小川未明は、明治15年(1882年)4月7日に新潟県中頸城郡高城村大字五分一(現上越市幸町)で生まれました。明治34年(1901年)に東京専門学校(現早稲田大学)に入学、在学中に坪内逍遥に才能を見出され、明治37年(1904年)に小説家デビューを果たしました。やがて未明は独自の作風で小説家として文壇で名をあげますが、のちに童話にこそ自らの天分があると思い定め、大正15年(1926年)に「今後を童話作家に」(「東京日日新聞」)を発表、童話の道に専心します。50年以上の作家人生で世に送り出した童話は1200編を超えており、童話のために生き、童話にささげた生涯でした。
本展覧会では、未明の自筆原稿や書籍、当時の写真、未明の愛用品などを展示し、「日本近代童話の父」といわれる小川未明の生涯について童話作品を中心に紹介します。
令和7年(2025年)10月4日(土曜日)から12月14日(日曜日)まで
午前10時から午後6時
月曜日(祝日の場合は翌日)、第3木曜日
小川未明文学館 市民ギャラリー
無料
大正から昭和時代にかけての約10年間の未明童話の足跡をたどりながら、小川未明における1920年代がいかに豊饒で変化のはげしい時期であったかを考えます。
浜田広助の生涯について紹介します。
未明ボランティアネットワークの協力により、子どもから大人まで楽しめる未明童話のおはなし会を行います。