長から冒頭に発言があった県知事選挙について、現職の花角さんが新人の片桐さんに、全県的に大差をつけて圧勝して再選を決めましたが、改めて所感を聞かせてください。
(市長)
花角さんが今までの財政をきちんと立て直しながら、これからの時代を見据えて、県政を行っておられることが県民の皆さん、或いは上越市民の皆さんにも評価されたのではないかと思っています。
これからも協力しながら、市政と県政が前に進んでいけるように努力をし、協力体制を作っていきたいと思っています。
(記者)
報道もされていましたが、昨夜、市長は新潟市の会場で開票を見守っていたのでしょうか。
(市長)
ご覧になったとおりであります。
(記者)
花角さんと言葉を交わされていたようですが、どのような話をされましたか。
(市長)
「遠くから来ていただいてありがとうございました」と声をかけていただき、グータッチを2回させていただきました。
(記者)
もう1ヶ月少しすると参議院議員選挙が始まります。自由民主党の新人の方と、野党側の現職の方の与野党対決が軸となる構図になると思いますが、参議院議員選挙についての市長の対応を聞かせてください。
(市長)
私としては、どちらの方にも応援をしないという対応をしていきたいと思っています。
(記者)
県知事選挙については、花角さんを支持すると明言されましたが、その一方で参議院議員選挙はどちらも支援しないというのは、どのような判断で、どちらも支援しないということになるのですか。
(市長)
基本的には国政ですので、市民目線から判断をして、政党によらないのが妥当なのかと思っています。
(記者)
仮に、自由民主党側や野党側から応援要請があった場合も、断るということでしょうか。
(市長)
応援要請があっても、対応が変わることはないと思います。
(記者)
昨年の市長選挙で当選された際、野党系の支持者からも支援を受けて当選されたという背景があると思います。
取材をしていると、今回、中川市長が花角さんを応援したことについて、片桐さんを支援していた野党支持者から反発の声を聞きますが、その声に対してどのように考えていらっしゃいますか。
(市長)
花角さんの選挙応援に伺ったとき、広報の方から、将来的には原発はなくしていくものだという演説があり、その方向性は私と変わっていないと思っているので、そういう意味で支持させていただきました。
(記者)
片桐さんを支援していた野党支持者の方からの反発などをどのように受けとめていますか。
(市長)
私は、とにかく未来のエネルギーについては、今言ったような考え方なので、そういう意味では花角さんと違うところはなかったと思っています。
(記者)
後援会の中からも、なぜ、花角さんを支持して片桐さんではなかったのか、と言ってこられる野党支持者の方もいると思うが、どのように説明したいと思っていらっしゃいますか。
(市長)
今、言ったとおり、とにかくこれからの未来のエネルギーは、子どもや孫に残していかなければいけないので、持続可能なものであるべきだと思っており、それを説明することになると思います。
(記者)
中川市長が当選する際も、野党系の方々から支援いただいていらっしゃいました。今後、市長のスタンスとして、こういう考えで支持した、ということを表明できないでしょうか。
(市長)
先ほど申し上げたように、花角さんの原発に関する今後の見通しについての考えを支持した、ということは申し上げていこうと思っています。
(記者)
原発に対する姿勢は、花角さんの考えを理解して支持したというのは分かりましたが、今までの政治姿勢のスタンスから言えば、自民系・保守系の方の支援に回ったと捉えている方もいると思うので、それに対する説明は。
(市長)
周りで応援しておられる方が自民党とか公明党とか国民民主党、連合も入っておりましたが、知事ご本人は県民党だとおっしゃっていましたので、私は、政党とかというよりも現実的な線がどこかということを判断し、応援したと思っています。
以上