市長記者会見を開催しました。
日時:令和7年7月30日(水曜日)午後4時~4時50分
会場:市役所木田第一庁舎401会議室
内容:
会見冒頭の市長の説明をご覧いただけます。
令和7年7月30日開催の市長記者会見動画(外部リンク)<外部リンク>
本日はご多用の中、お集まりいただきありがとうございます。
はじめに、水道水の渇水対応についてご説明いたします。資料ナンバー1及び2をご覧ください。
市民並びに事業所の皆様には、連日の猛暑の中、節水にご協力いただき心から感謝を申し上げますとともに、ご迷惑をおかけしていることを深くお詫び申し上げます。
市では、先週の金曜日に、渇水対策統括本部を立ち上げ、全庁を挙げて渇水対策に取り組むとともに、市民の皆様に対し、これまで以上の節水の徹底に取り組んでいただくよう、重ねてお願いしたところであります。
その結果、節水対象区域における配水量は、節水要請前1週間の1日あたり、おおよそ3万6千立方メートルであったのに対して、直近では3万立方メートルを下回る日々が続いており、昨日は約2万7千立方メートルまで減少しております。
市民の皆様の節水に係る取組の効果が大きく表れているものと、改めて感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。
こうした節水効果の状況を踏まえ、8月3日(日曜日)までに断水の予告を行うことは予定しておりません。
また、これまでガス水道局からは、断水のおそれがある場合は10日前までにお知らせすると説明しておりましたが、今後、断水のおそれがある場合は、14日前までに公表することに見直してまいります。
したがいまして、今後も節水の取組の継続が大前提となりますが、お盆過ぎの8月17日までは、断水を回避できるものと見込んでおります。
そうした中ではありますが、本日、7月30日午前7時現在の正善寺ダムの貯水量は35万2千立方メートル、貯水率は13.0パーセントとなっており、依然として厳しい状況が続いております。
引き続き、断水を何としても回避するため、節水対象区域内において、既にご協力いただいている皆様には、現在の取組の継続を、また、更なる取組が可能な皆様には、より一層の、一段のご協力を、重ねてお願いする次第であります。
あわせて、節水対象区域外においても、給水スポットの最大限の活用や、今後予定している温浴施設の開放などにより、水道水の使用が見込まれることも踏まえ、節水に最大限のご協力をお願いいたします。
一方、市では現在、断水を何としても回避するため、可能な水道水を確保すべく、出来得る限りの対策を検討し、懸命に取組を進めております。
一例として、上越妙高駅付近及び岩木地内の消雪用井戸からの緊急取水、早期通水を図るべく、昼夜を問わず24時間体制で工事を進めております。それらの内容については、具体的な目途が付き次第、適時に公表させていただきます。
また、更なる節水に向け、節水対象区域内の皆様を対象に、節水対象区域外の民間1施設と公の温浴施設の8施設において、明日31日・木曜日から無料で利用いただけるよう、準備を進めるとともに、一部のスポーツ施設のシャワーの開放についても検討を進めております。
このほか、農業分野におきましても、渇水対策として、これまでのポンプの購入に係る支援等に加え、新たにミキサー車や散水車の借上料など、水を運搬する経費への支援を拡充するほか、開放する消雪用井戸の増設を行ってまいります。あわせて、今後とも気象状況を注視し、関係機関・団体との情報共有や農業者への情報発信に取り組んでおります。
農業者の皆様におかれましては、今後も降雨が少なく、また、厳しい暑さが続くとの予報もありますので、高温や干ばつに伴う農作物等の管理対策に努めていただくとともに、熱中症対策にも十分にご留意いただきますよう、お願いいたします。
このように、市として懸命に対策を進めておりますが、断水を回避するには、市民の皆様の引き続きのご協力が何より必要となってまいります。
とりわけ、節水対象区域内の皆様には大変なご不便をおかけし、誠に申し訳なく、心苦しいところではありますが、引き続き、熱中症や感染症に十分ご注意いただきながら、節水対象区域外の皆様も含め、これまで以上に徹底した節水の取組を、改めてお願いいたします。
最後に、市内では、7月15日以降、9件の火災が立て続けに発生しております。市民の皆様には、屋外における不要不急の火の取扱いを控えるなど、火災予防の徹底をお願いいたします。
次に、昨日、三田市を訪問し、私のコメに関する発言について、田村三田市長並びに三田市の農業者の皆様に直接お詫びを申し上げる機会をいただきましたので、ご報告いたします。
三田市では、田村市長並びに兵庫六甲農業協同組合の平尾代表理事組合長を始めとする農業関係者の皆様と面会し、この度の私の発言により、三田市並びに三田市民の皆様、農業者の皆様、関係者の皆様の心を傷つけ、大変ご不快な思いをさせてしまったこと、また、多大なるご迷惑をおかけしたことを心から深くお詫び申し上げたところであります。
平尾代表理事組合長を始めとする農業者の皆様からは、この度の私の発言による農業者の皆様の強い憤りや心の痛みをお聞きするとともに、三田米の評価の回復に向けて真摯に取り組んでほしいとのお話がありました。
また、田村市長からも、三田市民の皆様の憤然たる思いをお聞きする中で、私から、三田米の評価の回復、三田市並びに農業者を始めとする関係者の皆様からの信頼の回復に向けて誠心誠意、取り組ませていただきたいと改めてお伝えしたところであり、この度、私の訪問を受け入れていただいた田村市長を始め、皆様の寛大なご対応に心より感謝いたしております。
今回の訪問では、三田米の生産現場にもご案内いただき、米作りに従事されている法人の方から三田米の特徴や日頃の米作りで苦労されている点などについて直接お話をお聞きすることができました。
さらに、実際に三田米を試食させていただいたところ、大変美味しいお米でありました。農業者の皆様が丹精込めて育てられ、ご努力を重ねて来られたことに思いを巡らす中で、改めて、この度の私の発言が、関係者の皆様への敬意と配慮を欠くものであったと猛省しております。
こうした三田米の美味しさを伝えるべく、三田市の皆様との意見交換の中では、三田米の評価の回復に向けた取組案として、首都圏において三田市とのコラボイベントを行い、三田米をPRする提案をさせていただいたところであります。
引き続き、三田米の評価の回復と、三田市並びに関係者の皆様の信頼の回復に向け、誠心誠意、尽くしてまいりたいと考えております。
私からは、以上です。