市長記者会見を開催しました。
日時:令和8年3月26日(木曜日)午前11時~11時30分
会場:市役所木田第一庁舎401会議室
内容:
会見冒頭の市長の説明をご覧いただけます。
令和8年3月26日開催の市長記者会見動画(外部リンク)<外部リンク>
本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。
はじめに、去る24日に市議会3月定例会が閉会いたしました。
今定例会に提案いたしました令和8年度予算をはじめ、全ての議案を可決・承認いただきました。
審議の過程では、議員の皆様から様々なご意見やご提案をいただいたところであり、今後も、議員の皆さま、そして市民の皆さまとの対話や議論を丁寧に重ねながら、全力で市政運営に取り組んでまいります。
令和8年度は、私が市長に就任して初めて本格的な予算を編成し、市政運営に臨む年度となります。
「みんなの笑顔」、「産業いきいき」、「こどもと家族を真ん中に」、「多様な学び」という4つの視点を柱に、各施策を着実に進め、地域の活力を高める取組や、分野横断的な課題への対応も強化してまいります。
また、本定例会では、副市長の人事案件についても同意いただきました。
新年度から、柳澤財務部長が副市長に就任いたします。
市職員としてのこれまでの経験と見識をいかし、政策を前に進めるとともに、職員への指導や助言、部局間における調整などを担ってもらいます。
次に、「上越市職員カスタマーハラスメント対策基本方針」の策定について、ご説明いたします。
資料ナンバー1-1、1-2をご覧ください。
昨年6月の法改正により、本年10月1日から、カスタマーハラスメントへの対策が企業に義務付けられたことを受け、全国の地方公共団体でも、対応方針の明確化やマニュアルの整備等が進みつつあります。
当市では、市民の皆様からのご要望やご意見は、行政の業務改善につながる貴重な機会として捉えております。
一方で、常識の範囲を超えた要求や言動のほか、職員の人格の否定や尊厳を傷つける言動も一部ありました。
今回の基本方針は、職員が安心して働ける職場環境を確保し、より良い行政サービスを提供するため策定するものです。
市民の皆様と職員が互いに尊重し合い、思いやりある対応で、円滑な手続きと快適な窓口対応が実現できるよう、ご理解とご協力をお願いいたします。
次に、市民と市長との対話集会「スマイルミーティング」の開催についてご説明いたします。
資料ナンバー2をご覧ください。
4月から、私が市内各地に出向き、広く市民の皆さんと市政やまちづくりなどについて意見交換を行う「スマイルミーティング」を開催いたします。
参加いただく皆さんのご意見やご提案をこれからの市政運営にいかすとともに、自由闊達な意見交換を通じて、市長である私自身についても知っていただき、より良い信頼関係を築いていきたいと考えております。
初回の開催は4月20日の大島区を予定しており、これ以降10月までの間に、13区及び合併前上越市内3か所の計16か所で開催いたします。
5月までの開催日程は資料に記載のとおりであり、6月以降の日程につきましては、決定次第、順次広報上越や市ホームページなどでお知らせいたします。
事前の参加申し込みは不要で、どなたでもお気軽にご参加いただけますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
最後に、4月3日(金曜日)から、第101回高田城址公園観桜会が開幕いたします。
第101回目となる今年は、次の100年に向けて歩みを進める観桜会として、上越観光コンベンション協会、上越商工会議所の皆さんと連携し、より一層魅力ある催しとなるよう取り組んでまいります。
主な催しといたしましては、オープニング花火の打ち上げや「さくらロード」のライトアップ、屋台の出店に加え、昨年ご好評いただいた「調査木のプロジェクションマッピング」、儀明川沿いに咲く小彼岸桜のライトアップなどの実施を予定しております。
春の訪れを感じながら、当市の自然と歴史を満喫していただける絶好の機会でありますので、多くの皆様から足を運んでいただきたいと考えております。
私からは、以上です。
(記者)
本年度の振り返りと、来年度の抱負をお願いします。
(市長)
私が市長に就任させていただきましたのは11月の初めでしたので、それから4カ月、個人的には極めて生活も激変しましたし、大変慌ただしい時期であったと思っております。
その間、先ほど申し上げましたが、市の職員からいろいろと意見を聞き、また市民の皆様からいろいろなご要望ご意見いただいて、私なりに全力を尽くして市政を進めてきたつもりです。
新年度につきましては、議会で予算を通していただきました。タイミングの関係でできないものもありますが、私が公約の中で申し上げました「笑顔あふれる」、「産業いきいき」、「こどもと家族を真ん中に」、「多様な学び」、それらを具体的にできる限り、例えば多世代交流プレイスですとか、それから公共トイレを綺麗にするとかですね、観光については「Meet Japan in Joetsu」という新しいキャッチフレーズのもとに推進していく等々、それらを予算に入れましたので、それを着実にスピーディーに実行していきたいと思っております。
(記者)
カスタマーハラスメント対策でお尋ねしたいのですが、各市でこういった動きが出ております。
糸魚川も4月以降にやるという話をしておりました。
上越市の対策なのですが、以前木田庁舎では、電話の録音をする云々という話があったかと思うのですが、具体的にはいつから始めるのかということと、他市でもうすでにやっている、妙高市は既にやっているのですが、他の、県内でやっているような動きを把握されていたら教えてください。
(財務部長)
カスタマーハラスメント対策の電話録音機導入についてです。
導入は新年度予算で計上しておりますので、具体的に各電話に設置されるのは、4月1日とはいきませんで、発注手続きや設備の導入がありますので、数カ月後ということになります。
具体的な日にちなどは、まだ決定しておりません。
なるべく早く入れたいというふうに思っております。
他市の状況につきましては、特段私どもが他市の状況について把握をして、それと比較しているということはありませんので、上越市としてこの装置を導入し、一連のカスタマーハラスメント対策の一助としたいと考えております。
ちなみに、電話通話録音装置の導入は、木田庁舎をまず最初に行います。
その他の総合事務所等につきましては、順次導入していく予定です。
今年度は木田庁舎です。
(記者)
2点お伺いします。
まず、経済情勢なのですが、イラン情勢に伴って燃料をはじめあらゆるものが高騰するという情勢です。
市民生活にも間違いなく影響が出ておりますが、市内の中小企業、例えば石油由来の原料の調達が難しくなるであるとか、すでに大手のメーカーは、石油由来原料からできた製品の値上げを行っておりますので、中小企業、非常に調達難も出てくるかと思いますし、また、ガソリン、重油、灯油と非常に高騰してきておりますので、漁業、農業等にも影響が出るかと思われます。
市独自の中小企業対策等を考えておられるか、また、今のイラン情勢をどのように見ておられるか、市長のご見解をお伺いしたいと思います。
(市長)
ガソリン等の価格上昇につきましては、市民生活に不可欠ですから、その影響が多く懸念されております。ただ、ガソリンにつきましてはご承知のとおり、政府も昨日あたりから補助金をかなり出しておりますので、価格は下がってくるのではないかと思っています。
それからもちろん、ガソリンだけではなくて重油とか灯油、それらを使っておられる企業については、今、市でヒアリングを行っております。
私が承知している限りでは、特に今大きく困っているという企業はないというふうに承知しております。もちろん、今後、この状況が続けば、大きな影響が生じてきますから、それを見ながら、市として必要なことは、また考えていくということです。
イラン情勢については、個人的な見解ということで、別に市長としての見解ということではないのですが、個人としては、少なくとも早く戦闘状態が終わってくれることを期待していますが、ただそのあとどれだけ、イラン国内、あるいは中東全体で混乱が続くのか、これはなかなかまだ見通せないという状況だと思いますので、エネルギーの供給について申し上げれば、今IEAの石油備蓄の協調放出も始まっていますので、それらを日本も含めて、できる限りの対応していくことが必要だと思っています。
(記者)
昨日、上越地域医療構想調整会議が開かれまして、県立中央病院、それから上越総合病院を、それぞれ「中核病院」であるとか、「新地ケア病院」という名称で発表され、機能分担をした上で、一体的に運用するという話がありました。
それから上越地域医療センター病院についても、病床数の減床検討ということでお話があったところです。
中核病院構想に関して、市長は1月には花角知事にも「早くロードマップを示して欲しい」ということで妙高市長、糸魚川市長とともに要請をされましたが、こういう形で年度末ですが示されたことについて所感をお願いいたします。
(市長)
昨日、調整会議において今後の中期再編に向けた全体像、ロードマップが合意されたということです。これは1月26日に、私が妙高市長、糸魚川市長と知事に面会をして要望を踏まえた、それを踏まえた内容となっておりますので評価しております。
今後、市として何をやっていくかということですが、まず上越地域の住民の方にきちっと理解をしていただく必要があると考えておりますので、県や、糸魚川市、妙高市と連携・協力して、早いタイミングで皆様に説明する機会を設けたいと思っています。
それから今後につきましては、まさにロードマップに沿って、再編の具体化に向けた取り組みを進めていかないといけないと思っております。
今おっしゃられたように、例えば新中核病院と、新しい地ケア病院の一体的運営をどうやって構築していくか、それからその上に立って新病院の建設ですね。
これは新中核病院の機能をどういうふうにするのか、その強化。とりあえずは施設を更新していくわけですが、その先には、私どもとしては新しい病院を、建物を全部作っていくということを考えております。それについては、県も合意されていると思っております。
それで進めていくということですが、また医療センター病院につきましても、これまでもいろいろ申しておりますが、さらに経営を改善していく、それを見ながら、早期に新しい建物を改築するということで進めていきたいと思いますし、それから質問にはなかったかもしれませんが、県立柿崎病院、これについては入院患者数の減少ですとか稼働率の低下等を踏まえれば、規模を見直すという方向はやむを得ないものだと思います。それが合意されたと承知をしております。
これも先ほど申し上げたことですが、やはりそれを進めるにしても、地域の住民に丁寧に説明を県からもしていただきたいと思いますし、それについては、市からも要請していきたいと思っています。
(記者)
昨日の会議の席上でも出ましたが、例えば新中核病院で急性期医療を受けて、落ち着いたら、今度は新地ケア病院に転院をして、さらにそこで回復してご自宅に戻られる方もおられれば、そのあとまた地域医療センター病院のような地ケア病院に移って療養される方もいると。
患者側からすれば、何度か転院を余儀なくされるというような状況なわけですが、ここについて、先ほど市民の方への説明ということもありましたが、市民からは、不安感であるとか、その辺については改善してもらえないのかというような意見は容易に予想されるわけですが、その辺もやはりしっかり説明されていくということでよろしいでしょうか。
(市長)
そうですね。基本的にこの再編をしたために医療の水準が下がる、不便になるということは避けたいといいますか、それを避けなければ意味がないわけですから、これまで以上にきちっと高度医療なりができる体制を作るということが目的ですので、そこは十分に説明をしますし、もちろん実態的にそういうレベルで全部の体制を整えるということだと思いますし、あるいはいろんな移動手段とか、それはまた、今後考えていく必要があると思っています。
(記者)
関連して、2つの病院で中核と地ケアを役割分担するというような方向性については、市長としての評価というか、どのようにお考えでしょうか。
(市長)
先ほど少し申し上げましたが、それは私ども、今まで考えていたことですし、その方向は正しいといいますか、それで進めるべきだと思っております。
(記者)
市長がこれまで県に要請していたことが反映されたという認識でよろしいですか。
(市長)
そうですね。
(記者)
その中で、地域医療センターの病床数について、現行の197から150への減少を検討していくというような文言があったのですが、これについて市としては何か対応するとか、どのようにするかというところはいかがでしょうか。
(市長)
基本的には病床数、どれだけ需要があるか、それを反映して対応していくということだと思いますが、もし付け加えていただくことがあれば、ありますか。
(健康福祉部長)
センター病院の病床数につきましては、今後の患者数あるいは病床の利用率等を踏まえながら、来年度の基本計画の中で、他の病院の病床率と病床数との調整等も図りながら進めていきたいというふうに考えておりますので、197から150の減床を検討するということですが、どの程度、どのタイミングでそれを進めていくかということについては、基本計画の見直しの中でしっかり整理していきたいと考えております。
(記者)
市としては「150ありき」ということではなくて、市として検証というか状況を見て判断するということでしょうか。
(健康福祉部長)
おっしゃるとおりで、「150ありき」ということではありません。
現時点で197は必要だと思っておりますが、繰り返しになりますが、今後の状況の変化を踏まえた中で、何床にしていくかということについて検討してまいりたいと考えております。
(記者)
それは上半期に作るという基本計画の見直しのところには反映していくということでしょうか。
(健康福祉部長)
はい。基本計画の中で、しっかりとそこは整理してまいりたいと考えております。
(記者)
初めての当初予算を作成して、初めての議会だったのですが、この予算に対しての議会からの反応というか、議論の中での感想というのはいかがでしたでしょうか。
(市長)
いろいろなご提案もいただきましたし、もちろん提出した議案に反対された議員の方もおられますが、私の解釈としては、いずれも前向きな市政を良くしていこうという方向から、いろんなご提案をいただいたものと思っています。
(記者)
労災病院が3月31日で閉院します。70年近く地域医療に発展してきた大事な病院だったと思うのですが、コメントをいただけますか。
(市長)
これまで地域に貢献していただいたということですが、まさに今の上越地域の医療再編の中で、機能が見直されたといいますか、ここで役目を終わっていただくということで、それは経営主体のいろんな考え等もあったと思いますので、それを尊重してということだと思いますが、いずれにしてもこれまで地域に大変な医療で貢献していただいたことは感謝しております。
今後は、新しい環境の中で、先ほど申し上げたとおりですが、住民に不便がかからないように、さらに質が向上していくような医療体制、医療圏を作っていくのが市の仕事だと思っています。
(記者)
ご自身が労災病院にかかったことがあって、何か「こういう思い出がある」というのはありますか。
(市長)
私はあまりこちらに住んでいなかったので、労災病院でお世話になったことはないです。
(記者)
跡地については、機構の方が現在検討中というふうに聞いているのですが、市長としてはどのように検討していくというか、進めていくお考えでしょうか。
(市長)
それはまだ団体の方で検討されているということですので、それを踏まえながら、市として相談されるべきことがあれば、相談させていただきたいと思いますが。
(記者)
あくまで、まず機構の方でお考えになった後での対応ということでしょうか。
(健康福祉部長)
基本的に所有者である労安機構(労働者健康安全機構)においては、「有償での譲渡」ということがあります。
この間、市といたしましても、県とも連携を図りながら利活用について検討した結果については、非常に多額の経費がかかるということと、施設の規模あるいは老朽化等を踏まえ、「市として利活用はしない」ということで、労安機構にはお答えをさせていただいています。
その後、労安機構の方で、「民間への売り払い」ということで手続きを進めているということまでは、今承知をしているところですが、今後、その動向については注視してまいりたいと考えています。
(記者)
スマイルミーティングなのですが、これは市長の公約というか、その笑顔というか、そういうところからネーミングをつけられて、基本的には全部の区というか、地域でやっていくということでよろしいですか。
(市長)
はい、そうですね。
ネーミングも部内でいろいろアイデアをいただいて考えたのですが、それがいいかなと。公約で申し上げたというか、いろいろなチャンネルを通じて、市民の皆さんの意見を伺う、あるいはこちらからも発信するということの、まさに一環としてやりたいと思います。
(記者)
基本的には年に1回、市内全域でやっていくというような、今お考えでいらっしゃるのでしょうか。
(市長)
特にはっきりしたスケジュールは持ってないですが、できるだけ頻繁に、年に1回ということに限る必要はないと思っています。
(記者)
明日にも、令和8年度の暫定予算案が閣議決定される見通しだというふうに報じられております。あえて伺いますが、市の令和8年度の予算案の執行には影響ないと考えてよいでしょうか。
(市長)
これは前にもお答えしたと思いますが、それほど大きな影響はないのではないかと思っています。ただ、予算が成立しない場合、例えば国の補助を受けて実施する事業は補助決定がなされずに事業の実施が遅れるとか、4月に交付される普通交付税の交付が遅れるなど多少の影響はあるかと思いますが、いずれにしても11日間ですよね。
ですから、あとは国の方できちっと、その間に自治体で必要な予算措置を配慮してもらえばいいかと思っています。